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2015年06月23日16:02
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【解説】ランボルギーニ・カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレ(１９８５〜１９８８)
カウンタックＬＰ４００(１９７４〜１９７８)
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カウンタックＬＰ４００Ｓ(１９７８〜１９８２)
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カウンタックＬＰ５０００Ｓ(１９８２〜１９８５)
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続いては人気の高いＬＰ５０００クワトロバルボーレです。
パトリック・ミムランはカウンタックＬＰ５０００Ｓの発表後も改良の手を緩めませんでした。
１９８５年、フェラーリの新しいフラッグシップモデル『テスタロッサ』に対抗する形で同時に発表されたモデルが、シリーズ最強のスペックを誇るカウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレです。
カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレ
最も大きな変更が加えられたのはエンジンです。
テスタロッサに搭載された３９０ｐｓを発生する１８０°Ｖ型１２気筒ＤＯＨＣ４８バルブエンジンに対抗するため、大幅な出力アップが図られました。
既にストロークアップの限界に達していたエンジンは、シリンダーブロックをそのままにスペーサーを追加することで更にストロークアップ。
これにより７５．０ｍｍのストロークを得たことで総排気量は５１６７ｃｃまで拡大、そのうえで『クワトロバルボーレ』のネーミングの通り、気筒辺り４バルブのシリンダーヘッドを採用、キャブレターはこれまでのサイドドラフトタイプから同じウェーバー製の４４ＤＣＮＦダウンドラフトキャブ６基へ変更され、最高出力４５５ｐｓ／７０００ｒｐｍ、最大トルク５１．０ｋｇｍ／５２００ｒｐｍというカウンタック量産モデル史上最高のスペックを獲得しました。
ダウンドラフトキャブの採用によりエンジンフードの形状が変更されたため、元々見えなかった後方視界は絶望的なものとなりました。
シャシー性能の面でも見直しが図られ、サスペンションのセッティング変更と共にホイールベースが２５００ｍｍまで延長されフロントのトレッドを拡大、併せてフロントタイヤが２０５幅から２２５幅へ太くなり、全体的なバランスが見直されています。
ＬＰ５０００クワトロバルボーレは生産時期によって３タイプに分かれています。
１９８５年から８６年中盤まで生産された前期型は、前後のフードにカーボンケブラー製パネルを採用するなど、ＱＶの中で最も軽量なモデルとなっており、当時のカタログスペックであった最高速２９５ｋｍ／ｈという数字もほぼ達成しています。
８６年中盤から８７年まで生産された中期型ではフード類がケブラーからアルミパネルへ戻され、インテリアでは空調関係やライトスイッチの変更、各部デザインの変更が施され、室内空間も僅かに拡大されています。
また、サスペンションセッティングが見直され、より安定志向なものへ変化しています。
ヨーロッパ仕様ながらインジェクションユニットを搭載した後期型クワトロバルボーレ
後期型ではスリット付きのサイドスカートが設定され、インテリアではオートエアコンやバイザーの追加などによって快適性が向上しています。
このクワトロバルボーレからメーカーオプションとしてＫジェトロニックを採用したインジェクション仕様のエンジンが用意されました。
このエンジンは専用のインテークマニホールドを採用したため、エンジンフードの形状がキャブレター仕様と異なっています。
パワースペックはキャブレターモデルより若干低い４２６ｐｓとなっており、出力低下に合わせてキャブレターモデルよりもローギヤード化されたギヤレシオを採用し、加速性能の低下を補っています。
クワトロバルボーレに限らず、北米仕様のカウンタックは地域によってさまざまなスタイルを持っていますが、このころから大きく張り出した５マイルバンパーやリヤガーニッシュなど、ヨーロッパ仕様にはない独特なディテールを持っていました。
４２６ｐｓのインジェクションエンジンは主に排出ガス規制の厳しい北米市場向けに生産されたため、ほとんどの個体がインジェクションエンジンとなっているようです。
カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレは６３２台が生産されました。
ランボルギーニ・カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレ 車両諸元
全長：４１４０ｍｍ
全幅：２０００ｍｍ
全高：１０７０ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５３６／１６０６ｍｍ
車重：１４９０ｋｇ
エンジン形式：水冷６０°Ｖ型１２気筒ＤＯＨＣ４８バルブ
ボア×ストローク：８５．５×７５ｍｍ
総排気量：５１６７ｃｃ
圧縮比：９．５
燃料供給装置：ウェーバー４４ＤＣＮＦ×６
最高出力：４５５ｐｓ／７０００ｒｐｍ
最大トルク：５１．０ｋｇｍ／５２００ｒｐｍ
燃料タンク：１２０リットル(６０×２)
トランスミッション：５速マニュアル
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�■院ィ僑横�
��１．０８６
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�ィ亜ィ沓娃�
Ｒ：１．９６０
最終減速比：４．０９０
