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生物関係ニュースコミュの絶滅・絶滅危惧

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コメント(28)

ホッキョクグマ絶滅の恐れ 米政府、保護種へ指定検討

 【ワシントン9日共同】9日付の米紙ワシントン・ポストによると、米政府はこのほど、地球温暖化の影響で生息域が脅かされているホッキョクグマを「絶滅危惧(きぐ)種」に指定するかどうかの検討を始めた。指定を受ければ、地球温暖化を理由に哺乳(ほにゅう)類が保護対象となる初のケースという。
 米政府は今後60日間、専門家や市民の意見を聴取し、1年以内に指定の是非を決めるが、政府当局者は指定される可能性が高いとの見通しを示している。
 同紙によると、ホッキョクグマは現在2万−2万5000頭が生息しているが、気温上昇による北極の氷の面積縮小で生息域が狭まり、カナダのハドソン湾西部では過去10年間に生息数が15%減少したとの報告がある。
(共同通信
環境保全で生息数3倍増 山口・宇部、絶滅危惧トンボ

 絶滅が危ぶまれるベッコウトンボが生息する山口県宇部市の池で、宇部市が繁殖しすぎた植物を刈り取るなど生息環境保全に取り組んだ結果、生息数が3倍近くに増えたことが11日、明らかになった。
 保全措置によってベッコウトンボの数が増えたのは全国初といい、各地で保護方法を検討する際の参考になりそうだ。
 この池は農業用水を貯水するため1829年に造られた。幅約100メートル、奥行き約70メートルで、周辺は草地が広がる。1995年にベッコウトンボの生息が初めて確認され、98年には約300匹となった。だが土手改修工事の影響で2003年に18匹に激減。宇部市は「絶滅から守ろう」と対策に乗り出した。
 その結果、生息数は04年に26匹、05年に50匹に増えた。
希少淡水亀が絶滅寸前に 日本の市場も関与と指摘

 蛇のような長い首でペットとして人気があるインドネシア産淡水亀の一種が、日本や欧米向けの違法な捕獲と密輸で絶滅の危機にあるとの調査結果を、民間の野生生物取引監視団体、トラフィック(本部・英国)が10日までにまとめた。
 マッコードナガクビガメというこの亀は1994年に新種と確認されたばかり。わずか10年余のうちに、絶滅の縁に追い込まれたことになる。
 トラフィックの調査に、インドネシア国内の業者は亀が日本にも送られていると証言。直接の関連は未確認だが、日本国内でインターネット上のオークションや通信販売などで売られていたことも確認された。
 トラフィックは「国際的な違法取引の監視態勢を強化しない限り、近い将来にこの亀は絶滅する」と警告した。
ヤンバルクイナ保護・実効性ある計画策定に期待

 沖縄だけに生息し、絶滅の危機にさらされている国の天然記念物ヤンバルクイナの保護策を話し合う国際ワークショップが、13日から主な生息地のひとつ、国頭村安田で始まった。
 ヤンバルクイナは、外来種の新入や輪禍、生息環境の悪化などで個体数が減少。推定生息数は1千羽以下とされ、保護が緊急の課題となっている。
 それだけに研究者、地元が入った今回のワークショップが、実効性のある行動計画策定の契機になることを期待したい。
 ヤンバルクイナは、沖縄本島北部の森林にしか生息していない固有種。鳥類のうちでクイナ科は最も絶滅しやすいとされる。飛べないため、環境の変化、マングースや野生化したネコなど、人為的に移入された捕食動物に対する耐性が極めて弱いとされている。
 急速に進んだ開発によって生育域も狭まっている。環境省などの調査によると1985年からの15年間で面積にして約25%減少し、生息南限ラインは10キロも北上している。
 生息環境の悪化などから、最悪の場合、5年から10年で絶滅してしまうのではないかと危ぐされている。
 開かれているのは、PVA(個体群保存可能性)ワークショップと呼ばれ、絶滅危ぐ種の実践的な保護計画づくりでは世界中で取り入れられている。
 日本では9日から11日までの日程で、長崎県対馬に生息し、同じく絶滅の危機にひんしているツシマヤマネコの保護のためのワークショップが開催されたのに続いての開催となった。
 ワークショップには、国際自然保護連合(IUCN)の「種の保存委員会」の専門家グループと県内外の専門家、行政、地元が参加。生息環境だけでなく、地域の文化的背景や歴史などさまざまな分野も含め保護計画を論議する。
 ツシマヤマネコ保全ワークショップでは、ツシマヤマネコと人間の共生に向けた行動プランを取りまとめ、保護へ向けた取り組みが動きだした。
 ヤンバルクイナについても、生態についての情報を整理し、実行可能な行動計画案を取りまとめることになっている。
 PVAワークショップは、グアムクイナやクロアシイタチ、レッドウルフなどの絶滅回避に貢献した。こうした実績をヤンバルクイナの保全にも役立てるのが大きな狙いだ。
 ヤンバルクイナは、国際的に非常に重要な種だが、保全に必要な時間は限られている。国際的な枠組みの中で絶滅回避の取り組みを話し合い、保護に向けた具体的な行動を打ち出してもらいたい。
小笠原のカタツムリを滅ぼす侵入者
−ニューギニアヤリガタリクウズムシの脅威が明らかに−

