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河出書房新社 世界文学全集コミュのウルフ/鴻巣友季子/リース/小沢瑞穂

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全集第13巻を読むにあたり参考になるかもしれない
作家・翻訳家や作品に関する周辺情報や雑談などなど。
いい情報があれば、どんどん書き込んでね。

コメント(12)

◆ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』

1927年刊、作者45歳のときの作品。
時は1910〜20年頃、(その内1914〜18年は第1次世界大戦中)
舞台はスコットランド北西ヘブリディーズ諸島のスカイ島。
予備知識は、特にいらないでしょう。登場人物表は欲しいけど。


◆ジーン・リース『サルガッソーの広い海』

1966年刊、作者76歳(!)のときの作品。
時は、おそらくは1833年以降、
舞台はジャマイカなど英国領だった頃の西インド諸島の島々。
『ジェイン・エア』は先に読んでおいたほうが
より楽しめると思いますよ。
ヴァージニア・ウルフ
Virginia (Adeline) Woolf、
(1882年1月25日 - 1941年3月28日)

イギリスの女性小説家、評論家。
1882年、著名な文芸批評家レズリー・スティーヴンを父親として、ロンドンに生れる。
父親の教育と知的な環境(ブルームズベリ・グループ)の中で、
早くから文芸への情熱を育み、1915年、最初の長篇小説『船出』を出版。
その後、プルースト、ジョイスらによって示された「意識の流れ」を
独自の立場から追求し、代表作『ダロウェイ夫人』『灯台へ』『波』が生れる。
しかし、その生涯は精神病による発作と自殺未遂が何度も繰り返され、
1941年、神経衰弱のため入水自殺。

そんなウルフの声は、ここで聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=GKwQ8kBMuJw

■翻訳
これからがっつり読みたい人は
みすず書房のヴァージニア・ウルフ コレクション。
『燈台へ』 伊吹知勢 訳 
『自分だけの部屋』 川本静子 訳
『ダロウェイ夫人』 近藤いね子 訳
『波』 川本静子 訳
『三ギニー』 出淵敬子 訳
『オーランドー』 川本静子 訳
『壁のしみ 短編集』 川本静子 訳 ※絶版
『ある作家の日記』 神谷美恵子 訳 ※絶版

みすず書房から、ほかには
『病むことについて』 川本静子 訳(大人の本棚)  ・日本独自編集
『ロジャー・フライ伝』 宮田恭子 訳(ブルームズベリー叢書)
『女性にとっての職業』 出淵敬子・川本静子 監訳 ・日本独自編集
『フラッシュ』 出淵敬子 訳
が出ています。

あと入手しやすいところでは、ちくま文庫の2冊
『オーランドー』杉山洋子 訳 
『ヴァージニア・ウルフ短篇集』西崎憲 訳 ・日本独自編集

そして
『ダロウェイ夫人』丹治愛 訳 集英社文庫
『ダロウェイ夫人』富田彬 訳 角川文庫
『灯台へ』御輿哲也 訳 岩波文庫
鴻巣 友季子

1963年、東京生まれ。英文学翻訳家。
お茶の水女子大学修士課程在学中より翻訳・文筆活動を開始。
J・M・クッツェー『恥辱』、M・アトウッド『昏き目の暗殺者』、
ルル・ワン『睡蓮の教室』などなど、手掛けた翻訳書は50冊以上。
2003年刊行のE・ブロンテ『嵐が丘』の新訳が大きな注目を集める。
昨今では評論の分野にも活躍の場を広げ、 新聞・雑誌で書評欄を手掛ける。

■著作
『翻訳のココロ』(ポプラ社) 2003/08→ポプラ文庫 2008/12
『明治大正翻訳ワンダーランド』 新潮新書(新潮社) 2005/10
『やみくも ― 翻訳家、穴に落ちる』(筑摩書房) 2007/12
『孕むことば』(マガジンハウス) 2008/05
『カーヴの隅の本棚』(文藝春秋) 2008/10

翻訳家インタビュー(スペースアルク)
http://www.alc.co.jp/eng/hontsu/h-itv/1101.html
鴻巣さんの翻訳って、評価が高いのですか?
教えてください。
モントゥーさん、はじめまして。
書き込みありがとう。

鴻巣さんの一般的な評価はこんな感じ。

豊崎由美
http://www1.e-hon.ne.jp/content/photo_9784757214569_01.html

野崎歓
http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_481/yurin.html

温水ゆかり
http://book.asahi.com/bunko/TKY200901260137.html

柴田元幸氏も褒めてましたっけ。

逆に、ネット上では匿名の悪評もいくつかあります。
「鴻巣友季子 誤訳」で検索すると数件でてきます。
(まあ、数件のうち、ほとんどは同じ人が書いてるようですがw)
-------------------------------
管理人も鴻巣さんの翻訳は何冊か読んでますが、
クッツェー『恥辱』なんか、おっさんの話なのに、
チカラのこもったいい日本語で、楽しませてもらいました。

