<ソーシャルデザイン研究会の設立趣旨>
今、「ソーシャルビジネス」が、注目を浴びている。
20世紀の経済至上主義という怪物から受けた、大きな傷口を治癒させるため官民学が軒先を分け合い、ビジネスの見地から様々な社会問題の解決に取り組む動きが活発化してきた。
しかし、その最前線に相応しい「デザイン(表現)」は育っているだろうか? デザインこそが、五感に訴えるメッセージの姿そのものである。ソーシャルビジネスが、今までにない社会問題解決モデルであるとすれば、そのメッセンジャーである「デザイン」にも同じく、「新しいアイデアと視点と意識」が求められるに違いない。
だがそれを学ぶメソッドは、20世紀の教科書にはない。だからこそ、
ソーシャルビジネスの現場にいる様々な社会起業家、社会との絆を深める一般企業、社会貢献を新たな学問ととらえる教育者・有識者、表現のフロンティアを求めるアーティスト、デザイナー、クリエイターが、ともに考え、語り、学び、作り上げるべきものである。
「ソーシャルデザイン研究会」は、ソーシャルデザインの入口である「社会問題の提起」、その中核となる、「社会問題の解決法構築」、そして出口となる「具体的なデザイン(表現)」のドアを開ける、ソーシャルデザイナーの集合体でありたいと考える。
研究会では、まず「行政関係者」「社会起業家」「地域おこしグループ」「研究者」「民間企業」「クリエイター」「学生」など、垣根を越えた会員の募集、交流を図り、具体的な社会問題の提起、解決策のシミュレーションミーティングを行う。
第二段階では「ソーシャルデザインコンペティション」という公募イベントを実施。課題主より様々な社会問題を提起してもらい、多様な研究会メンバー(コンペ応募者)による、解決企画、デザインを募集。それを課題主が実際に活用する事で、どのような問題解決が見られるか検証するとともに、その成果を広く社会へ発信したい。
ゴールは、「ソーシャルデザイン学会」の立ち上げとなる。
これから大学の現場でも、「ソーシャルビジネス」「ソーシャルデザイン」という分野が必要となるだろう。学会の究極目的は、その教育現場を担い、牽引する人材を育成・輩出することとしたい。
現在、研究会の公式ホームページを作っております。
まずは、mixiにて皆さんとの出会いの場を、作りました。
是非是非、この楽しいピクニックのチャーターメンバーになってください。
発起人 ca37
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