貴重な固有動植物の宝庫として知られる小笠原諸島では、生息しているカタツムリ類の固有種のうち約7割がすでに絶滅してしまったと考えられていますが、近年になってさらなる減少が短期間に起こっています。独立行政法人森林総合研究所では、その減少の最大の原因が侵入してきた外来生物であるニューギニアヤリガタリクウズムシがそれらを捕食したためであることを世界で初めて野外実験で明らかにしました。

http://www.affrc.go.jp/ja/press/2005/060201/060201.html
各務原の「アクア・トト」で続々おめでた
絶滅危惧のカスミサンショウウオ

 県内で絶滅の恐れがあるカスミサンショウウオの赤ちゃんが、各務原市の県世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」で次々とふ化している。八月ごろまで小型水槽で泳ぐ様子を、間近に観察できる。(松山義明)

 二年前のオープン時からカスミサンショウウオ約四十匹を飼育しているが、赤ちゃんの誕生は初めて。

 体長約一センチで、大きなえらを持つ“おたまじゃくし”のような姿が愛らしい。親と同じ水槽内に置かれた小型水槽で三匹を展示している。ほかにも数十匹が卵からかえっており、飼育室で育てている。

 カスミサンショウウオは岐阜、愛知両県以西の本州と、四国・九州の一部に分布。普段は落ち葉や腐葉土の下で生活し、繁殖期になると渓流や池などに卵を産む。岐阜県では最も絶滅の危険が高い絶滅危惧(きぐ)あい類になっている。

 同館は「サンショウウオの仲間は、環境の変化でいつの間にかいなくなってしまう貴重な生物。成長する姿を観察することで、身近な自然に目を向けるきっかけにしてほしい」としている。
ノネコにFIV蔓延/西表島
環境省事業捕獲44匹中9匹
 西表島だけに生息する国の天然記念物イリオモテヤマネコの保護活動の一環として、同島住吉地区で捕獲したノネコ(飼い主のいないイエネコ)四十四匹のうち九匹が、治療方法のないFIV(猫免疫不全ウイルス)に感染していたことが十二日までに明らかになった。感染率は20%に上り、一地域の感染率としては極めて高率。専門家は「ヤマネコへの感染を防ぐため、ノネコ捕獲の重要性があらためて示された形」と指摘している。

 捕獲は環境省事業の一環で県獣医師会が実施。ノネコが餌場にしていた九カ所のごみ捨て場の閉鎖で、ノネコがヤマネコ生息地に侵入することを防ぐため、二〇〇五年十月から〇六年二月まで同島全域で行っている。

 住吉地区では〇五年十一月から断続的に捕獲。イエネコが密集する都市部で「FIV蔓延」の指標となる感染率11―13%を上回る結果が出た。

 捕獲事業を担当する栗原新獣医師(36)は「一地域でこれだけ高い感染率はこれまでにない」と驚きを隠さない。事業終了までに島内の約八割のノネコを捕獲する予定だが、「残り二割も放っておけば再び増えてしまう。今後も継続して捕獲する必要性がある」と指摘している。

