この遺伝子の作用はスウェーデンのストックホルムにあるカロリンスカ大学の研究所が運営する双生児プロジェクト「Twin and Offspring Study in Sweden」(TOSS)を使ってHasse Walum氏とその同僚が発見したもので、550を越える双子とそれらのパートナーあるいは配偶者のデータからわかってきたもの。極端な話、この遺伝子の特定タイプを何とかすることができれば、将来的には離婚の危機を回避することができる薬を開発できる可能性もあるかもしれないそうです。
詳細は以下から。
'Divorce gene' linked to relationship troubles - Telegraph
スウェーデン・ストックホルム(Stockholm)のカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)の研究チームが、2日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した論文によると、男性にみられるある遺伝子変化が、妻や恋人との関係の親密さの度合いに影響を与えることが分かったという。
研究を率いたハンガリー国立ペーチ大学(University of Pecs)のTamas Bereczkei氏は、人間の顔を14区分し、あごの広さや、口とまゆの間の距離、その他の部分同士の距離などに基づき、各部の比を表したモデルを作成。このモデルを基準にハンガリーの52家族から、それぞれの家族内の夫婦と、夫婦それぞれの両親の計312人の顔を計測した。