今までなかったのが不思議です。
思わずコミュ作っちゃいました。
小説もいいですが、映画のほうが僕は好きです。
ポーランドのダンチッヒ(現在のグダニスク)を舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年オスカルの視点で、1927年から1945年の激動の時代を描いた異色の大力作。ブリキの太鼓を叩き、奇声を発しガラスを割るという不思議な力も身につけたオスカル、従兄との不倫を続ける母、臆病者の父、画面は時代が産んだ奇異なキャラクターとグロテスクな描写に溢れ、その毒気たるや凄まじいばかりのものである。その中から、やがてナチスに呑み込まれていくポーランドの姿が浮かび上がってくる構成は素晴らしく、シュレンドルフの力強い演出もお見事。作品を象徴する主人公オスカルに扮した、D・ベネントの貢献度は計り知れない。
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