まあ、他人の意見なんか気にせずに、
まずは、自分で読んで確かめてみてください。
作品そのものがしっかり味わえれば、いい翻訳なのです。

もし翻訳の良し悪しがどうしても気になって仕方がないのなら

 岩波書店編集部編『翻訳家の仕事』岩波新書
 村上春樹・柴田元幸『翻訳夜話』文春新書

あたりを読んでみるのも、いいと思いますよ。
(あと別宮貞徳の欠陥翻訳シリーズも推したいんだけど、
 これはさすがに入手困難)
馬場野弾さま

お返事ありがとうございます。

鴻巣氏、なんだか良くない評価があったような。

語学ができないだけに、翻訳文の選定には気を使います。

ジーン・リース
Jean Rhys
(1890年8月24日-1979年5月14日)

イギリスの小説家。英領ドミニカ島生まれ。
イギリスの作家。英領ドミニカ島生。有名なドミニカ共和国ではなく、
西インド諸島の一部で南米ベネズエラに近い小さな島である。

父親はアイルランド出身の医師、母親は現地のクレオールだった。
裕福な白人家庭の子女として南国の自然に育まれた。

18歳の時に英国に渡ってケンブリッジの女学校に入ったが、
スノッブな英国白人社会に馴染めず演劇学校に転校する。
父の死を機に退学してドサ回りの劇団に入り、コーラス・ガールとして英国各地を転々とする。
これが、長年にわたる放浪生活の始まりとなる。
以後、映画のエキストラ、レストランのウェイトレスなど職も転々とするようになる。

妊娠中絶などの憂き目にあい、29歳でオランダ人のジャーナリスト、ジーン・ラングレットと結婚。
ヨーロッパ大陸に渡ってウィーン、ブダペスト、パリなどをまた転々とした。
が、ラングレットはスパイだったらしく、本国へ送還されてしまう。
彼女は夫の書いたものを翻訳したりして生計を立てていたが、このときパリに来ていた
英国の作家・編集者フォード・マドックス・フォードと出会い、愛人関係を結ぶ。
フォードの序文つきで処女短編集を刊行(1927年)それから32年までさらに四点の作品を出版し、
まずまずの好評を得ていたが、戦争とともに忘れられた作家となる。

1957年にBBCが彼女の作品をラジオドラマ化しようとしてその消息を追い、
犯罪者まがいのいかがわしい男たちとの二度に渡る結婚生活に失敗し、
放浪生活に入って生死さえ危ぶまれていた彼女を発見した。
その時点で既にリースは作品を書きためており、66年に長篇『サルガッソーの広い海』を発表、
二つの文学賞を獲得するなどの栄誉を受けた。
しかし、そのときの彼女の感想は「遅すぎた」であった。
殺到するマスコミに対応するには彼女の生活は荒れすぎており、
世間を拒絶しやがて孤独の中で荒廃した人生の幕を閉じる。

※あんまり面白いので「はてなキーワード」からコピーしました。
全集の年譜とは、えらくイメージが違います。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B8%A1%BC%A5%F3%A1%A6%A5%EA%A1%BC%A5%B9?kid=167506

■翻訳
『カルテット』岸本佐知子 訳 早川書房 1988/10 ※絶版
『サルガッソーの広い海』●本書
小沢瑞穂

東京都出身。立教大学英米文学科卒業。
アメリカ留学後、エールフランスのキャビンアテンダントとして勤務。
その後、帝人マーケティング部、デパートの商品企画室で翻訳などに携わり、
35歳でフリーの翻訳家として独立。100冊を超える訳書がある。
2006年のインタビュー↓
http://www.s-woman.net/ozawa-mizuho/2.html
なんと、東京で手打ち蕎麦屋さんをしながら、翻訳されているらしい。

■著作
『やっとひとり』(晶文社)1996/03 ※絶版
『大人の女の英語術』(幻冬舎)2002/11 ※絶版
『サルガッソーの広い海』を読む前に
『ジェイン・エア』を読み終わりましたわーい(嬉しい顔)
次は『サルガッソー…』ですが
近所の本屋さんには置いてなかったので
アマゾンで注文したいと思いますぴかぴか(新しい)
でも金欠なので手元に届くのは先になるかもあせあせ(飛び散る汗)
でも楽しみですうれしい顔
>>darkさん
金欠。わかります。
管理人もそうです。
今日も久し振りに本屋へ行きましたが
マルケスの自伝とか、ニール・ゲイマンの短編集とか
ぐっと我慢しましたよ。

『サルガッソー』読んだら、
また教えてくださいね。

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