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連続回し小説コミュのお題 「ファンデーション」

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ゆっくりと、ゆっくりと、夜が閉じてゆく。

青白い煙を細く吹き出しながら、私は一人、クラクラする頭を腕に乗せ、ベランダで膝を抱えながら肌寒い夜明けの空気を感じていた。

今しがた、1年間続いた禁煙に終止符を打ったばかりだ。

幾度となく、男が変わるたびにタバコを変えたり、やめてみたりしてきた。

 私には、好きな服も、タバコも、本も、映画も、何も、無い。

ただ、相手に合わせてきただけ。

嫌われたくないから、それだけの理由で、ただ、彼らの好みに合わせていただけなのだ。

コメント(20)

「都会の夜明けって心に冷たい・・」考えてなかった事が口をついて出た。

そういえば田舎の夜明けは暖かかった。

山の稜線が白くなり出す頃から起き出して手伝いをさせられていたあの頃、今と変わらず寒かった。

毎日、目覚ましも無いのに時間通りに目が覚めた。

顔を洗いに外に出ると大地が煙を上げていた。

その煙だけが月の光と朝日を反射して、白く浮き上がって、その田舎の夜明けは心に優しかった。

周りの言うままに手伝いをしていたあの頃から、周りに合わせて生きていた。
そうだ。こんな生活にも終止符を打とう。

ボストンバッグに荷物を詰め、うっすらと明けてきた町へ踏み出す。

「ちゅんちゅん・・・・ちちちちっ」

ようやく鳥も目覚めたようだ。

途中、彼の家に寄り、郵便受けの中にそっと彼の家の鍵を落とした。

「コトン」

玄関に彼の気配を感じる。そんな気がした。

もしかしたら呼び止めてくれる?

いや、振り返るのはやめよう。

通りには、すれ違うヒトもなくまだひっそりと静まりかえっている。

駅について券売機に並ぶボタンの一番右端の切符を買った。出来るだけ遠くへ。

私が街を出たことに何人のヒトが気づくのだろう?
都会ではもう見かけることが少なくなった有人改札。
きちょうめんな駅員がせっかちなリズムを刻みながら
切符にハサミを入れる。夜中からの勤務なのかヒゲ剃りの跡が青い。
そういえば、その男の顔をハッキリと見たのは初めてだ。
もう長い間、毎日のようにここを通っていたはずなのに。

サラリーマンたちがそれぞれの戦場へと向かうラッシュアワーには
まだ遠く、ホームには人影もまばら。
残り少ない人生を確かめ合うための旅路にでも向かうのだろうか?
老夫婦が大きな鞄に腰掛けて朝一番の列車を持っている。

始発列車まではあと10分。
一服するには十分すぎるほど時間はある。
私は灰皿へと向かい、タバコに火をつけた。
「すいません。横、いいですか?」
静かなホームに響き渡るのではないかというくらいの甲高い声が、すぐ後ろで聞こえた。

思わず肩をびくつかせ、後ろをふりむく。

髪を今時の若い女性のように高く巻き上げ、きついピンクのスーツを着た女が下品に歯をむき出して笑っていた。

媚びるようなその目つきに嫌悪感を覚えながらも一歩、横へずれた。
その時である。

「あっ!」
と、女が素っ頓狂な声を出した。
今度は何だ、と思い、女に目をやると、スーツのボタンが落ちて、ホームの上で大きな輪を描きながら転がっているではないか。

ころころころ……

そのまま行くと落ちるな、落ちればいいや……と思って目を逸らした瞬間、ぱた、という音がして、ころころという音は止まった。
(?)