 捕獲されたノネコは、沖縄本島のNPO法人に引き取られ、不妊化手術やワクチン接種などを受けた後、里親に引き取られる。(黒島美奈子)
定希少生物に8種選定−県環境審

 尾崎県環境森林部長は三日、四月一日から施行する県希少野生生物保護条例に基づき、捕獲や採取を禁止する指定希少野生生物にニッポンバラタナゴなど八種を選定する方針を明らかにした。今月中に開く香川県環境審議会で正式に決定する。

 同日開かれた二月定例県議会環境建設委員会(平木享委員長)で、西川昭吾氏(自民・坂出)が条例施行に向けた県の対応をただした。

 指定希少野生生物は、絶滅危ぐ種を取りまとめた県レッドデータブックに掲載された動植物のうち、個体数が著しく減少しているなど特に保護を必要とする種を選定。条例は指定した動植物の捕獲・採取を禁止しており、違反者には一年以下の懲役または百万円以下の罰金を科す。

 指定を予定しているのは、小型のタナゴ類で全国的にも希少なニッポンバラタナゴのほか、香川県内固有種のヤハタマイマイ、カンカケイニラ、ショウドシマレンギョウと、限られた場所にしか生育していないミセバヤ、オニバス、アサザ、ウンランの計八種。

 尾崎部長は「専門家の巡視などで希少種の保護を進めたい」と説明。みどり保全課によると、動植物の専門家二十人程度に希少野生生物保護推進員を委嘱し、指定種の調査を要請するとしている。
太平洋のアカウミガメ危機 日本の産卵上陸減少で

 国際自然保護連合(IUCN)の海亀専門家委員会は7日までに、太平洋のオサガメなど、世界で特に危機的な生息状況にある海亀の個体群のトップテンを発表、各国政府に保護対策の強化を訴えた。
 第4位に太平洋のアカウミガメを取り上げ、日本などの産卵上陸減少が著しいことを指摘した。
 アカウミガメは甲羅の長さが70−100センチに達し、太平洋、大西洋、インド洋の熱帯や温帯域を長距離にわたって回遊、雌が浜に上陸し砂を掘って産卵する。委員会は、日本とオーストラリアを中心とする太平洋のアカウミガメの産卵上陸数が過去25年間に90%以上減少したと指摘した。
 日本は、北太平洋で唯一、アカウミガメの産卵が確認されている場所だが、港の拡張や防波堤の設置で砂浜が減少したことが原因とみられる。
(共同通信)
天然記念物のウサギ捕食 奄美大島、野犬調査で判明

 鹿児島県の奄美大島で、森に捨てられ野生化した野犬などが、特別天然記念物で絶滅危惧(きぐ)種にも指定されるアマミノクロウサギを捕食している例が多いことが環境省などの調査で分かり、24日から新潟市で開かれる日本生態学会で発表される。
 東京大大学院農学生命科学研究科の亘悠哉さん(28)や環境省奄美野生生物保護センターが、2000年5月から05年11月にかけて奄美大島中南部の山中などで犬のフンを集めて分析した。
 亘さんによると、犬のフン58個を採取。うちクロウサギの体毛や骨などが23個のフンから見つかった。天然記念物のケナガネズミの毛なども11個、アマミトゲネズミのものも8個のフンから検出された。
 野犬のほか、島で放し飼いにされているペットの犬や猟犬もクロウサギなどを食べているとみられ、亘さんは「調査結果は野生化した犬の食性を反映しているのではないか」と説明している。
(共同通信)
触れて守ろう宮古馬 「荷川取牧場」オープン


 【宮古島】絶滅の危機にひんし、増頭計画が進められている県指定天然記念物「宮古馬」の体験乗馬などが楽しめる「荷川取牧場」(荷川取明弘代表)が4月29日、宮古島市平良下里にオープンした。宮古馬保存会(会長・伊志嶺亮市長)が有料での営業を許可した初めての牧場。収益は牧場での飼育費用や宮古馬増頭に向けた取り組みに活用される予定で、関係者は「宮古島の観光振興にもつながる」と喜んでいる。

