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スラムダンク(続)書いてみたコミュのBOTTOMs UP 4

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4話 『神奈川の1位』




午前9時、湘北高校体育館。



赤木『あぁ・・・どうするか。どうしよう・・・。』



新生湘北バスケ部の初試合のこの日、普通なら初監督という緊張で埋まるはずの赤木の心境は、緊張ではなく困惑で埋め尽くされていた。


赤木『どうするか・・・・。このままでは試合ができん・・・・。』



バスケットの試合は5人対5人。だが・・・・



赤木『人数が一人足りん!!!!!!!』


今のバスケ部には、3年3人、2年生2人に流川の入った6人のはずなのだが、現在体育館にいるのは、小林、安井、角田、流川・・・だけであった・・・・。


バスケ部一同練習中『ソオォォ!エイ!オウ!エイ!オウ!』


赤木『小林!ちょっと。』赤木が小林を手招きして呼ぶ。

小林『はい・・・・。』

赤木『あとの二人には今日練習試合があること伝えたのか?』

小林『はい・・・。昨日、家に電話して試合があることは伝えました。けど、どちらも本人が出たわけじゃないので・・・。』


どうにかして人数を集めようと頭を悩ませていると。


海南バスケ部『チューーーーーーーッス!!』


赤木、小林『げっ!!!』

海南バスケ部の一人『今日は練習試合宜しくお願いしゃーーーっす!』

海南一同『シャーーーーーーッス!!!』


体育館入り口、海南バスケ部到着。


赤木『来てしまった。どうする・・・・。』


小林が海南に荷物置き場の案内をしているとき、一人の男が赤木に近づいてきた。

頭でっかちのおじさん『赤木君。久しぶりだな。』

赤木『高頭先生!!!』


高頭力、海南の常勝記録に大きく貢献する、知将高頭の異名を持つ全国でも有名な名監督である。
赤木が湘北の選手時代にも対戦しており、そのときも湘北を苦しめた一人である。

高頭『今日は宜しく頼むよ。』

赤木『こちらこそ、胸を借りるつもりでやらせて頂きます。』

高頭『そんなに、謙遜しなくてもいい。こっちは3年生抜きの2年中心のチームでね、1年生の力も試すつもりで来てるから、まぁ初じめての監督だ。気楽にな。』

赤木『はい、ありがとうございます。』

高頭は挨拶を済ませると海南ベンチの方へ向かう、高頭が離れていくと赤木はわれに帰る。

赤木『・・・・ハッ!そうだ!人数!!』


もうすでに試合の準備、整備が始まっている。

赤木が慌てて高頭に事情を説明しようと小走りに海南ベンチの方へ向かおうとしたとき。


目つきの悪い短髪『ちゃ〜〜っす・・・。ふぁぁ〜。』

小林『みたにぃぃぃぃぃ。おそいぃぃ(泣)』


一人の男が気の抜けたような声で体育館に入ってきた。


三谷『あぁ、わりぃわりぃ。寝坊した。』

赤木『君が三谷か、会うのは初めてだな。』

三谷『ん?あんた誰?・・・っつかデカッ!!!』

流沢『・・・・・。』


この男は3年の 三谷 久貴。身長185cm、ポジションはG。
ようやく5人集まった湘北バスケ部。

湘北バスケ部第2の伝説が始まろうとしていた。



その頃、


スポーツ用品店チエコスポーツにて



ミチハル『これカッコイイなぁ・・・。ナイキの新作か?』


店長『いらっしゃいませ。よかったらサイズだしますよ?』

ミチハル『あ、いや・・・。』



見ていたバッシュを棚に置いて足早に店をでるケイタ。


ミチハル『何してんだ。おれ。』


少しうつむいた様子でミチハルは店を後にした。



またまたその頃


湘北高校校舎内



不良『リョースケくん・・・・もう諦めろって。』


リョースケ『うるせぇ。てか俺にまとわりつくのやめてくれない?疫病神!』

不良『う・・・フラれたのは俺がいたからじゃ・・・・。』


ドカッ!!


