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正しい日本語を愛しましょうコミュの【関連トピ紹介】10──敬語の話2 「〜させていただく」は是か非か

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【関連トピ紹介】のお品書きは下記です。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42281807

 結論としては、「〜させていただく」は間違いではないが、使い方には注意が必要ということになるようです。

【〜させていただく】(よろしかったですか撲滅委員会 トピック)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=3&comm_id=11312&id=5872787
※とくに「40」〜「47」あたりが重要な気がします。 このやり取りで引用されている下記も重要です。関連コメントは1つだけなので、原文を引用します。

【日頃おかしいと思う日本語の使われ方】(日本語の乱れが気になる会 トピック)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=41&comm_id=125916&id=697073

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
805 2007年12月18日 05:05
aoichan

今年からできた「日本語検定」の、受検対策問題集で、
以下の表現を「不適切な言い方」とする問題がありました。

> (1) (高校受験の面接で、中学での部活動について聞かれて)
>   野球部に所属し、三年生の時にはキャプテンを務めさせていただきました。
>
> [解答] ×
> 野球部のキャプテンを務めたという事実に関しては、面接の先生の許しを得たり、
> 面接の先生に選んでもらったりしたわけではないので、不適切である。
> このような時は、ただ「キャプテンを務めました」と言うのが適切。

「させていただきます」さえ付ければ敬語になるかのように思う人が多いのか、
乱用をつねづね苦々しく感じていたわたしは、「我が意を得たり」!
「サセテイタダキマス症候群」をきちんと否定した、良問だと思いました。

後の方に、もう一つありました。

> (2) (自動車のセールスマンが客に対して)
>   こちらの車には、新たに開発させていただいた低燃費のエンジンを搭載しております。
>
> [解答] ×
> 謙譲語の「〜せていただく」は、基本的に、敬うべき人の許可を得て行い、
> そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合に用いられる。
> ここでは、エンジンの開発に客の許可をもらうというとらえ方はできないので、
> 適切な表現とはいえない。「する」を丁重に述べる謙譲語「いたす」を用いるのが適切。


さて、このことをふまえて、ある日、和菓子屋さんの店頭で遭遇したやりとり。

客 「パンフレットか何か、商品のわかるものはありますか?」
店 「そういったものはお作りさせていただいてないんですよ」
客 「…………。(脱力)」

「お作りする」に「させていただく」を合わせる二重謙譲?もさることながら、
「お作りさせていただいていない」→「作らせてもらっていない」とは、
まるで、「作ることを客が許可しなかった」みたいではないですか。
失礼な意味になってしまっています。

高級店でこれやられると、ホント幻滅。
身についていないなら、無理して“敬語ぶる”ことないのに、と思いました。
「作ってないんですよ。申し訳ありません」のほうがまだマシでは?



#「させていただく」については、当トピで何度も話題になりました。
 読み直したので、ついでに貼っておきます。
 177、198、275、424、464、465、470、536、619〜622、626〜630、635、636
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【一生懸命やらせていただきますので・・・は?】☆日本語教師☆ トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53289689
「3」で紹介されているのは、下記の「敬語の指針」のことらしい。 
http://www.bunka.go.jp/1osirase/bunkasingi_keigo_tousin.html(←リンク切れ)
 P.40〜41に解説があります。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf
 基本的には「ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われる」とのこと。
================引用開始
1)相手が所有している本をコピーするため,許可を求めるときの表現
「コピーを取らせていただけますか。」
2)研究発表会などにおける冒頭の表現
「それでは,発表させていただきます。」
3)店の休業を張り紙などで告知するときの表現
「本日,休業させていただきます。」
4)結婚式における祝辞の表現
「私は,新郎と3年間同じクラスで勉強させていただいた者です。」
5)自己紹介の表現
「私は,○○高校を卒業させていただきました。」