ぱた、という音を立てたのは、白線の際に居た男がボタンを踏んで止めた音だった。
ブランドのスーツを着て、スマートにボタンを拾う為に手を伸ばす姿が 一瞬初恋の人に似てると思った。あの人は学生服だったけど。

その人は「はい」と私にボタンを渡そうとする。
「あ、違います」と言いながら、目線で横の女(ヒト)だと気づかせる。

「ありがとうございますぅ」誰にでも媚びる喋り方をするのだろう。嫌に耳につくのはスーツの男が好みのタイプだからかもしれない。

「これからドコ行くんですかぁ」話すきっかけがあれば誰とでも話をするのだろうか、それとも相手が男だからか、陽気に話しだす女の声が私の頭に響く。・・・キモチワルイ

きっと今すごい冷たい目をしていると分かっていながら、男の姿を追ってしまう。高価なスーツを自分の物にしている着こなし、そのスーツに合うように整えられた髪、そして顔までもその為に作られたかのよう。

「奈緒子さんの行きたい所に行くんですよ」男の薄い刃物のような唇が私の名前を紡いだ。
驚いて男の顔をみた。

目が合った。

何かを求めてやまない、寂しげに深い目。

この手の目つきの人は危険だ。

惹きつけられるから・・・
惹きつけられたまま、奥に潜むものを確かめたくなって、どんどん深入りしてしまうから。

クスリと男が微った。
その言葉を聞いて持っていた煙草を慌てて落としそうになる。

しかし、この男は誰なんだろう。
何故私の名前を知っているのだろうか?
遠い昔から知っているような、でも思い出すことが出来ない。
頭の奥に靄がかかっているみたいに、記憶がぼやける。

男の瞳に引きつけられ視線を外すことができない。
私はいったい、今どんな顔でこの男を見上げているんだろう。
その時である。男は「ハッ!」として急に視線を逸らした。
通りがかる駅員にも背を向け、顔を見られたくない様子が感じられる。
「逃亡者」そんな言葉が頭をよぎる。

でも、いったいどこで見かけたのか?
どこかで見た顔のはずなのに思い出せない。
考えると頭がズキンと痛む。ともすると気を失いそうになるのをグッとこらえて考えを巡らす。
平凡な日常生活を繰り返していた私にそんな機会があったのだろうか?

「1番線に○○温泉行きの電車がまいります。危ないですから黄色い線の内側に下がってお待ち下さい。」

アナウンスが終わる頃、遠くに電車が来るのが見えた。
数人の乗客が改札口を通ってホームにあがってきた。
その中にあきらかに他の乗客とは違った服装の男が二人、まるで誰かを探すようにあたりを見回している。

「刑事だ。」

直感で分かった。
人前に出ることを避け、観察ばかりしていた私には、いつの日からかそんな観察眼が宿ってしまったようである。
もしかしたら、刑事はあの男を捜しているのかもしれない。

街を捨て旅に出るという当初の目的はすっかり忘れてしまった。
「事の成り行きを最後まで見届けたい。そして男が誰なのか知りたい。」いつしかそんな考えにとらわれていた。

男の3列斜め後ろ、顔の左側が見える席に腰をおろした。
刑事は私の前。何事か小声で会話を交わしている。

「・・・15年前・・・西中島南方・・・クラブ・・・。」

断片的に入ってくる単語。
あぁ・・・頭の中に広がっていた靄がうっすらと晴れていく。
思い出した。「あの時の男だ!」
そうだ、あれは15年前の6月。

私は短大1回生だった。

田舎を離れて独り暮らしを始め、短大に通う傍ら、平日の朝は喫茶店でのバイト、夜は週に何日か、西中島南方の専門学校に通って簿記の勉強をしていた。

あの日、私はいつものように地下鉄の西中島南方駅で降りたのだが、すぐ傍の阪急の駅の方が何やら妙に騒がしかった。

専門学校のクラスメイトが2人、興奮した様子で話しているので、何があったのか尋ねてみた。
「なんか、飛び込み自殺があったらしいんよ」
「えっ……!」

目の前には人垣が出来ていた。
掻き分けて行けば、恐ろしい光景が見えるのだろうか。
とても見たいという気にはなれない。

ずっと騒いでいるクラスメイトの横でぼんやりと立っていると、人垣から少し離れた所に、紫掛かったサングラスをかけ、少し光沢のあるスーツを身に纏った、長身の男が立っているのに気が付いた。
「奈緒子!早よおいでや〜」
友人たちに呼ばれてクルリと方向転換をした瞬間、
視線の端を苦笑する男の顔が横切った。
私の耳には「チッ」という舌打ちが確かに聞こえていた。

