内田良平(うちだ・りょうへい) 1924〜1984
俳優。
大学時代から演劇を志し、
小松方正、杉浦直樹と劇団を作るも喧嘩別れ。
その後、映画の端役をしているうちに
日活での仕事が多くなり、ギャング役などで精彩を放つ。
1963年、東映に招かれ、
深作欣二監督の『ギャング同盟』でいきなり主演、
工藤栄一監督の集団時代劇『十三人の刺客』にも出演。
翌64年、加藤泰監督の『車夫遊侠伝・喧嘩辰』に主演、
名匠の期待に応える熱演で傑作となる。
以降、加藤監督や、石井輝男監督作品の常連となり、
石井監督の異色ポルノ時代劇やスケバン映画にも出演。
他方、日活ニューアクションでも存在感を示し、
大ヒット曲「ハチのムサシは死んだのさ」の作詞でも話題に。
1976年、長谷川和彦監督のATG映画『青春の殺人者』に
水谷豊の父親役で出演。
映画だけでなく、テレビでも刑事ドラマのゲストで多数出演。
晩年は病に倒れるも復帰、巡業中に死去。
がらっぱちな声とセリフ回し、
無頼の一匹狼的な、やさぐれた雰囲気
(『仁義なき戦い』には出演していない)、
一見コワモテの悪役と思いきや、
どこか内包したナイーブなものを垣間見せるという、
善と悪の狭間に立つ絶妙な存在感を示した名優です。
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主な出演映画
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ウィキペディアより
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キーワード
小林正樹 五社英雄 やくざ映画
石原裕次郎 小林旭 渡哲也 安藤昇 原田芳雄
成田三樹夫 松田優作 探偵物語 特捜最前線 時代劇