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2018年03月17日12:43

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米朝会談の報道は内容が捩じれていて本当のところが不明

米朝首脳会談が早期に実現の見通しになったら、なぜか対北対話派のテイラーソンが電撃解任になった。

このあたり、アメリカの対北政策が錯綜していて大変興味深い。

今月前半にメディアに出ていた米朝会談関連情報だと

テイラーソン : 対話派、対話は慎重に進めるべきでまだ具体的な見通しは立っていない。

トランプ : 強硬派、早期に平壌で実現させる。



つまり対北強硬派で、これまで会談を持つ意思を示して来なかったトランプが、平壌での早期の元首当人の会談をやると発言し、逆に対話する方針でずっとやってきていたテイラーソンは、いやいやトップ会談は慎重に手(パー)と押さえていた。

興味深いのは、グリントンがトップ会談に反対と取れる発言をしていたことで、北朝鮮は難しい相手なので、素人が軽々しく交渉すると失敗すると警告している。暗に交渉は民主党がやるからトランプは口出しするなと言っている感触だった。



昨年前半の北朝鮮は絶好調で弾道ミサイルバンバン撃ち放題だったが、9月末に、アメリカは対北制裁を強化する旨を習近平国家主席に通知し、翌週から国際情勢は北朝鮮不利となって、日本の出先機関の傀儡であった小池の支持率が急落して衆院選は自民が大勝した。

そのまま北は勢力衰退し、燃料不足で冬を越えられなくて核放棄に至るかと思ったが、年末あたりからロシアが北を支援し始め、ロシアが制裁破りしたのを見て中国もそれに続いたので、対北経済制裁は事実上無効化した。

年が明けて平昌五輪では、正恩の実妹与正がロイヤル外交を展開し、韓国の文大統領は金一族の軍門に下った様相となった。

与正はもちろん文とだけ話したわけではないだろう。なので平昌五輪明けから急激に北がアゲてきてあちこちでサイバー攻撃をやるようになり、日本では朝鮮派閥の公明や二階派や進次郎周辺が急速に権力を増し、とっくに終わったと思われていた森友問題が蒸し返しになった。



五輪明けからの倒閣運動の首謀者が左翼ではなく右翼朝鮮派閥なのは、辻元の「財務省は二階幹事長の顔に泥を塗った!」という謎の二階ヨイショや、進次郎の「今こそ野党はひとつにまとまるべき」という左右(南北)統合論に現れている。

今年の倒閣運動(去年の小池旋風もだが)は右翼朝鮮派閥主導なので、公明の山口代表の発言力が急速に高まっていたし、自民内では朝鮮系に顔が効く二階幹事長の顔色伺いが増えていた。

この流れだとまずは首相の片腕である麻生のクビが取られ、友好派閥の協力を失った安倍派は総裁選で再選を果たせず、親中朝派のボスが総裁になって、改憲と消費税増税は先送りになるのではないかと思える。



それがテイラーソン解任前までの状況で、3/13にアメリカでテイラーソンが解任され、後任にCIA長官でイランの専門家のポンペイオが国務長官に入り、CIA長官には副長官だったジーナ・ ハスペルが入ったことにより国際情勢は急転する。
(ジーナ・ ハスペルは、テロリストを水責めで拷問したと噂されている水責めの女王として有名なタカ派)

この人事からすると、トランプはイラン攻撃する気満々に見える。
なぜトランプがイラン攻撃したいかだが、それはシリア情勢と密接に関係している。

近年のシリアはISが蹂躙していたが、昨年でIS掃討宣言が出された。
しかしIS掃討の背景には、ロシアがアサド政権に軍事援助したり、ムスリムの皮を被ったグローバリストであるISをイランが攻撃した結果によるIS掃討なので、アメリカはIS掃討後のシリアにコミット出来ていない。
このままだとシリアを起点として中東をロシアに押さえられてしまい、何十年も反米的なイランの勢力も増してしまう。

伝統的反米国家であるイランがシリアに介入することを阻止するために、米軍はシリアのイラン勢力を攻撃して排除し、再び越境してくることがないようにイラン本国も攻撃するという建前にすれば、ついでに他の軍事勢力も吹き飛ばしてシリアに親米政権を立てる運びに出来なくもない。

つまりロシアの中東覇権を阻止するために、イランをダシに使うのではないかということ。 アメリカがそういうつもりでいるならば、朝鮮半島で戦争をやっている場合ではない。



シリアに押し出しているのはロシアで、北朝鮮を援助しているのもロシアだから、中東でロシアの利権を潰してロシアを弱体化させれば、芋づる式に極東でのロシア勢力も弱まり、北は後ろ盾を失って自然と弱体化する一石二鳥になる可能性はかなりある。

であるならば、半島でアメリカは軍事作戦をやらないから、正恩と近平も軍を動かすなという確約を早期に取る方が得策という判断にもなる。

そう考えると、テイラーソンとクリントンが早期の米朝首脳会談を阻止しようとし、トランプは早期に会談しようとしている意図の辻褄が合ってくる。



テイラーソン解任によって日本の朝鮮派閥も勢いを失ったのは明白で、森友の公文書書き換えは当事者の問題であって政権の指示ではないと証明されつつある。

公明や自民内朝鮮派閥が敵対的ならば、与党の中からならばいくらでも微妙に辻褄が合わない公文書は拾ってこれるので、五月雨式にそういうブツを出しつづけて安倍辞めろコールを続ければ倒閣出来る可能性はかなり高いが、倒閣したところでアメリカの意向に沿わなければ潰されてしまう。

公明 & 自民内朝鮮派閥 + 便乗左翼親韓派がアゲアゲでいられたのは、あくまでも北朝鮮に勢いがあるからで、北アゲの根拠であるロシアの後ろ盾がアメリカの中東進攻で怪しくなるならば、ロシア勢力縮小 → 北サゲ → 公明 & 自民内朝鮮派閥の権力低下 → 便乗左翼の倒閣運動は不発 という流れになる。

その証左として、ほんの一週前に野党統合論を述べていた進次郎が「自民と官僚は切っても切れない縁」発言をし、民進がその発言に反発した。
進次郎による左右野党統合計画はもうポシャった。



結果的には昨年の衆院選に続き、二度の北朝鮮による日本への政治侵攻をトランプに救ってもらった形になる。

トランプは別に善意でやっているわけではないが、アメリカの敵を叩いて使える同盟国は活かす選択をして行くと結果的にはそうなる。

アメリカの大統領がクリントンだったら、日本は普通に朝鮮派閥に主権を獲られていただろう。


■河野氏、ティラーソン氏ねぎらう=対北朝鮮の「レール敷いた」
(時事通信社 - 03月17日 11:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5031072
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