ネットワークコンデンサーの音質

拙宅のWestern Electric系とJBL系が混在したホーン系スピーカーとWestern Electricレプリカ系スピーカーのTさん邸でのネットワークのコンデンサー実験結果です。

お互いにネットワークとしてコイルは違いながら、コンデンサーはオイル　ペーパーオイルコンデンサーであるのは共通です。

いつもの三人でとっかえひっかえしての試聴でミッドの594系ドライバーのオイルコンデンサーに並列に付加。CDプレーヤーらデジタル系だけです。

マックスローチ＆クリフォードブラウンのCDにてシンバル　ハイハットあたりを中心に。

良かったものからさらにバイオリンの倍音の感じで確認。

コンデンサーは麻布オーディオか、大半は桜屋電機店で通販を利用。
http://www.sakurayadenkiten.com/


マイカコンデンサー　

アメリカ　スプラグ社　０．１μｆ


チンチン　チキチキが強調される。


フィルムコンデンサー

黄色シズキ　地元パーツ屋らで容易に手に入る　一個180円ほど


抜けはよくなって、シャンシャンと鳴るが薄い。


Obbligato Gold Capacitorポリプロピレンオーディオ用フィルムコンデンサー


JENSEN 製コンデンサに音の感じが似ていると専門店で大評判！ と書いてあったので購入。
銅？ステンレス？パイプにコンデンサーが挿入されていて一番重い。

シャンシャン感が薄く、大人しい。


スプラグ社　オレンジドロップ　0.47μ　0.22μ

表示からも新旧？
いずれもチンチン　チキチキが強調されてマイカコンデンサー同様の癖を強く感じる。

スプラグ社のビタミンQオイルコンでも同じ傾向があって、スプラグ社の音の傾向か。


ELMENCO社


碍子のような鋳物？の筐体で大きく重い。

太い音


JANTZEN]社 Superior Z-Cap 0.1μF〜0.2（二個並列）


ネットワークコンデンサーとして麻布オーディオ推奨。

太く真鍮のシンバルが重量を持って鳴っている感じがgood　細かい音もよく聞こえる。
聴き疲れがない。

Solen


JANTZENと似た傾向だが、やや軽い。


Audyn CAP


これも同じ傾向だがやはり軽め。

MALLORY 150シリーズ 0.22u 630V


こじんまり


オイルコンデンサー

共通しておいるコンデンサー独特の粘り感がある。

Sｏlar


いくらか軽め

ビタミンQ


ﾁﾝﾁｷが目立つ


Aerovox


太め


補足
これは持って行くのを忘れてしまって拙宅だけでの感想です。

Cornell Dubilierのフィルムコンデンサー


重めな高音にいいアクセントが付いて、現在一番好み。
ただ、現行品でもなく、中古も含めて流通していないので、手持ちの二個しかないのがとても残念。


メーカー不明　Mだからマロリー？のフィルムコンデンサー


上の白いのと同じ傾向で、メーカーが違っても製造元は同じなのではと勘ぐってしまう。


Western Electricオイルペーパーコンデンサー


同じ傾向のコンデンサーなので、音質の特別の変化はなし。厚みと奥行きが出る傾向なので、ホーンスピーカーの基本コンデンサーとしては最も試して欲しい系統。