 保存会や関係者によると、宮古馬の頭数は現在、29頭(北海道の3頭を含む)で、同牧場ではそのうち11頭を飼育。荷川取代表は独自で約2ヘクタールの土地に牧場を造り、体験乗馬などイベントへの協力や繁殖を通して宮古馬の保存やアピールに努めてきた。
 この日は、牧場内外での引き馬や自由乗馬、自然探索乗馬など多様なメニューを用意。施設横にはベンチやテーブルも設置され、草を食(は)む馬たちの姿を見学することもできる。牧場では今後、利用者の声などを聞きながらサービス内容などを固めていく方針だ。
 この日は大勢の子供たちが牧場を訪れ、馬との触れ合いを楽しんだ。前津聖人君(10)は「宮古馬に初めて乗り、楽しかった。子馬もかわいかった。また来たい」と話した。今年生まれた子馬に顔を近づけられて驚く子もいた。
 荷川取代表は「今後は宮古馬の繁殖にさらに力を入れるとともに、観光振興につながるよう安全第一で牧場整備や馬の調教に取り組んでいきたい」と力強く抱負を述べた。問い合わせは荷川取代表、090(9781)1977。
(琉球新報)
絶滅危惧種のサルが死ぬ 名古屋市の東山動物園

 東山動物園(名古屋市)は23日、国際自然保護連合の絶滅危惧(きぐ)種に指定されているオナガザル科のフランソワルトンの雌、ダイダイが死んだと発表した。
 東山動物園によると、ダイダイは6歳で、23日午前9時ごろ、飼育員が検疫施設内で死んでいるのを発見した。吐いたものが気管に入り窒息死したらしい。22日午後、福井県鯖江市の西山動物園から繁殖のため東山動物園に来たばかりだった。
 フランソワルトンは、中国南部からラオス、ベトナムの森林に生息し、木の葉が主食。東山動物園では過去6回、繁殖に成功していた。
 東山動物園は「子供を産んでくれると期待していたが残念だ」としている。
(共同通信
<ヤンバルクイナ>生息数717羽まで激減 絶滅を危惧

 沖縄本島北部「やんばる」地域に生息する飛べない鳥、ヤンバルクイナの推定生息数が717羽まで激減していることが、山階(やましな)鳥類研究所(千葉県我孫子市)が昨年10月に実施した調査で分かった。15日から盛岡市で開かれる日本鳥学会で報告する。全体数の調査は1220羽と推定された01年以来4年ぶりで、絶滅の縁に追い込まれている状況が浮かび上がった。
 同研究所によると、調査は沖縄県国頭(くにがみ)村を中心に、同県東村や大宜味(おおぎみ)村の一部を含めたやんばる地域で昨年10月に実施した。生息域を約250平方キロメートルと推定し、1キロ四方ごとに録音したヤンバルクイナの鳴き声を流して、鳴き声を返してきた数を元に算定した。
 ヤンバルクイナの生息数は85年に1500〜2100羽と推定されていたが、生息域はやんばる北部に次第に狭められ、減少している。道路で車にはねられたり、ハブ退治のために人工的に移入したマングースや野生化したネコなどに捕食されているのが原因とみられている。
 調査を担当した尾崎清明標識研究室長は「1000羽を切っているのは推測していたが、ここまでとは思わず驚いた。致命的とも言える数字で、日本固有では最も数が少ない鳥の一種ではないか。手遅れになる前に人工繁殖や天敵の駆除などに早く取り組むべきだ」と話している。【船木敬太】
 ▽ヤンバルクイナ 1981年に沖縄本島北部で発見されたクイナ科の沖縄固有の鳥。全長約30センチで羽が退化して飛べず、夜間は樹上で眠る。主食は昆虫や甲殻類、両生類などの小動物。環境省のレッドデータブックでは近い将来における絶滅の危険性が高い「絶滅危惧(きぐ)IB類」に指定されている。
(毎日新聞) - 9月9日10時38分更新
<地球温暖化>鳥類絶滅の恐れ WWFがナイロビで試算公表

