歯科衛生士の就職活動コミュの【給与１】無くなる！？お金…

たとえ公共性のある「医療」であったとしても、無料奉仕はありえません。
それは、回りまわってスタッフも安い給料や給料無しで！？働けということになりかねません！
飯も食わず、息抜きもできずニコニコと常に「ボランティア」を続けられますか？

誇りをもって、最高または最善の医療を提供して、その対価を皆が喜んでやりとりすることが理想的な
状態と言えるのではないでしょうか？？（ここまでは、あくまでも個人的な見解です。）

さて、非常に基本的な話しですが、一人前の社会人として守らなくてはいけないルールが世の中には
あります。決して院長先生が皆さんに意地悪をしているのではなく、実際に給料を支払うときに無くなってしまうお金があるのです。

結論から言えば、およそ２割は無くなります！！

１．求人票に記載された金額
　・これが「額面」「支給額」と言われるものです。
　・月給ではなく、ボーナスや各種手当てを含めて年間に貰うお金は「年収」です。
　・雇用している院長先生(雇用主)は確かに全額のお金をしっかりと払ってます！

　　ところが、、

２．無くなってしまうお金
　・ここからが問題です。
　　一人前の社会人なので「税金」を払わないといけません。
　　　　⇒引かれます！
　・さらに、健康保険や年金などの支払いもあります。
　　生命保険と違い加入が義務づけられています。
　・無くなるお金は「控除」されると言います。
　※控除されたお金は院長のお小遣いではありません。一時的にあずかって、その後は役所などに支払われます。

３．貰えるお金
　・その後に、やっと給料が振り込まれます。
　　これを世の中では「手取り」と言います。
　　概ね２０万円支給であれば、１７万円あたりからスタートです！？
　　（スタートという表現が怖いですね～、実はまだ続きがあるからです。まだ、控除額は支給額の１５％ですからね…）
　・すでに、求人票の金額とかなり違いますよね！

【お約束】

１．院長を逆恨みしない！？
　どこの医院に行っても、他の職業になっても共通する世の中のルールです。それどころか、雇用主は本人負担額とは別に、なんと同じ金額の保険料を裏で支払わされているのです！！

２．一人暮らしを考えている人
　この２割のお金の見込み違いをしないこと。せっかくの花の都会暮らし、一人暮らしが、苦しくなってしまいますョ！

３．初任給には、、気をつけろ(~_~;)
　お給料とは４月１日に貰えるお小遣いじゃーありません。給与支給日まではひたすら、財布からお金は出ていく一方になります。。
　あと、「試用期間」があるところは、満額は貰えずに減額されることも良くある話し！

４．さらに後から消えるお金もあります。
　カードやローンの支払いではありません。
　国民健康保険の場合は、後から支払いをしなくてはいけません。残念ながら社会保険よりも若干高めの保険料です。
　秋頃には控除額の調整が入り、またまた手取りは少し減ります。
　もっと激しいのは２年目を迎えた春です！
　前年度分の「地方税」の支払いが始まり、このあたりで、控除額が支給額の２割程度になります。２年目になって昇給した分などは楽勝で吹っ飛びますよ～(T_T)

こんな感じで全国民から集められたお金が「健康保険」となり、私たち歯科の収入源となっているのです。