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式：前後ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ形式：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ(Ｆ／Ｒ)：８．５Ｊ×１５／１２．０Ｊ×１５
タイヤサイズ(Ｆ／Ｒ)：２２５／５０ＶＲ１５ ／ ３４５／３５ＶＲ１５ ピレリＰ７Ｒ
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カウンタックＬＰ４００Ｓ(１９７８〜１９８２)
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カウンタックＬＰ５０００Ｓ(１９８２〜１９８５)
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続いては人気の高いＬＰ５０００クワトロバルボーレです。
パトリック・ミムランはカウンタックＬＰ５０００Ｓの発表後も改良の手を緩めませんでした。
１９８５年、フェラーリの新しいフラッグシップモデル『テスタロッサ』に対抗する形で同時に発表されたモデルが、シリーズ最強のスペックを誇るカウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレです。
カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレ
最も大きな変更が加えられたのはエンジンです。
テスタロッサに搭載された３９０ｐｓを発生する１８０°Ｖ型１２気筒ＤＯＨＣ４８バルブエンジンに対抗するため、大幅な出力アップが図られました。
既にストロークアップの限界に達していたエンジンは、シリンダーブロックをそのままにスペーサーを追加することで更にストロークアップ。
これにより７５．０ｍｍのストロークを得たことで総排気量は５１６７ｃｃまで拡大、そのうえで『クワトロバルボーレ』のネーミングの通り、気筒辺り４バルブのシリンダーヘッドを採用、キャブレターはこれまでのサイドドラフトタイプから同じウェーバー製の４４ＤＣＮＦダウンドラフトキャブ６基へ変更され、最高出力４５５ｐｓ／７０００ｒｐｍ、最大トルク５１．０ｋｇｍ／５２００ｒｐｍというカウンタック量産モデル史上最高のスペックを獲得しました。
ダウンドラフトキャブの採用によりエンジンフードの形状が変更されたため、元々見えなかった後方視界は絶望的なものとなりました。
シャシー性能の面でも見直しが図られ、サスペンションのセッティング変更と共にホイールベースが２５００ｍｍまで延長されフロントのトレッドを拡大、併せてフロントタイヤが２０５幅から２２５幅へ太くなり、全体的なバランスが見直されています。
ＬＰ５０００クワトロバルボーレは生産時期によって３タイプに分かれています。
１９８５年から８６年中盤まで生産された前期型は、前後のフードにカーボンケブラー製パネルを採用するなど、ＱＶの中で最も軽量なモデルとなっており、当時のカタログスペックであった最高速２９５ｋｍ／ｈという数字もほぼ達成しています。
８６年中盤から８７年まで生産された中期型ではフード類がケブラーからアルミパネルへ戻され、インテリアでは空調関係やライトスイッチの変更、各部デザインの変更が施され、室内空間も僅かに拡大されています。
また、サスペンションセッティングが見直され、より安定志向なものへ変化しています。
ヨーロッパ仕様ながらインジェクションユニットを搭載した後期型クワトロバルボーレ
後期型ではスリット付きのサイドスカートが設定され、インテリアではオートエアコンやバイザーの追加などによって快適性が向上しています。
このクワトロバルボーレからメーカーオプションとしてＫジェトロニックを採用したインジェクション仕様のエンジンが用意されました。
このエンジンは専用のインテークマニホールドを採用したため、エンジンフードの形状がキャブレター仕様と異なっています。
パワースペックはキャブレターモデルより若干低い４２６ｐｓとなっており、出力低下に合わせてキャブレターモデルよりもローギヤード化されたギヤレシオを採用し、加速性能の低下を補っています。
クワトロバルボーレに限らず、北米仕様のカウンタックは地域によってさまざまなスタイルを持っていますが、このころから大きく張り出した５マイルバンパーやリヤガーニッシュなど、ヨーロッパ仕様にはない独特なディテールを持っていました。
４２６ｐｓのインジェクションエンジンは主に排出ガス規制の厳しい北米市場向けに生産されたため、ほとんどの個体がインジェクションエンジンとなっているようです。
カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレは６３２台が生産されました。
ランボルギーニ・カウンタックＬＰ５０００クワトロバルボーレ 車両諸元
全長：４１４０ｍｍ
全幅：２０００ｍｍ
全高：１０７０ｍｍ
ホイールベース：２５００ｍｍ
トレッド(Ｆ／Ｒ)：１５３６／１６０６ｍｍ
車重：１４９０ｋｇ
エンジン形式：水冷６０°Ｖ型１２気筒ＤＯＨＣ４８バルブ
ボア×ストローク：８５．５×７５ｍｍ
総排気量：５１６７ｃｃ
圧縮比：９．５
燃料供給装置：ウェーバー４４ＤＣＮＦ×６
最高出力：４５５ｐｓ／７０００ｒｐｍ
最大トルク：５１．０ｋｇｍ／５２００ｒｐｍ
燃料タンク：１２０リットル(６０×２)
トランスミッション：５速マニュアル
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Ｒ：１．９６０
最終減速比：４．０９０
ステアリング形式：ラック＆ピ二オン
サスペンション形式：前後ダブルウィッシュボーン＋コイル／スタビライザ
ブレーキ形式：前後ベンチレーテッドディスク
ホイールサイズ(Ｆ／Ｒ)：８．５Ｊ×１５／１２．０Ｊ×１５
タイヤサイズ(Ｆ／Ｒ)：２２５／５０ＶＲ１５ ／ ３４５／３５ＶＲ１５ ピレリＰ７Ｒ
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