 上記の例1)の場合は,ア),イ)の条件を満たしていると考えられるため,基本的な用法に合致していると判断できる。2)の例も同様だが,ア)の条件がない場合には,やや冗長な言い方になるため,「発表いたします。」の方が簡潔に感じられるようである。3)の例は,条件を満たしていると判断すれば適切だが,2)と同様に,ア)の条件がない場合には「休業いたします。」の方が良いと言えるだろう。4)の例は,ア)とイ)の両方の条件を満たしていないと感じる場合には,不適切だと判断される。5)の例も,同様である。ただし,4)については,結婚式が新郎や新婦を最大限に立てるべき場面であることを考え合わせれば許容されるという考え方もあり得る。5)については,「私は,卒業するのが困難だったところ,先生方の格別な御配慮によって何とか卒業させていただきました。ありがとうございました。」などという文脈であれば,必ずしも不適切だとは言えなくなる。
 なお,ア),イ)の条件を実際には満たしていなくても,満たしているかのように見立てて使う用法があり,それが「…(さ)せていただく」の使用域を広げている。上記の2)〜5)についても,このような用法の具体例としてとらえることもできる。その見立てをどの程度自然なものとして受け入れるかということが,その個人にとっての「…(さ)せていただく」に対する「許容度」を決めているのだと考えられる。
================引用終了
「敬語の指針」は一応の解説にはなっています。ただ元々の問題が微妙なんで、スッキリしない部分が残ります。


突然ですが問題です【日本語編10】──「〜させていただく」 文化庁「敬語の指針」の見解
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=55354855&comm_id=1736067

「〜させていただく」〈2〉──プチ発見か単なる●●か?
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692229571&owner_id=5019671

http://dic.yahoo.co.jp/newword?index=2006000610&ref=1
※全文は下記参照。

 2007年の下記のやり取りは貴重かも。
【「させていただく」はおかしい】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3470170.html?from=navi_ranking


 一応の結論。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1888949246&owner_id=5019671


1397)【「〜させていただく」ふたたびみたびよたびごたび……〈1〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941544800&owner_id=5019671

1403)【「〜させていただく」ふたたびみたびよたびごたび……〈2〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941799271&owner_id=5019671

コメント(11)

 下記を追加しました。

【一生懸命やらせていただきますので・・・は?】☆日本語教師☆ トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53289689
「3」で紹介されているのは、下記のことらしい。 
http://www.bunka.go.jp/1osirase/bunkasingi_keigo_tousin.html
 いまさらながら、下記を追加しました。

突然ですが問題です【日本語編10】──「〜させていただく」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=55354855&comm_id=1736067
 下記を追加しました。

「〜させていただく」〈2〉──プチ発見か単なる●●か?
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692229571&owner_id=5019671
 下記を追加しました。

http://dic.yahoo.co.jp/newword?index=2006000610&ref=1
================================
させていただく-社会-2006年11月1日
最近の若者に目立つことばづかい。もともとは、自分の行為を相手に許可してもらい、それによって相手に対してへりくだった気持ちを表すことばだが、最近では「私は○○高校を卒業させていただきました」とか「先生のご著書を読ませていただきました」といった言い方が増えている。高校を卒業したのは自分の実力であって、教師の恩恵によって卒業できたのではない。作家の著書を購入して読むのも自分の意思であって、作家から贈呈されて読んだのでなければ、本来の用法からすると誤りである。実際には受けていない許可や恩恵を受けているかのように見立てて、相手を敬っていることを示す丁寧表現のつもりで使っているようだ。
[ 新語探検 著者:亀井肇 / 提供:JapanKnowledge ]
================================
↑の【「〜させていただく」〈2〉──プチ発見か単なる●●か? 】から抜粋。

「出場する」なら、「出場させていただきます」までへりくだらなくても「出場いたします」で十分ってことがある。ところが「出る」には「もっと丁寧な形」がないから、いきなり「出させていただきます」になりがちなのでは。
「出ます」では敬度が低いと感じるときに使える「もっと丁寧な形」がないからこんなことになる。
 文化庁の例文で見てみよう。
 ※いけね。「作らせていただきます」は文化庁は関係ないや。
 要するに、「熟語動詞」(仮称)なら「もっと丁寧な形」がある。たいていの場合、これを使えば「〜させていただく」なんて使わなくて済む。
 よく指摘される歌手の口上「それでは歌わせていただきます」も、「歌います」じゃちょっと敬度不足と思うからこうなってしまうのだろう。仮に原形が「歌唱する」だったら、「歌唱いたします」でOKって気がする。
 さて、「出ます」「歌います」の類いの「もっと丁寧な形」ってあるんだろうか。