 【ナイロビ山本建】地球温暖化で、世界の鳥類の多くが絶滅するとの調査報告書を14日、世界自然保護基金(WWF)がナイロビで開催中の京都議定書第2回締約国会議で公表した。気温が現在より1.5〜4.2度上昇するとされる2080年には、豪州で最大7割、欧州や南アフリカで4割の鳥類が絶滅する恐れがある。WWFは「鳥類は環境変化の指標で、温暖化問題では、炭鉱で有毒ガスを察知するカナリアのようなものだ」と指摘、各国に温室効果ガスの排出削減を訴えた。
 報告書は、鳥類に関する200本以上の世界の研究論文を分析してまとめられた。温暖化の影響を受けやすいのは、海面上昇や湿地の減少ですみかを奪われる渡り鳥や海鳥だと分かったという。
 例えば、シベリアの湿地は温暖化の進展で7割が消失すると予想されるが、その結果、シベリアで繁殖するソデグロヅルは絶滅する可能性が高い。70年代以降、50%も生息数が減ったエクアドルのガラパゴスペンギンも絶滅の危機にある。
 また、欧州では、餌になる虫の出現のピークが温暖化で早まったが、アフリカなどからの渡り鳥がそれに対応できず、生息数を減らすケースも出ている。
(毎日新聞) - 11月15日11時3分更新
クマ殺処分1900頭超 絶滅の懸念も 本年度・東北


 東北6県で人里に出没するなどして、殺処分されたクマの頭数が本年度、1900頭を超えた。全国で処分されたクマの約4割にあたり、地方別では最も多い。県別では山形県が全国トップで、上位10位以内に青森を除く5県が入っている。西日本では個体数の維持に取り組む自治体もあるが、東北では少なく、個体数の減少を不安視する声も上がっている。
 昨年12月末までの東北各県の捕獲数、処分数は表の通り。いずれも既に前年度1年間の頭数の5倍を超えている。処分数は北海道や長野、新潟両県も多いが、東北の各県は福島4位、秋田7位、岩手9位、宮城10位で、全体では中部地方を約230頭も上回る。
 絶滅が危惧(きぐ)される西日本では種の保護の観点から捕獲後、地域住民の了解を得た上で、子グマやおとなしいクマを山に返す放獣に積極的に取り組んでいる。中部地方は捕獲数では東北を上回るが、17.4%にあたる約360頭を放獣。福井や京都、兵庫では50%を超えている。
 東北では生息数が比較的多く、クマの保護施設がないことなどから捕獲後、大半が処分されている。放獣率は岩手の9.1%が最高で、山形はゼロ。6県とも全国平均の9.7%を下回る。
 保護管理計画を作り「クマとの共生」を掲げる県もあるが、「被害を受ける住民の理解が得られない」「獣医師の協力など放獣する体制が不十分」などの理由で放獣数が伸び悩んでいる。
 NPO法人「みやぎ野生動物保護センター」の武田修代表=多賀城市=は「このまま捕り続けたら絶滅の可能性もある」と指摘。若いクマが人里に出没し、捕獲されるケースが多いことから「突然一帯のクマが激減することも考えられ、人間の都合だけで処分せず、生態系全体の保護が必要だ」と話している。

1月29日7時1分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070129-00000007-khk-soci
ビーバー、ニューヨーク市で200年ぶり生息確認

2月25日3時13分配信 読売新聞

 【ニューヨーク=大塚隆一】ニューヨーク市でビーバーの生息が約200年ぶりに確認された。

 23日付のニューヨーク・タイムズ紙などによると、市旗や市章にも描かれているビーバーが戻ってきたのは同市北部のブロンクス川。2〜3歳のオスと見られ、木や泥を使って幅約3.7メートルの巣を作っている。専門家は上流地域での生息数が増えたこと、ブロンクス川の浄化が進んだことなどが原因とみている。

 ビーバーはかつて北米に大量に生息し、その毛皮の貿易はオランダ植民地時代のニューヨークの主要産業だった。しかし、18世紀に乱獲で激減し、19世紀初頭から姿を消していた。

最終更新:2月25日3時13分
キセルハゼ絶滅危惧種発見 県内で初 2匹、雌には卵 山口湾で県水産研究センター 「干潟の価値再認識」

2月23日10時9分配信 西日本新聞

 県水産研究センター内海研究部(山口市秋穂二島)は、近くの山口湾で、環境省のレッドデータブックで最も絶滅の危険性が高い「絶滅危惧(きぐ)種」に指定されているハゼ科のキセルハゼ2匹を見つけた。国内でも瀬戸内海と有明海の一部でしか確認さていない珍しいハゼで、県内での発見は初めて。

