硫酸

ログインして参加する

詳細 2021年12月29日 04:05更新: 化学式H₂SO₄およびその液体。通常は後者をさす。猛毒。約90％以上の水溶液濃度を濃硫酸、低濃度のものを希硫酸という。市販品は通常、濃度96％、密度1.84g/cml³(15℃)、18mol/dm³である。接触式あるいは硝酸式硫酸製造法で工業的につくられるが、現在では前者が多い。100％硫酸は無色粘稠液体。融点10.4℃，290℃で三酸化硫黄を発生して分解しはじめ、約317℃で沸騰する。
希硫酸は亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウムなどと作用して水素を発生するが、冷濃硫酸は作用しない。熱濃硫酸では二酸化硫黄，まれに硫化水素を発生して硫酸塩を生ずる。水素よりイオン化傾向の小さい金属(金，白金族を除く)でも二酸化硫黄と硫酸塩を生じる。また多くの有機化合物と付加、スルホン化、脱水、酸化などの反応を行なう。また実験室での重要な試薬でもあり、デシケーター中での水和物の脱水や乾燥などにも用いられる。濃硫酸は衣服や皮膚に触れないように扱う必要がある。（岩波理化学事典第5版より）

硫酸がどうして出来たか知っていますか？実は、産業革命と共に硫酸が綿織物の漂白に使われ、化学工業が発達したのです。
卒業論文、修士論文と硫酸の歴史と身近なものから硫酸を作ることを研究していました。
硫酸に関することなら何でもOKです。
漫画や小説など色んなものに硫酸が出てきましたが、もしご存知でしたらどんどん教えてください。また、化学史に興味がある方や勉強している方からのコメントもよろしくです。
ちなみに写真は、初期の硫酸の製法であるベル法での硫酸製造の様子です。