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2015年03月06日22:36

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００７ゴールドフィンガー～映画音楽⑪～アストンマーチン秘密兵器

～ボンドの大事なところが焼けちゃう

～

今回、映画音楽のテーマなので、まず、ショーン・コネリー主演の
「００７ジェームス・ボンド」シリーズを、その一つとして取り上げようとしたら、
語ることが多いので、この作品とスパイ映画のことを書くことにした。

「007」は、日本では1963年に第一作、『007は殺しの番号』が公開された。
私は小学生だったので劇場までは見に行けなかったが、
社会現象的な人気だったのは覚えている。
オープニングのこの映像、ガンバレル・シークエンスと言うらしいが
よくテレビでも流れた。

60年代、映画は００７、音楽はビートルズが世の中を席巻したなぁ。
どちらもイギリスで1962年公開、デビュー。
日本では６４、5年に大ブームになった。
しかし、ビートルズの方は、当時の小学生に対しては
「不良＆うるさい音楽」とされていたし、普通に聞くチャンスも少なかった。
私は、姉がレコードを買っていたので、よく聞いていたけれど。

００７は、別に小学生に害はないとみなされていた。
漫画やプラモデルでも００７やスパイモノがよく登場した。

中でも第三作「ゴールドフィンガー」（65年4月公開）は、
ショーン・コネリー版のみなず、全作品でNO1なのではないかな？
↓を見ると、これは日本でのアンケートだが第二位だが。
http://www.wowow.co.jp/ranking007/
しかし、その説明書きに
＞欧米では必ずと言っていいほどベスト1を獲得する『ゴールドフィンガー』云々とある。

この映画は、先ほど書いたように劇場では見ていないが
テレビで、それも2回見たような気がする。
初回は、NET『日曜洋画劇場』1974年4月ノーカット。

では、まず主題歌から

物語の冒頭で女性が金紛漬けになって殺されるシーンがあり、

私は、全身に金紛を塗られると、呼吸困難で死ぬのかと思ったが、
実際はそうならないそうだ。金紛ショーとかあるしね。
この回から、秘密兵器を搭載したアストンマーチンが登場したんだな。
機関銃・可変ナンバープレート、・スピンナー（車輪から相手のタイヤを破壊する
スピンが出てくる）・せり出し式防弾装甲
そして・イジェクトシート（助手席に敵が乗っている時に、座席ごと外に放り出す装置）

1965年にコーギーより発売されたミニカーは世界で200万台売れた。
とある。そのミニカーは私も見たが、イジェクトシート、スピンナー、
せり出し式防弾装甲は付いていたが、走りはしない。

その点、今井科学からプラモデルとして発売されたものは
モーターで走る上にこれらの特殊装備が付いていた。

今井から出た００７モノは、他に第四作サンダーボール作戦の水中スクーターもある。

さらに、このアストンマーチン、ナビシステムが付いていた。
いまではもう車の標準装備だし、この映画のナビは、
ただ単に運転席のデスプレイに地図が表示され、
走っている車の位置が分かるという初期のものだが、
当時としては度胆を抜く先端科学機器だった。

あと、敵方の不気味な用心棒として、登場したオドジョップ。
刃物を仕込んだ帽子を飛ばす。
彼は日系アメリカ人で、プロレスラーのハロルド坂田。またの名をトシ東郷

この映画、細かいストーリーは覚えていないが、
ネットで調べると、ボンドが捕えられ、板に大の字に張り付けにされ、
レーザー光線で焼き殺されそうになるシーン、
それも大事なところが焼けちゃうなぁ。

最後、時限爆弾を寸前のところで止めたが、残り時間が7秒、
つまり「０」「０」「７」の表示だったことを覚えている。

ショーン・コネリーの００７は、第５作「007は二度死ぬ」で
舞台に日本が選ばれたのは驚いた！！
これは前年、ビートルズが日本で公演をした以上の驚きだ！
まぁこの作品も後年見て、出来は今ひとつというより、
変な日本の描写があって、なんだかなぁ、という印象がある。
（ビートルズの日本公演も、なんだかなぁ、だったけれど

）

・・・という事で、実際に映画館で作品を見ていない小学生の間でも
００７、スパイ映画は大人気だった。

それに類似したテレビドラマもあった。代表的なのが「００１１ナポレオン・ソロ」。
パロディでコメディ仕立てにしたのが「それいけ！スマート」、
それをさらに漫画にしたのが「それいけカンスケ」

掲載誌は、私が愛読していた「月刊少年」、作者は太宰勉って、
小説家みたいな名だが、今「総務課六平太」を描いている
高井研一郎と山内譲二の合作。

で、ショーン・コネリーは「二度死ぬ」で、ボンド役を降りてしまった。
奇遇なことにビートルズも70年に実質解散しているんだよな。
考えてみるとコネリーは5作しか「００７」をやっていないんだな。
その5作は、テレビで一応、一通り見たと思う。
あと、番外でデヴィッド・ニーヴンの「カジノロワイヤル」67年も見た。

その後、70年代以降も、ロジャー・ムーアなどを起用して、
００７シリーズは続いたけれど、やはりもう60年代のコネリー
のような人気はなかったでしょう。
ブルース・リーとかロッキー、スターウオーズとか
スピルバーグの作品に押されて。
私は、自分の金で劇場に行けるようになったが、
もう００７を見ようとも思わなくなった。
テレビで放映されたのを見たかも知れないが覚えていない。
７０～90年代の００７の映画についてはコメを貰っても、レス出来ないと思う

。

77年の「私を愛したスパイ」で巨人ジョーズ役は

当初G・馬場が候補に挙がっていたというニュースは耳に入った。
馬場が出たら、劇場で見ても良かったな。それで笑ってやるところだった。

私が劇場で見た００７は、むしろ近年（2002年）の
「007 ダイ・アナザー・デイ」
40周年記念で、いままでの００７映画のシーンを折りこんでいると聞いたが、
全然わからなかった。

そして、一昨年、ダニエル・クレイグの「スカイフォール」