ルネ・レイボヴィッツ

詳細 2019年11月27日 00:11更新

RENÉ LEIBOWITZ（1913.2.17 ワルシャワ-1972.8.28 パリ）


生前は教条的十二音主義者としてつよい影響力を揮ったレイボヴィッツ．而してその実態は名目ほど単純ではありません．同時にシェーンベルクの衣鉢を継ぐ独創的な編曲家であり緻密な作曲家，教育者，理論家/著作家にして際立った解釈を示す指揮者でもありました．
一般に広く知られる『リーダーズ・ダイジェスト』の録音においてムソルグスキー≪はげ山の一夜≫をみずから編曲，その際のウィンドマシーンの予期せざる効果には誰しも仰天しました．
ベートーヴェン交響曲全集のディスクでもきわめて高名です．
レコーディングは多数につき，これからの更なる復刻が待たれるところです．


バイオグラフィ：
５歳よりヴァイオリンをはじめる．９〜１３歳までワルシャワ，プラハ，ヴィーン，ベルリンでヴァイオリン・リサイタルを行うも父の反対に遭い神童としてのキャリアを絶たれる．しかし音楽への情熱やむことなくベルリンで学生指揮者として活躍．
２６年パリへ.３１年から３４年までヴィーンでウェーベルンに和声学と対位法を，３４年からはパリでラヴェルに管弦楽法，ピエール・モントゥーに指揮法を学ぶ（師弟関係については異説あり）．
１９３７年フランスのラジオ局ならびに合衆国の室内管弦楽団でデビュー．
１９４４年より作曲と指揮を数多くの学生に教える．４５年にフランス国立放送の指揮者となる.
生徒にはピエール・ブーレーズ（作曲のみ），セルジュ・ニグ，モーリス・ルルー，アントワーヌ・デュアメル，ヴィンコ・グロボカール，ハンス＝ウェルナー・ヘンツェらがいる．

日本における最良のレイボヴィッツ関連サイト：
http://www.seikaisei.com/cond/cnd_frm.html
（斉諧生さんの承諾を得て掲載させていただきました．）

海外での主要サイト：
http://www.angelfire.com/music2/reneleibowitz/rl.html

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