タンコブの不良『俺のせいじゃ・・・・(泣)』

リョースケ『ハルミちゃんはどこだぁぁぁ!てか何部だぁぁぁ!!!』



落ち込み男と、しつこい男がそんなことをしている間に体育館では試合が始まろうとしていた。




海南ベンチ

高頭『いいか!相手が弱小チームだと思うなよ。この試合はインターハイにとっても重要な試合だ。試合に出れる選手はアピールの場だと思って真剣にやるんだぞ。』

海南一同『ハイ!』

高頭『では、スターターを発表する。2年は神宮寺、砂川、武園。』

神宮寺、砂川、武園、『ハイ!』

高頭『あと1年、信田、荒木』

信田『ういっす!!!!』

荒木『はい!!!!!!!!(やった・・スターターだ。)』

高頭『ポジションは、PG神宮寺、SG荒木、SF信田、PF武園、C砂川でいく。よし、準備しろ。』


神宮寺が高頭に小声で話し始める。

神宮寺『監督、いきなり1年二人も使うんですか?まだ練習もろくに参加してませんよ?』

高頭『あぁ。だがこの二人のレベルは前から知っている。ちょっと見てやろうと思ってな。』

神宮寺『・・・・。』


武園『おい!1年坊!』

荒木、信田『はい?』

武園『足ひっぱんなよ?』

荒木、信田『・・・・(ムカッ!)』

信田『大丈夫っすよ。だって俺だもん』意味不明

武園『は?』


荒木、信田、今年海南に推薦ではいったこの二人の共通点は、負けず嫌い。



湘北ベンチ


赤木『よし!いいか!相手が海南だからって臆することはない。相手は2年生主体のチームだ。気合いれていけ!』

小林『2年主体!?(よかった・・・・。)』

三谷『ふ〜ん。(なめやがって・・・。)』

流川『うっす・・・・。(つぶす!)』

赤木『ポジションはPGに安井、SGに三谷、SFに小林、PFに角田、Cに流川でいくぞ。』


そしてメンバーがコートの中心へ並び、


審判『それでは 湘北高校 対 海南大付属高校 の試合を始めます。湘北赤、海南白でいきます。礼!!』

選手一同『シャーーーーーーーーーーーーーーーッス!!!!』


赤木『フッ・・・・。あの時とユニフォームは同じ色か。』



高頭『赤木君。試合をやる側と指示を出す側では勝手が違うぞ?』



そして審判がセンターサークルに立つ。

バスケットでは試合の開始はジャンプボール。審判が上に投げたボールをチームの代表がボールを高く上がったボールをはじくところから始まる。

湘北ジャンパーは流川、海南のジャンパーは砂川。


そして・・・・・。

審判がボールを高く上に放った。

両選手とも高いジャンプ力をみせボールに手を伸ばす。


砂川『よし。もらった。』


砂川が余裕の顔で見方にボールをはじこうとるする。


砂川『え・・・!!!』


油断していた砂川をの手の遥か上に手を伸ばす流川。



海南ベンチ『高えっ!!!!』

湘北ベンチ(赤木だけ)『ルカワ・・・やはりお前は・・・!!!』



試合は湘北ボールでのスタートとなった。



安井『よぉ〜し。1本じっくり〜。』



安井が最初にパスをまわしたのは・・・三谷!



三谷『なめやがってええ・・・・。』



三谷のマークには1年の信田がついている。



信田『あんたが俺の相手?よろしく〜♪』


そんな信田の挨拶を無視するように。


三谷『シュッ!!』

信田『げっ!!』



スパッ!!


三谷の3P(スリーポイント)がきれいな孤を描きリングに吸い込まれた。



信田『意外と早い、いいシューターがいるなぁ。おもしれぇ!』



三谷が自軍のコートに戻りながら信田にむかって右手を握り親指を下にむける。



信田『ムカッ!!!!!』

高頭『何してる信田ぁぁぁ!!!!』



意外にも先取点は湘北となった。しかし海南は落ち着いている。


神宮寺『大丈夫だ。いまの3Pは忘れろ、単発だ。いくぞ!』


そして海南の攻撃が始まった。

神宮寺がボールを敵陣コートまで運ぶ。マークは安井。
敵陣にはいってから神宮寺はずっと安井をじっと見つめ様子を伺うようにドリブルをしている。


安井『・・・(なんだこのプレッシャーは。その場に尻もち着きそうだ。)』



神宮寺がニヤリと不気味に笑った。その瞬間!!

少し上体を起こし、右側で待ってる荒木にパス。
なんの合図もない、神宮寺のパスに湘北メンバーは誰も反応できなかった。

荒木『よし!』


そのまま楽に荒木は3Pを打つ。


ガコン!スパッ!


荒木の3Pは三谷のとは対象的に弾道はほぼまっすぐでリングの後ろのボードに当たり、リングに吸い込まれた。

荒木が自軍コートに戻りながら神宮寺に小声で話しかける。



荒木『なんで、おれに3Pがあるって分かったんすか・・・?』

神宮寺『このチームはGからCまで、みんな3P打てるぞ。試してみただけだ。海南のユニフォームを着る資格があるかな。バンクショット、正確ないいショットだった。』

荒木『・・・・・。』



この神宮寺という男。海南で唯一、現在2年生にしてレギュラーの座を勝ち取った男。2枚目なルックスと共に、その華麗なパスワーク、スピード、センスは全国でもトップクラスの海南の最重要キープレーヤであった。(ちなみに女子に大人気の選手)


赤木『なんと・・。あっさり3Pで返してきた。』



お互いの一回づつの攻撃、同じ3Pだったが力の差は歴然だった。

湘北の三谷の3Pはパスをもらってからの即打ち、言わば奇襲のようなもの。そう何回もも続けられるようなプレーではない。
それに対して海南は相手の動きをみてからの確実なパスからの確実な3P。
湘北の奇襲的な攻撃が成功し、いけるという士気を海南はたったワンプレーで削いでしまった。


そして流れは一気に海南へ。



三谷『こっちだ安井!かせ!!』


安井がボールを三谷に渡そうとしたとき。



パチン!



