Ｍｉｃｈａｅｌ　ＷｉｌｔｏｎコミュのＡＡ　２００５　冬のＵＳＡ　その３

Ｄａｙ　１６　Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ，Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ，Ｂｅａｃｏｎ　Ｔｈｅａｔｅｒ　　　　　　　　　２/０３/０５

ビーコンシアターへとバンで素早く移動してからドレッシングルームへと階段を上がって行き、ティム・テュルーマン、地元のＮＹオーケストラのストリングセクションと一緒にするサウンドチェックのために階下に降りていった。地元の組合によるステージの停電のおかげで進み具合はまあまあってところだったけど、オーケストラと一緒だと結局のところ即興で合わせることになるので僕はあまり（サウンドチェックに関しては）心配してなかったんだ。
僕はまわりから移されたと思われる立ちの悪い風邪からようやく回復してきたところだったんで気分はなかなか良かった。
１曲目のＷｈｉｓｐｅｒはパワフルに始まっていったんだけど、僕はメタって弾きまくってしまったのか、ワイヤレスのイヤーモニターが取れてしまったんだよ。マイキーＶ（ギターテクさんです）がやって来てくれて、僕に当てられていた輝かしいスポットライトを少し横取りしながら取り付け直してくれたけど。
マインドクライムのセットはマジカルだった！ビーコンでソールドアウトのスタンディングギグが出来るなんてあまりにもクールなことだ。全てがとても激しかった。実はＢｒｅａｋｉｎｇ　ｔｈｅ　ｓｉｌｅｎｃｅの時、パワーコードが僕の右腕に一撃してものすごく痛かったんだ。なんとか持ちこたえて素晴らしいエンディングが迎えられたけどね。
ショウの後はレコードレーベルの人たちやＶＨ−１の人たちに挨拶したりした。ドリームシアターのジェイムスとマイクが遊びに来てくれた。午前１時には自分の寝床に戻っていたよ。前回の時と比べると偉い違いだったな、今夜は。（訳注：前回ここでショウをした時は遅くまでパーティーだったようです）


Ｄａｙ１７　Ｈａｒｔｆｏｒｄ，Ｃｏｎｎｅｃｔｉｃｕｔ，Ｗｅｂｓｔｅｒ　　　　　　　　　　　　　　　　　２/０４/０５

ウェブスターシアターの楽屋は寒くて湿っぽかったので、ショウが始まるまで暖かくて居心地良いバスの中でほとんどの間過ごした。ショウが始まったとたん、生あったかい、けむりがかったアルコール臭い空気が漂よってきた。会場は入り口の所まで詰まっててギュウギュウだった。Ｓｉｌｅｎｔ　Ｌｕｃｉｄｉｔｙまではセットはスムーズに運んでいたんだけど、ソロの後ギターの音がシューシュー言い始めて今まで澄んでいた音がまるでバーベキューでグリル中のチキンのように鳴りはじめた。僕の頼もしいメサ・ブギー１００/１００のパワーアンプには火が付いていた！皮肉なことにこのショウのゲストリストとしてメサ・ブギーから二人来てたんだよ！でもこの曲がセットの最終曲でラッキーだったよなあ！！
マインドクライムのセット用にマイキーＶがバックアップ用のマーシャル１００ワットのアンプを繋いでくれた。
Ａｎａｒｃｈｙ−Ｘの最初のコードを弾いたら、ものすごく音がデカくってＥｄ　Ｂａｓｓのアタマがもう少しで吹っ飛ぶところだったよ。みんながミックスを調整した後はショウはロックしてたな。少しだけ映像のマイナーなミスがあったものの、何だかんだいってもＫｉｃｋ　ａｓｓなショウだった。ショウの後は、クールなファンやトルコからやってきた女の子たちと話したりした。Ｆａｔｅｓ　Ｗａｒｎｉｎｇのフランクと彼の奥さんがやってきて一緒に話したり笑ったりした。


Ｄａｙ１８　Ｐｈｉｌａｄｅｌｐｈｉａ，Ｐｅｎｎｓｙｌｖａｎｉａ，Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　Ｆａｃｔｏｒｙ　　　　　　　　　２/０５/０５