 同センターが20日、椹野(ふしの)川河口の干潟で魚類の生態調査中に、網にかかった。雄、雌1匹ずつで、ともに体長約5.5センチ。雌は腹部が大きく産卵間近とみられる。キセルハゼは、干潟に掘られたアナジャコの巣穴などに生息するという。

 同川河口の干潟では、これまでもカブトガニをはじめアオギス、シラウオなどの希少生物が見つかり、多様な干潟生態系が保たれていることが、今回の発見で再確認された。

 同センターの内田喜隆専門研究員(34)は「椹野川河口の干潟の存在価値が再認識された。市民と協力して今後も川の自然再生活動に取り組んでいきたい」と話している。キセルハゼは近く、下関市の水族館「海響館」で飼育保存してもらう。

=2007/02/23付 西日本新聞朝刊=
カスミサンショウウオの生息確認 京田辺でやましろ里山の会ら

4月5日22時48分配信 京都新聞

環境省のレッドリストで絶滅危ぐ種に分類されるカスミサンショウウオの卵が、京都府京田辺市南部の山間部でこのほど見つかり、生息が確認された。
 生息の有無を調査していた同市のNPO法人「やましろ里山の会」と近畿大農学部の桜谷保之教授が発見した。
 カスミサンショウウオは、鈴鹿山脈以西の本州と四国北東部、九州北西部に生息する。体長10センチほどで、山あいのわき水がある雑木林で暮らし、水たまりに産卵する。府南部では、城陽市や宇治田原町でも成体や卵が見つかっている。
 京田辺市の発見場所では、放棄田にできた水たまりに、50個ほどの卵が入った卵のうが6つ生み付けられていた。近くふ化するという。同会は「こまめに観察して生息状況を確認していきたい」としている。
ベッコウトンボ:環境省の絶滅危惧種、磐田で羽化 /静岡

4月6日12時3分配信 毎日新聞

 磐田市岩井の桶ケ谷沼で3日午前、環境省の絶滅危惧(きぐ)種に指定されているベッコウトンボの羽化が今年初めて確認された。今年は暖冬だったため例年より早めの羽化が見込まれたが、昨年と同じ3日だった。
 桶ケ谷沼では毎年安定したベッコウトンボの個体数を確認しており、日本有数の生息地として知られる。桶ケ谷ビジターセンターによると、今年初めて羽化を確認したのは、毎朝沼を観察している同市西貝塚の大澄武さん(65)。3日午前9時ごろ沼を散歩中に発見し撮影した。同センターの細田昭博所長は「当初は3月中旬を予想していたが、途中寒さが戻ったため昨年と同じ日になったのだろう」という。羽化のピークは例年4月下旬に迎える。【望月和美】
絶滅危惧種のアムールヒョウ、ハンターに撃たれ死亡

[モスクワ 23日 ロイター] 世界で7頭の生息しか確認されていない雌のアムールヒョウのうち1頭が、極東ロシアでハンターに撃たれて死亡した。世界自然保護基金(WWF)が23日に明らかにした。これにより、同種は絶滅にまた一歩近づいたことになる。
 環境活動家らは前週、アムールヒョウの生息数が現在25─34頭だとの見方を示していた。
 動物の種の保存には少なくとも100頭が必要とされており、雌の繁殖力にも大きく依存している。WWFによると、ネコ科の動物はストレスを受ける環境では雄を生む傾向が強く、野生のヒョウは雌よりも雄の方が多いという。
 WWF極東ロシアのパベル・フォメンコ氏は「ヒョウの殺害は人間の臆病さや愚かさによってのみ起こることだが、今回のケースはその両方と言えよう」と語った。
 これまでにアムールヒョウが人間を襲ったという記録はない。環境活動家らはロシア政府に対し、ヒョウのハンティング取り締まりを訴え、極東ロシアの自然公園内での規制強化を求めている。
もうロンサムじゃない? ガラパゴスゾウガメの親類発見

