- 詳細 2012年5月25日 18:34更新
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アーケロン（Archelonあるいはアルケロン）は、中生代白亜紀後期カンガニア期（約7,500万年前）に生息していたカメ。爬虫綱・双弓亜綱・カメ目・プロトステガ科に属する。学名は｢古代の亀｣または「統治する亀」を意味する。また、中国名は帝亀である。
形態
A. ischyros
アーケロン骨格。脚鰭が欠損してしまっている。全長約4m、甲長2.2m、全幅５m弱。体重は2tにも達したと推定される。現在知られている最大のウミガメとなる。その甲は肋骨が骨質の板ではなく革状の皮膚や角質の板で覆われているだけであるため、軽量化されていた。しかし、その甲に手足を引き込む事が出来なかったため、捕食者に襲われやすく、脚鰭が一つ欠けている化石も珍しくない。恐らく襲撃者はティロサウルスなど大型のモササウルス類であろうと思われる。
食性
主に海藻や海綿、クラゲ、イカなどを食べていたとされるが、アンモナイトを主食にしていたという説もある。
分布
北アメリカの内海（サウスダコタ州・コロラド州の辺り）に生息した。
フィクション
『恐竜100万年』では実際よりも大きく描かれていた（劇中の生き物で唯一名を呼ばれている）。『昭和ガメラシリーズ』のガメラはアーケロンが祖先という設定。