エレクトリックファクトリーでのショウは素晴らしかった。風邪もすっかり良くなってエネルギー溢れる観客に見合った十分なエネルギーを僕も発散出来た。マインドクライムは猛烈だった。観客は一杯でギュウギュウ詰めだったよ。ショウの後も良くって、僕はＫｉｃｋ　ａｓｓなフィリー・チーズ・ステーキを食べたよ。
(訳注：フィリー・チーズ・ステーキとはホットドッグのような形をしたバンに薄切りの肉とチーズが溶けて乗ってるものです。写真はこちら。http://whatscookingamerica.net/History/Sandwiches/PhiladelphiaCheeseSteak.htm）

Ｄａｙ　１９〜２２　　　オフ


Ｄａｙ２３　Ｓａｎ　Ｆｒａｎｃｉｓｃｏ，Ｃａｌｉｆｏｒｎｉａ，Ｗａｒｆｉｅｌｄ　　　　　　２/１０/０５

この日は特別なアコースティックショウのためにロックステーション、Ｔｈｅ　Ｂｏｎｅ１０７．７へと午後１時に向かうことから始まった。昨夜、４軒のアイリッシュ・バーとゴールドダッシュサルーンをはしごした後、ストーンと僕はマインドクライムからもう１曲アコースティックを追加することに決めたんだ。僕はＭｉｓｓｉｏｎはどうかと思ってホテルの僕の部屋でＴｈｅ　Ｂｏｎｅへ行く前に練習した。
演奏はとても上手くいったと思う。国中に流れるんだからほっとしたよ。
Ｗａｒｆｉｅｌｄはショウをするのにとてもいい所だよ。ショウの前、僕のパートナーであるＥｄ　ｂａｓｓの具合が良くなかったので、医者を呼んでいい薬を出してもらった。
ショウの始めの方はちょと怪しげだった。というのもストーンはギターのカッティングでトラブっててみんなのミックスが乱れてしまったんだ。最初の２曲は僕はほとんどシングルギタープレーヤーとして演奏することになってしまった。このトラブルが収まってからはＫｉｃｋ　ａｓｓなショウとなったけど。ミート＆グリートはとても良かった。サンフランシスコは僕の故郷だから戻って来れてうれしかったよ。


Ｄａｙ２４　Ｋｅｌｓｅｙｖｉｌｌｅ，Ｃａｌｉｆｏｒｎｉａ，Ｋｏｎｏｃｔｉ　　　　　　　　　　　　　　　　２/１１/０５

今日はちょっと変わった日だった。というのもまるで結婚式で演奏してるようだったからね。今までに観客がディナーを食べている所でプレイしたことなんて一度もなかったよ。最初のセットでは僕はとても乗れなかったんで興味を引くために、お客さんのグラスめがけてピックを投げ入れてみようと試みた。マインドクライムのセットではずっとマシになって、観客もちゃんと立ち上がってくれたんだ。セキュリティに座るよう言われていたんだろうけどね。
ライターつけてるヤツもいたなあ。観客が座ってなきゃいけなくてもマインドクライムをやってる時は、エネルギーに満ちていたので、僕はギターの音の世界へ昏睡していくことが出来た。なんだかんだと言ってもバンドはタイトにプレイしたと思う。


Ｄａｙ２５　Ｓｔａｔｅｌｉｎｅ，Ｎｅｖａｄａ，Ｈａｒｒａｈ’ｓ　　　　　　　　　　　　　　　　　２/１２/０５

スキーに行けたらなあ〜と僕はスキーヒルを見ては唾を飲む思いだったよ。でも土曜でいいお天気だったからスキー場もきっと混んでいたに違いないな。
ショウはワークアウトのようで空気が薄いのでマインドクライムのセットの時、気を失いそうになったよ。デンバーの時よりももっと厳しかった。
ショウの後は親戚やクールなファンたちと過ごした。ギャンブルは慎んでおいたよ。


Ｄａｙ２６　　　　　移動日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２/１３/０５