あっさり神宮寺がパスカット。
海南が速攻をしかける。


小林『やばい!もどれ!!』


DF流川に角田

OFは神宮寺、信田と武園はカットを予測していたように前に走っている。

神宮寺にすぐに流川がマークにつく。



流沢『いかせん。』



再び神宮寺が不気味に笑った。そして
神宮寺は誰もいないリングと同じくらいの高さに早く、高いパスをだした。
その早いパスに流川は反応できなかった。

そこへ猛スピードで走りこんだプレーヤーが。



信田『俺の見せ場ああああああああああ!!!』


そのまま信田は空中でボールをうけとりリングへ手を伸ばす。
そしてそのまま。


ガッシャーン!!


小林『なっ・・・。』

安井、角田『そんな・・・・。』

流沢『・・・・!!!』

三谷『アリウープ・・・だと!?』



信田はそのままダンクを決め、リングにぶら下がりながら三谷に向かって拳をにぎり親指を下に向けた。



三谷『あのやろお・・・・。』

神宮寺『へぇ・・(取れれば良しと思ったが、ダンクにまでもっていくとは・・・今年の1年はいいなぁ)』


三谷の心境とは裏腹に、このダンクで試合は一方的な展開へ。


海南は、神宮寺のパスから他の4人は楽に点を重ねていく。
一方湘北は、三谷一人が孤軍奮闘。それから2本の3Pを決めたものの、第一Qが終了した時には21対9と大差をつけられていた。
第2Qが始まっても流れは変わらず再び差を大きくつけられ、第2Q残り1分のときには45対15という点差になっていた。



三谷『はぁ・・・はぁ・・・クソッ。』

小林、安井、角田『ハァハァハァハァハァ。』もはや声もでない。

流川『イライライライラ・・・。』




その頃、体育館の外では。




不良『リョースケく〜〜ん。もう帰ろうぜぇ。』

リョースケ『お前は帰ってくれ。頼むから・・・。』

不良『そんなぁぁ(泣)』



そんなとき、校庭が妙に騒がしくなっていた。



野球部男子生徒『なんかバスケ部が試合してるってよ。』

サッカー部員『ちょっと見ていく?』


女子生徒A『ねぇ!神宮寺君が来てるって!』

女子生徒B『ホント!?!?見にいこっ♪』



リョースケ『バスケ部・・・・?』


そのとき体育館へ向かう生徒の中にハルミを発見したリョースケ。


リョースケ『いたああああああああああああ!』

不良『うお!何!急に!びっくりした!!!!!!!』



怪しい動きでついていくリョースケ。

そして体育館の2階で試合をみているハルミを発見し入り口に隠れるように眺めている。


男子生徒A『なんだ、ボロ負けしてるじゃん。』

男子生徒B『相手のチーム神奈川の1位なんだってさ。』

女子生徒数人『神宮寺くぅぅ〜ん♪キャーー♪』



リョースケはつられてふと試合の様子を見る。



リョースケ『海南ねぇ・・・ご愁傷様で・・・・。』




そして校門前には



ミチハル『・・・・・。』


下を向いたままなぜか校門前まで歩いてきてしまったミチハルがいた。



ミチハル『あれ・・・ここガッコじゃん。いつの間にこんなとこまで。』



体育館から黄色い声援とボールの音が聞こえてくる。



ミチハル『何部だ?なにやら盛り上がってる・・・。』


ミチハルはそのまま興味本位で体育館へ足を運ぶ。

ミチハルが体育館をのぞいたとき



荒木『シュッ!!』


ガコン!!スパッ!!!


海南ベンチ『きたーー!荒木!!今日3P何本目だ???』



ミチハル『荒木!!??なんで此処に?』







脳裏に荒木の3Pが焼きつき、その場でずっとコートのほうを見つめているミチハル。
ハルミをずっとみつめているリョースケ。

体育館入り口に二人の怪しい男が体育館の中を覗き込んでいるなか、試合は 海南52点 対 湘北17点 という大差で前半を終了した。





新登場キャラクター

三谷 久貴(ミタニ ヒサタカ):身長183cm ポジションSG

神宮寺 総汰(ジングウジ ソウタ):身長188cm ポジションPG

信田 清春(ノブタ キヨハル):身長176cm ポジションSF

武園 隆 (タケゾノ タカシ):身長182cm ポジションPF

砂川 和志 (スナガワ カズシ)身長191cm ポジションC

高頭 力 (タカトウ リキ):身長そこそこデカイ ポジション監督

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