■山行概要
◆【奥多摩】
愛宕山(584m)⇒三室山(647m)⇒高峰山(755m)⇒日の出山(902m)
◆2017/2/25(土)快晴、気温4℃、全備重量15.2kg
◆所要時間7:50(コースタイム4:25)、累積標高差731m、歩行距離11.7km
◆7:11/JR青梅線二俣尾駅(標高221m)着⇒7:30/愛宕神社登山口⇒8:15/登山開始
⇒9:15/奥の院(愛宕山/標高584m)登頂、ここで9:30まで小休止⇒9:50/三室山
(標高647m)登頂、ここで9:55まで小休止⇒10:10/梅野木峠⇒10:30/高峰山(標高
755m)登頂⇒11:15/日の出山(標高902m)登頂、ここでお昼休憩⇒13:25/下山開始
⇒13:50/顎掛岩(標高654m)⇒14:15/滝本不動尊、ここで14:25まで小休止⇒15:00
/つるつる温泉に下山
２年ぶりに奥多摩の日の出山に行ってきました。
ちなみに前回の様子はこちら↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1938873576&owner_id=5956264
少し近況をば。
今年は娘が中学受験だったんですね。なので前回、1月の上旬に南高尾山稜の周回に行ってからしばらくは山はお休み。2月1週目、受験シーズンに突入。かみさんも自分も仕事休んで付き添いとか手続きとか。終わってやれやれ、と一息つく間もなく今度は病院へ。実は娘氏、2年くらい前に脊椎側弯症が発覚、成長に伴いあれよあれよと言う間に背骨が捻じれ、ついにオペ適用になったんだけど、受験が終わるまで延期にしてました。終わったので即準備に取り掛かります。
週1ペースで輸血のための自己血貯血をしに病院へ。3回やって1.2L貯血する。あと、脊椎造影の検査入院とか。週末は入学の手続きとか制服の採寸とか、家族・親族のイベントで全て予定が埋まる。2月は受験と病院でかなりの日数、会社を休まなければならず、しかも1月末で一人メンバーが退職したため、一番忙しい時期に人数が減ってしかも休みで実働日数が減る、という最悪のパターンに発展。仕事量は変わらないので、普段の日の仕事量が普段の7割増しくらいに膨れ上がる。でも週末は全て家の用が入っているためリフレッシュも出来ない。
年始からそんな感じの厳しい日々が続いたのですが、2月下旬に1日だけ自由時間をゲットすることができました。入院の2日前、オペの4日前です。この最終週の週末は、何かあるとオペができなくなるため、娘は家で安静に。家族もどこにも出かけないことになりました。日曜は実家と家族行事があるため、実質土曜日の1日だけ。
自分に何か起こっても行けないので、山は険しい所はダメ、ハイキングレベルならOKとかみさんから許可が出る。肉体的には家でゆっくりしていた方が楽なんだけど、それだと脳みそがリフレッシュされない。前回の山行が前月月初だったので、今回の日程だとほぼ2ヵ月間が空いてしまったことになる。もうね、完全に山エキスが枯渇。
近場で日帰りで危なくなくてそこそこ歩き応えがある山。
「そうだ、日の出山に行こう！そしてつるつる温泉に行こう！」
最初は丹沢にしようかとも思っていたのですが、やはり下山して温泉浸かってそのまま飲むとなると、日の出山つるつる温泉コースの方に分がある。今回は元々一人で行く予定だったのですが最終、OG原さんが参加表明をしまして2名山行となりました。ルートは2年前と全く同じ。御岳側からではなく、二俣尾で降りて愛宕尾根を上っていく縦走ルートですぜ。
さーて、ようやく本題ですね。
んでもって当日。朝は7時過ぎに青梅線の二俣尾駅に集合。即移動開始して、登山口手前のコンビニで朝ごはん。色々と身支度をして8時過ぎ、登山開始。いい天気だ。寒いけど快晴！前回の南高尾山稜は途中から雨にやられましたからな、やはし晴天の山行は値千金ですよ。
程なくして最初のピーク、愛宕山に登頂。実は前回、奥の院がそうなのかと思っていたのですが、今回奥の院の境内を散策するとちゃんと山頂の証がありました。前回と同じルートだけど、新しい発見その�，任后�
2年前の同時期(と言っても今回より2週間も前の日程ですが)に来た時は、奥の院の境内は雪で真っ白でした。今回ここまで着雪は無し。この先も雪は無いかも知れないなあ。小休止を切り上げ、2つ目のピーク三室山を目指します。ここまですれ違いも追い越しもゼロ。つまり誰にも遭遇していない。こんないい天気で雪も無いのに、意外と人が来ないものなんですねえ。
そんなこんなで三室山に登頂。ここでようやく他の登山客に遭遇する。しばしの小休止を挟み、移動開始。梅野木峠で一旦林道をまたぎ、電波塔の横をパスして再び登山道へ。ここも着雪は無し。前回はこの辺りから完全に雪道になっていた。地図だとここから先、道が二股になってて右側に高峰山ってのがあるんだけど、前回この分岐が見つけられずに左側の巻き道を通ったのでした。今回、再度探索です。結論から言うと、地図のようにY字型の分岐ではなく、いったん尾根までUターンする小道がありました。で、尾根の上を行くとちゃんとありました、高峰山！本日3つ目のピークに登頂です。新しい発見その�◆�
巻き道と合流してしばらく急登を登ると日の出山に登頂！前回来た時はこの辺りから凍結が始まり、階段状のルートが氷でツルツルになっていてアイゼン無しでは厳しい状態だったんだよね。山頂近辺は相変わらず工事をしております。途中ほとんど人には会いませんでしたが山頂は流石に人がいる。ベンチは全て埋まってる。みんな御岳の方から来たのかな？四阿から出発しそうな2人組がいたので、出ると同時に席を確保する。さて、飯にしますか、と準備に取り掛かり、コッヘルを開けてあらビックリ！
「ない！バーナーが！無い！」
ああ、何てことだ！コッヘルの中にはガスボンベしか入ってない。前日も仕事が忙しくて山行前なのに帰宅は23時過ぎ。慌てて支度して2時間ほど仮眠して今に至るのですが、山を始めて丸6年、こんな重大な忘れ物をしたのは今回初めてですよ。コッヘルは豆缶が入るサイズとレギュラー缶が入るサイズの2種類を使い分けてるのですが、バーナーを入れ替えるのを忘れてしまった！一応山専ボトルにお湯はあるんだけど、今日はラーメン作ろうと思って色々持ってきたのです。ネギとか卵とか鳥のささ身肉とか。麺も袋麺だし、確実に加熱が必要。カップ麺やリフィルなら山専ボトルで事足りるのですが・・・。
仕方ないのでOG原さんが作るの終わるまで待つことに。OG原さんは鍋焼きうどんの天ぷら載せ。自分はその間、山頂を散策して写真撮影など。
「終わったよー！」
バーナーを借ります。OG原さんのバーナーも自分と同じREVO-3700。てか、だーたかさんもくりぼうさんもうちの弟君も皆EPIのREVO-3700です。数えてみると、うけもち登山部はREVO-3700ユーザー6人もいますね。山雑誌とかだとEPIってなぜかあまり評価されてないんだけど、なんでだろ？といっつも不思議に思う。特にこのREVO-3700は小型軽量コンパクト、大火力なのにとろ火も出来て風にも強く頑丈なゴトクで重い鍋もOKと、値段が張る以外は最高性能のバーナーだと思うんですよね。
そんなこんなで山ラーメンを作りますよ。お湯を沸かして二つに折った麺を入れる(定番のサッポロ一番しょうゆ味)。結構風が強くて手が冷えるので、薄手のインナーグローブをはめていると、お湯が吹きこぼれてしまった！慌てて火を弱くしようとしたら、あーあ、やっちゃった。バーナーからボンベまで吹きこぼれでベチャベチャです。そしてインナーグローブもベチャベチャです。濡れて逆に冷えるので直ぐにグローブを外す。バーナーとボンベを掃除しようと思ったら、いつもは持ってきているウェットティッシュも今回忘れたようです。忘れ物だけでなく、何か今日は調子悪い。仕方ないのでキッチンペーパーを濡らしてフキフキする。
バーナーをOG原さんに返却。再びお湯を沸かしてOG原さん持参の雪だるま徳利で日本酒を熱燗に。チビチビ飲みながら景色を眺め、しばしまったりタイム。すると無線にコールが入った。カラヤさんからだ。
ここ日の出山の山頂は本当に見晴らしがよい。ってことは眼下に見える市街地まで遮蔽物がないので電波が届くはず。なので今回も山頂から八王子のカラヤさん宅の固定局と、自分のハンディー機でQSO試験をやろうと思ってました。ら、あっさり繋がった。RSレポートは4-5くらい。カラヤさんが20Wでこれだから、こちらの5Wのハンディーだと先方は2-2くらいだろうか？ﾖﾝｻﾝﾏﾙでQSOのあと、ﾂｰﾒｰﾀｰに切り替える。実はﾂｰﾒｰﾀｰでQSO成功したのって今回初めてなのです。いつもなぜか電波状態が悪くて、ﾂｰﾒｰﾀｰは全然ダメ。今回どちらのバンドも繋がったので、これは成果！
せっかくなので、OG原さんもQSOに参加してもらう。その間、自分はコーヒーを淹れる。カップを持ったまま電波状態のよい場所を探し、話しながら山頂をウロウロ(右手に無線機・左手にコーヒーの入ったマグカップ)してたら、段差を踏み外してせっかくのコーヒーをぶちまけてしまった。自分の左足に。ダメだ、やっぱり今日は何か調子悪い。
さすがに2時間以上山頂に滞在してたら寒くなってきた。着いた時は沢山いた人だかりも今はまばらだ。そろそろ降りるか。
下山後はそのままつるつる温泉に直行。もっと混雑しているかと思ったが、ここも意外と空いておりゆったりと温泉に浸かる。温まった後はお食事処に移動してビールやら地酒やら飲みモードに。いやー、ホント下山⇒温泉⇒ビールのコンボに勝てる組み合わせはそうそうないんじゃないだろうか、と思う。飲み食いした後はお休み処で1時間程お昼寝。気づけばもう18時過ぎや。チューチュートレインみたいなバスで武蔵五日市に出て、帰路につく。
約2ヶ月ぶりの山歩きは途中トラブルもありましたが、晴天に恵まれ、さほど混んでもおらず無線も出来て温泉にも入れて酒も飲めて、最高の1日を過ごせました。
■写真解説
�〇劃困両擇砲董�
�∋劃困�らの眺望。天気がいいので良く見えます！
�Ｋ浸拡嗅＿茲�15話に出てくる雪だるまの徳利で熱燗をいただきます！これ、調べたら小倉陶器の「YUKIMISAKE とっくりセット」っていうやつらしいですね。お風呂に浸かってるみたいでカワイイよね！
ログインしてコメントを確認・投稿する