2007年05月02日18時49分

 エクアドル・ガラパゴス諸島のピンタ島で見つかった世界で1匹の希少な種類のゾウガメ「ロンサム(独りぼっちの)ジョージ」に親類が見つかった。米エール大などの国際チームが同諸島のイザベラ島で、ジョージと同じピンタ島系の父親をもつらしい交雑種1匹を確認し、1日付の米科学誌カレント・バイオロジーに論文を発表した。

 ガラパゴス諸島には現在、島ごとに進化したゾウガメの亜種が11種類いる。ピンタ島系は絶滅したと考えられていたが、1970年代初めにジョージが見つかり、同諸島サンタクルス島のチャールズ・ダーウィン研究所に保護された。

 国際チームは同諸島最大のイザベラ島にすむ27匹のゾウガメから遺伝子を採取。ピンタ島系や、これに似たエスパニョーラ島系のゾウガメと遺伝子を比べた。

 その結果、27匹のうち8匹がイザベラ島の固有亜種ではなく交雑種と判明。その中の雄1匹が、ピンタ島系の父親と、イザベラ島系とエスパニョーラ島系が交雑した母親との間に生まれたらしいことを突き止めた。

 国際チームは「ピンタ島系の子孫がジョージだけでないことがはっきりした。親類をさらに見つけ出すため、緊急に広範な調査をする必要がある」と訴えている。
<ゲンジボタル>激減の危機 カワニナ似の貝が生息拡大

6月24日11時49分配信 毎日新聞

 外来種の巻き貝「コモチカワツボ」が急速に生息域を拡大している。ゲンジボタルの幼虫が本来食べるカワニナの稚貝にそっくりで、コモチカワツボを餌にしたホタルの幼虫が成虫になる割合は、カワニナを餌にした場合の6分の1。発光力も半分だといい、専門家は「このままではゲンジボタルが激減する」と警告している。
オキナワキノボリトカゲ:自然繁殖、駆逐か保護か−−日南市、対応に苦慮 /宮崎

7月5日17時1分配信 毎日新聞

 沖縄や奄美諸島に生息するオキナワキノボリトカゲが日南市油津港の津の峰一帯に自然繁殖している問題で、日南市は駆逐か保護かの対応に頭を痛めている。
 市が繁殖に気づいたのは今年1月末。油津地区の住民から「見慣れないトカゲがいる。人に危害を加えたり、病気をうつしたりしないか」と問い合わせがあり、人には無害のオキナワキノボリトカゲとわかった。
 沖縄や奄美では絶滅危惧2類に登録されている希少動物。しかし、日本本土の生態系にとっては影響を及ぼしかねない外来種で、在来のトカゲやヤモリを絶滅させる危険もある。
 は虫類学者の中に「本土の生態系を守るには、狭い地域にとどまっている間に駆逐した方がいい」という意見がある一方、自然繁殖で増えてしまった以上、完全駆逐は難しいとの見方も。また「長年すみついて新たな生態系を築いたのだから、駆逐は逆に生態系を壊すことにならないか」という意見もある。
 市環境対策課の横山嘉男課長は「専門家とともに地元住民の意見も聞きながら、今後の対策を決めていきたい」と言うが、仮に駆逐するにしても捕獲して隔離するのか、それとも殺してしまうのか、規制して保護するとすればどんな法律や条例が適用できるか、判断に迷うところだ。
 幸い、津の峰一帯は、広渡川河口と油津港を結ぶ堀川運河や国道で中心街から遮断され、トカゲは“島”に封じ込められた状態になっている。しかし、うわさを聞きつけたペット業者らが勝手に“島外”に持ち出す懸念もある。現地調査した県総合博物館の末吉豊文主査は「対応策が決まるまでは、拡散を防ぐために現在の生息域から出すようなことがあってはならない。住民にも協力をお願いしたい」と話している。【塩満温】