 似た例で、「お/ご〜いたします」が使えるならそっちに逃げるテがある。下記あたりは「回答いたします」で十分って気はする。
  答えさせていただきます
  →お答えいたします
  →ご回答いたします

 このあたりの表現をうまく使えば、書き言葉ではかなりの部分「〜させていただきます」を回避できる気がする。話し言葉だと……イチイチ考えるのメンドーだから「〜させていただきます」って言っちゃいそうだな。(←オイ!)
↑の【「〜させていただく」〈2〉──プチ発見か単なる●●か? 】から抜粋。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1692229571&owner_id=5019671

【30120624追記】
『敬語再発見』に重要な記述があった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1824714512&owner_id=5019671
================================引用開始
【引用部】
 ところが、謙譲語IIの代表選手「──いたす」は、「──する」型(サ変)の動詞でなければ使えない、また、文末以外では使いにくい、という制約があります。つまり、先程の例なら「開発いたしました」と言えますが、「新製品を作りました」は、「──する」型動詞でないので「作りいたしました」と言えないし、「新製品を開発した業者です」も、文末ではないので「開発いたしました業者です」は不自然です。この「いたす」の守備範囲の不足を補うように「作らせていただきました」「開発させていただいた業者です」と言う、という面がありそうです。「守備範囲の広い謙譲語IIの形」を求める心理が潜在的にあって、そこに「させていただく」が入り込もうとしているのです。(P.196)
 つまりそのなんだ。こういうのを読んでしまうと、「プチ発見」のはずが単なる勉強不足になるってことだ(泣)。
================================引用終了

 こういうホニャララな説が飛び交うから……。
 文脈もなしに、「〜させていただく」が気になるも気にならないもないでしょうに。

http://www.excite.co.jp/News/laurier/column/E1347412552614.html
================================引用開始
「させていただく」=この言葉、気になる? 気にならない?

コンビニやファミレス独特の敬語が、一時期話題になりましたね。「ドレッシングは和風でよろしかったでしょうか?」「こちら、焼き肉定食になります」 みなさん、気になりますか?
 
同じように「させていただく」に違和感を感じる人は少なくありません。みなさんも、仕事をしていてつい使ってしまいませんか? 中には「え? なにが変なの?」という人もいるかもしれませんね。

以前、あるアンケートでは、「『させていただく』は変か?」という質問に対して、

 ・変だ 19%
 ・どちらかといえば変 36%
 ・どちらかといえば変じゃない 29%
 ・変じゃない 16%

と、まっぷたつの結果になっていました。

モデルハウスを見学に行った客が担当者に「この辺は朝は渋滞しますか?」と尋ねたところ、「朝はかなり渋滞させていただきます」と答えられた、というエピソードも。

その客は「『させていただく』とつけていれば、敬語だと思っている安直さに、気持ちが切れた」そうで「このメーカーでは家は建てない」と決断したそうです。

「相手の許可を得た上で謙虚に行う」というニュアンスの込められたこの言葉、僕自身、慎重に使うよう心がけています。

「〜〜いたします」「〜〜したいと思います」など、ほかに適切な言い換えがないか模索するのですが、駅のホームでの「ドアを閉めさせていただきます」だけは、「ドアをお閉めいたします」も「ドアを閉めたいと思います」も、どうもしっくりきません。

そうだ、ここは「ドアを閉めます」でいいじゃないか、そんなことを考えながら、日々電車に乗っています。みなさんは、いかがですか?

