今、選挙制度の在り方が議論されていますが、その中で浮上してきたのが「連用制」という制度です。
これは国会の在り方をおかしな物にしてしまう恐れのある制度であり、その事を訴える為のコミュを立ち上げました。
連用制の趣旨としては、
選挙において少数政党にも配慮し、「少数政党にも一定の議席を取らせる事により政治に多様な意見
を反映させたいようです。
ですがちょっと待ってください・・これやっぱりおかしいんです。
政治に多様な意見を反映させる・・・
う〜んなんて麗しい響きでしょうか・・・綺麗ななんとかには毒があるですね。
内容をザックリと話しますと
「選挙区で多く票を得た政党は、比例区では例え多く票を得ても「少数政党への配慮から、
獲得できる議席は大幅に減らされる・・・」という制度です。
つまりは・・・
選挙区で「多くの有権者の支持と期待を集めて(←ここ重要)」票を多く獲得した政党は
例え比例区で「多くの有権者の支持と期待を集めて(←ここ重要)」」票を多く獲得しても
「与えられる議席は」・・・選挙区で票を多く得た事を理由に「大幅に減らされる」・・・というムチャクチャな制度です。
なら・・比例区での「有権者の意志は」どうなるんですか?
まぁ・・これに賛成している政党は共産党・社民党・・そして公明党ですから
なにをか言わんです。
ですが・・・少数政党への配慮??何いってるんですか?少数政党はなぜ少数政党なのか?
それは、「有権者の支持を集められない」から「少数政党」なのであって
大政党はなぜ大政党なのか・・それは
「多くの有権者の支持を集めている」から大政党なのでしょう。
そして・・たとえ大政党でも有権者の支持を失えば少数政党に転落するんです。
そういう事を考えると少数政党は少数政党なりに、多くの有権者の支持を集められないなりに
政治に対して「それなりの意見の反映しかできないのは当たり前」なのであって
その実態以上に政治に影響力を及ぼすのは「むしろ危険」です。
そういう少数政党は「悔しかったら多くの有権者の支持を集めるだけの実績や魅力を出せ!」
という事なんです。
そのような理由から、連用制に「強く」反対します。
また連用制は政治を大きく混乱させる事になるでしょう。
今でさえ連立しなければ与党が過半数を維持できない状態では、連用制導入後は
確実に連立政権しか与党になれないと思います。
連立政権の悪いところは、自民党が公明党と組んで与党をやっていた時のように、
やりたくもない無駄な政策を、少数の連立政党(公明党)に配慮して実行しなければならないこと。
圧倒的に自民党の議員数が多くても、彼らを支持する意見が無視されてしまうのは納得できません
でした。
多様な意見を反映することは必要ですが、選挙制度はあくまで公平であるべきです。
多くの票を得た政党が多くの議席を得て、その支持者たちの意見を反映する政策を実行することは当然です。