日本百名山コミュの燧ケ岳

6/13、燧ケ岳へ行ってきました。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~photography/mt28.html

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2011年6月25日(土)、土砂降りの雨でしたが
燧ケ岳に登ってきました^^

浅湖湿原から長英新道を登り、俎嵓、柴安嵓を登って、見晴新道を降りるルートです。

長英新道は、雨の影響でぬかるみが多く、登山道は沢のようになっていました。
倒木は2か所、乗り越えるのに苦労したのが1か所です。
ミノブチ岳の手前はスリップ注意です。

俎嵓の手前に雪渓が一か所（100m弱です）
アイゼン必要でした。（私は6本アイゼンを装備）
踏み抜くと50cmくらい落ちます＾＾；

俎嵓に登頂したときは
雨風が一番酷く、絶景は眺められませんでした；
浅湖湿原の分岐から約4時間かかりました。

柴安嵓に向かって下り、また登り始めると雪渓があります。
傾斜がきついため10本以上のアイゼンとピッケルがあると安心して登れます。
6本では雪渓端の笹？の茎を握りしめて、なんとか登頂。
柴安嵓山頂付近には雪はないです。
俎嵓から柴安嵓までは1時間かかりました。

ここからは見晴新道を下ります。
崩れやすい岩が多いため注意が必要です。
途中から雪解け水が登山道に流れ込み、沢のようになっています。

見晴新道では、7か所ほど雪渓がありました。
最初のいくつかはアイゼンがあると安心です。
登山道の真上と思われる場所は踏み抜き注意です。
ここでの踏み抜きは結構深く、岩の間に落ちる可能性があります。
ストックでたたきながらがいいかも。

あとは、倒木が多いです。
記憶では7か所ほどありました。
ほとんどが乗り越えるのに苦労します。
倒木の幹の太い部分に体重をかけたり押したりするととても危険です。

沼尻平からの道との合流手前では、登山道が全て沢になっている状態。
結局、柴安嵓～見晴までは3時間半もかかってしまいました。

時間がかかったのは、アイゼンを装着するのに時間がかかったからです＾＾；
慣れないとけっこう時間かかりますね。

大変でしたが楽しかったです。
今度は晴れた日にまた来たいですね＾＾
そのときは至仏山にも登りたいと思います。

写真について
　左：柴安嵓手前にある雪渓
　中：踏み抜いたら沢だったところ。。。
　右：見晴新道で道をふさぐ倒木

[2] mixiユーザー 06月06日 18:35

ミズバショウと夏の思い出

夏がくれば　思い出すはるかな尾瀬遠い空
霧のなかに　うかびくるやさしい影　野の小径
水芭蕉の花が咲いている夢見て咲いている水のほとり
石楠花色にたそがれるはるかな尾瀬　遠い空

江間章子作詞・中田喜直作曲の夏の思い出という唱歌だ。昭和24年とあるのでおそらく私は小学校の時にはこの歌を覚えたに違いない。しかし日本の最西端にあるにぎやかな港町で生まれ育った私にとってこの歌の醸し出す情景はどこか異国の自然にほかならず美術館にでもある風景画のようでもあった

尾瀬には深田久弥の百名山が2山ある　それは燧岳と至仏山だ　私は昭和52年の9月頃だと思うが親しい仲間と初めて尾瀬を訪ねた。そういうわけで今ではその情景をいとも簡単に頭の中に再現できるのだがたしかに尾瀬は美しいところで夏の思い出はよくできた歌だと思う

深田久弥wrote尾瀬沼を引立てるものが燧岳とすれば、尾瀬ケ原のそれは至仏山であろう。広漠とした湿原の彼方に遠く白樺の混った立木が並んで、その上に、悠揚迫らずといった感じで至仏山が立っていた。
こちらはどこか山岳写真の解説のような表現だが二つの山のそれぞれの特徴を言い得て妙だ。つまり尾瀬沼がなければ水面に浮かぶ燧岳やそれを映す尾瀬沼の美しさはなく尾瀬ヶ原がなければ至仏山もただの平凡な低山でどこかゆったりとしたおくゆかさもないのである。

燧岳（2356ｍ）は東北以北一の高さを誇り、日本百名山で二等三角点を持つ山ということだが実際登ってみると大したことはなかった。そもそも尾瀬沼そのものがほぼ１万年前の造山運動で形成された標高1500ｍのところにありその湖畔の尾瀬沼山荘からは燧岳山頂は手が届くような高さに見えている。私たちは湖畔でキャンプをしてご来光を拝むためそれこそ朝飯前に登ってきた。その頂上からは尾瀬ヶ原がみわたせその一番奥にドンと至仏山が鎮座しさらにその奥に苗場山がかすかに見えた。

その至仏山は標高2,228.1mで尾瀬沼山荘からは尾瀬ヶ原を縦断しなければならなかったので登ってくるのに結構時間がかかった。しかし途中にある原っぱのよく整備された木道は歩きやすくそこからはまさしく悠揚迫らずといった感じで至仏山を見ることができた

季節は夏の終わりといったころで豊富な高山植物はもう終わっていた。早春には水芭蕉が、7月であればニッコウキスゲが咲き誇っているのだろうがその時は草は枯れて草紅葉といった物寂しい感じだった。ただオレンジ色に染まった湿原全体が金色に光って見え、それが風にそよぐさまに心奪われその風景が頭に焼き付いてしまった。まさしくはるかな尾瀬遠い空なのである

山から帰って尾瀬についての書籍を図書館で借りて読み漁った。とりわけ平野長靖氏の尾瀬に死すは自然保護運動という観点から印象深かった。氏の略歴だが注目すべきは1971年7月、大石武一環境庁長官に当時計画中の観光道路建設中止を直訴。建設中止に持ち込んだ。同年12月、尾瀬からの下山中に三平峠で遭難、凍死した。享年36　要するに尾瀬を守るために人柱となった偉人だ。

のちにNHKのドラマにもなったのだが私はそのドラマに好きな女優の宮崎美子さんが出演していたので欠かさず見たような記憶がある。高度成長期やバブルの時代に国内でゴルフ場やスキー場や海浜の埋め立てなどで相当自然破壊が進んだが尾瀬の環境を守った長靖氏の偉業は今の世の中でもっと評価されてもよいのではないかと思う。

その後尾瀬には平成７年６月に訪れた。福島県の友人が４２歳で結婚するというので郡山での披露宴に出席しその帰りに立ち寄ったのである。目的は中田代に群生するミズバショウを見るためでその時長蔵小屋に宿泊し私は長年の希望をかなえることができた。

その尾瀬に私はもう一度行けそうである。一昨年東京で就職している甥っ子が定年後群馬県の菅沼でペンションをやっているかたの娘さんと結婚し縁がつながり菅沼に招待されているのである。ご両親はSAJスキー1級の腕前で登山も好きだという。去年は震災で取りやめたのだが暇なときには尾瀬の地図を眺めながら今度は何月に行こうかと思いを巡らせている。

[3] mixiユーザー 07月02日 19:27

７月１日に登頂してきました！すごく気持ちよかったです☆