といったところで、このコラムを終わらせていただきます!
(五百田達成)
================================引用終了
 一応の結論。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1888949246&owner_id=5019671
 以下は一部の抜粋(重言)。

「〜(さ)せていただく」「〜(さ)せていただきます」と書くほうが正確でしょうが、こう書いておきます。
 下記の【参考資料】を要約します。
 近年評判が悪い敬語表現のひとつが、「〜させていただく」です。「〜させていただく」が「二重敬語だから誤用」という珍説も目にします。
「〜させていただく」自体は「誤用」などではありません。「乱用するとみっともないので気をつけよう」ということです。 


●第1段階の説明(初級向け)
 文化庁の「敬語の指針」のP.40〜41に解説は↑参照。

●第2段階の説明(中級向け)
「敬語の指針」は一応の解説にはなっています。ただ元々の問題が微妙なんで、スッキリしない部分が残ります。「1段階の説明」で納得できる人もいるのでしょうが、少なくとも当方は納得できません。
 解決策も書かれていないので、結局どうすればいいのかがわかりません。
 よく見る解決策として、「〜いたします」にすればいい、というのがあります。
 そのとおりだと思います。↑の「敬語の指針」の例で言うなら、下記のようになります。

1)取る→?
2)発表する→発表いたします
3)休業する→休業いたします
4)勉強した→勉強いたしました
5)卒業した→卒業いたしました

 2)〜5)はこの形でOKでしょう。でも1)はどうしますか?
 悪い例としてあげられることが多い「歌わせていただきます」場合はどうしますか?
 結論としては、「〜いたします」にできるものはそうすればいいことが多い、くらいでしょうか。「誤用」だとか「クドい」だとかメクジラを立てるのはどうかと思います。

 もうひとつ大きな問題があります。
 厳密に考えると「発表させていただきます」と「発表いたします」には、意味の上で大きな違いがあります。このことは敬語でない形にするとハッキリします。

 発表させてもらう→発表させていただきます
 発表する→発表いたします

「発表いたします」は、「発表します」を敬語にしただけです。つまり、「発表させてもらう」にあった「させてもらう」のニュアンスがなくなっているのです。「敬語の指針」があげた「許可」も「受益」もなくなっています。そう考えると、「発表させていただきます」を「発表いたします」にするのは無理があるとも言えそうです。


●第3段階の説明(上級向け)
 敬語関連の名著と言われる『敬語再入門』に重要な記述があります。
 下記の引用部だけではわかりにくいかもしれません。詳しくは同書をお読みください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.html
================引用開始
【引用部】
 ところが、謙譲語IIの代表選手「──いたす」は、「──する」型(サ変)の動詞でなければ使えない、また、文末以外では使いにくい、という制約があります。つまり、先程の例なら「開発いたしました」と言えますが、「新製品を作りました」は、「──する」型動詞でないので「作りいたしました」と言えないし、「新製品を開発した業者です」も、文末ではないので「開発いたしました業者です」は不自然です。この「いたす」の守備範囲の不足を補うように「作らせていただきました」「開発させていただいた業者です」と言う、という面がありそうです。「守備範囲の広い謙譲語IIの形」を求める心理が潜在的にあって、そこに「させていただく」が入り込もうとしているのです。(P.196)
 つまりそのなんだ。こういうのを読んでしまうと、「プチ発見」のはずが単なる勉強不足になるってことだ(泣)。
================引用終了

【参考資料】
突然ですが問題です【日本語編10】──「〜させていただく」【解答編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1286.html

【「させていただく」=この言葉、気になる? 気にならない?】
http://www.excite.co.jp/News/laurier/column/E1347412552614.html
※さすがに乱暴でしょう。文脈もなしに、「〜させていただく」が気になるも気にならないもないでしょうに。

Yahoo!知恵袋だと下記のBAが参考になると思います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1362602693
「拝見させていただく」の助動詞の接続に関して。
「せる」「させる」の接続は、「れる」「られる」の接続と同様で、まぎらわしいようです。これにサ変動詞が関わると、さらに厄介です。
「拝見させて」は「拝見+させる」ではなく「拝見さ+せる」です。
 詳しくは下記をご参照ください。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1946821935&owner_id=5019671

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