待ちびと、傘と雨宿り

詳細 2022年3月5日 22:37更新: 　

いつものように夜に包まれてるだけで、
泣きべそを連れて知らない町までやってきたのさとなりを
明日という駅に向かって走る列車もすぐに僕を追い越して
あさってに消えてしまった。

追いつくことさえもまして追い越すことなんてできない
なんて素敵なはなうたをうたいながら年老いた犬を連れた散歩道を右手で追いやったりした

ないものねだりの空、消えるはなうた、

この町はそう言えば朝を知らないんだったな少し不安だけどよくあるだろ？
このまま朝なんて来なくっていい
って時がさ

それは勝手だと思ったけど、
じっさいこの町は信号もないし
あるのは小さな十字路と雨宿りだけなのさ

　(管理人代行中)