7月5日朝刊
ビワツボカムリ生きていた? 県琵琶湖環境科学研 北湖で殻発見

8月10日15時19分配信 京都新聞

琵琶湖固有種で滋賀県の絶滅危惧(きぐ)種に指定されている動物プランクトンのビワツボカムリの殻が、13年ぶりに琵琶湖で発見されたと、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が10日発表した。生体は確認されていないが、見つかった45個の殻のうち、細胞の一部と見られるかけらが残るものもあり、同センターは「殻の状況から今も生息する可能性が高い」としている。
 殻は長さ約0・3ミリで、白っぽい半透明色。
 同センターが6日の湖底調査で、高島市沖の北湖中央部の水深約88メートルで湖底の泥を採集したところ、45個のビワツボカムリの殻がほぼ完全な形で見つかった。
 細胞の一部と見られるかけらが残る殻も4個あり、同センターが遺伝子解析を進めている。
 ビワツボカムリは根足虫(アメーバ)の仲間で、先端が角状にとがったつぼ型の殻を持つ。かつては琵琶湖全域に生息し、8月から11月にかけて水面付近に浮上するのが確認されていた。
 生きた個体は1981年に大津市沖の北湖で1個体を確認して以降、26年間にわたって見つかっておらず「幻のプランクトン」とされていた。
 発見した一瀬諭主任専門員は「完全な形の殻が大量に出たことに驚いている。湖底の泥質化や低酸素化など環境悪化が危ぶまれる中、生息が確認されれば明るいニュースだ」と話している。
野生生物1477種、35年で生息数27%減…WWF報告

5月23日14時39分配信 読売新聞

 世界自然保護基金(WWF)は、1477種の野生生物の生息状況について、過去35年間で27%減少したとする報告書をまとめた。

 地球上の多様な生物を守る生物多様性条約の締約国会議が現在、ドイツのボンで開かれているが、「2010年までに多様性の損失速度を大幅に減少させるという国際目標の達成は困難」との見方を示している。

 WWFは定点観測されている約4000の個体群について、1970年を基準年にして、生息個体数や営巣数などを指数化して分析した。

 その結果、開発などによる生息地破壊や乱獲などによって、05年段階で哺乳(ほにゅう)類や鳥類など陸地の動物は25%、魚類や水鳥など海に生息する動物は28%減った。海の動物は特に南太平洋で53%、南大西洋は46%減少したという。

 国際自然保護連合(IUCN)が絶滅した可能性が高いとしている中国のヨウスコウカワイルカの個体数や、絶滅寸前とされているインドのベンガルハゲワシの営巣数は、05年にはほぼ「ゼロ」となったとしている。

最終更新:5月23日14時39分
「ニモ」絶滅の危機に=映画人気があだ−英研究者

【ロンドン26日時事】英カンブリア大学のビリー・シンクレア教授はこのほど、ディズニーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」の主役として取り上げられた熱帯魚カクレクマノミが絶滅の危機にひんしているとの研究報告をまとめた。
 映画人気によるペット需要の高まりや、地球温暖化に伴うサンゴ礁の白化現象が原因。海中の生態系を描き、自然の大切さを子供に伝えるはずの映画が皮肉にも深刻な自然破壊を招いている。
 同教授によると、オーストラリアで行われた調査では、1つの群れの平均個体数が25匹から6匹に激減。繁殖の維持が難しくなっているという。 
イスラエルのマサダ要塞から発掘された2000年前の木の実、発芽して見事に成長

【Technobahn 2008/6/16 11:47】紀元前73年に反ローマ勢ユダヤ人による集団自決が行われことでも有名なイスラエルにあるマサダ要塞の遺跡から発掘された今から2000年前のものと見られるナツメヤシの木の実が発芽し1メートル以上の高さに成長していたことが12日、イスラエルの医療機関の発表により明らかとなった。

 この木の実の栽培に成功したのは、イスラエルのハダーサ医療機構(Hadassah Medical Organization)の研究グループ。

 木の実はマサダ要塞から発掘された後、放射性炭素年代測定法により2000年前のものであるということが判明。さらにDNAを使った分析によりナツメヤシの現在種には含まれていない遺伝子構造をもつ、古代の絶滅種であるということが判明していた。

 栽培を続けているハダーサ医療機構では、2000年前にマサダ要塞で立てこもってローマに最後の抵抗を試みたユダヤ人が食料として蓄えていたナツメヤシの実が、今ここにこうして成長を遂げている姿を見るのは実に感慨深いと述べている。

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