「ごめ〜ん、すぐ行く」
もう一度振り返ったが、男の姿は消えていた。
「私を見ている。」そう感じた。
肌が切れそうなほど、冷たい視線だったのを思い出した。
そう、さっき駅のホームで感じた視線と同じ・・・。

行ってはいけない・・・考えとは裏腹に視線に射すくめられた私の足は、夢遊病者のように一歩また一歩、フラフラと前へ踏み出して行ってしまった。

駅前に広がる人だかりをかき分け、気が付くと小走りになっていた。群衆の輪が途切れ、視界が開けた。
道路に横たわる女性らしき人物。そう、かろうじて女性と分かる程度であった。
服装からすると年の頃は50代であろう。
そばに女の子が泣きながら立っていた。状況からして少女をかばった末、自らが暴走した車の犠牲となったようである。

少女は2名の警察官に質問を受けていた。その左手にはコンパクトが握りしめられていた。母親の血の付いたコンパクトを・・・。

そのとき、ハッキリと思い出した。

「あの男だ!あの時の男だったのだ!」

そして少女に質問をしていた2名の警察官は、私の前に座っている刑事だ。
するとあの時の少女は・・・?
さっきホームでボタンを落としたピンク色のスーツを着た品のない女性・・・。確かに面影はあるような気がする。

そうだ!あの女は!?電車が出るときにホーム上にはいなかった。
どこ?後ろを振り返ってみたが見あたらない。

ざわっ。

全身に戦慄が走った。背中を一筋の汗がつたい落ちるのを感じた。
男が振り向いても私の姿が見えないよう、椅子に浅く腰掛け、身を潜める。

刑事に話をしてみようか・・・

いや、何の確証も無いのに一体何を話せばいいのだ。
それに、さっきの女。
一体、今、どこに?
男の横には座っていないように見える。


それに、変に動いて男に察しられるのも怖い。

私はホームで顔を見られているのだ・・・

「落ち着かなくちゃ・・・」

自分に言い聞かせるようにそっとつぶやく。
何か、気を紛らわそうとカバンの中に手をやる。
指先に硬いものがあたった。
そっと取り出すと「コンパクト」だった。
コンパクトを開け、自分の顔を小さな鏡に映す。
白い、蒼白な顔が映る。

そういえば・・・

なぜ、あの時、あの事故のあった時、あの少女は母親のコンパクトなんて手にもっていたのだろう。

カバンから持ち出したのだろうか。

それとも、母親が娘に渡したのだろうか・・・

何故?

  コンパクトに何かが隠されていたとしたら・・・?

それを男に見つからないように娘に渡し、隠しておくように言ったのだとしたら?
「奈緒子さん 遅くなりました」

突然の男の声に息が詰まった。いつの間にかすぐ横に男がしゃがんでいた。まだ肌寒い早朝のハズなのに 腕に汗がにじんでくる。口の中に溜まった唾を無理矢理飲み込み、私は声を絞り出す。
「ねぇ あなた誰? なんで私が今日ここに来るって知ってるの?」
スーツの男はにっこり笑って口を開いた。
「私は・・」
タイミング悪く電車がホームに入ってきた音にかき消された。
「え?聞こえない」
扉が開いて、腕を引かれながら乗り込むと発車の合図の高い音がホームに鳴り響く。

手首を男に握られたままにしながら男の顔を見ると、男がさっきまでの笑みとは違う 少し親しみのある笑顔をしてみせた。

「15年前に駅で会った時に住所を聞いて置けばよかったとずっと後悔して居たんですよ。さっきまた見かけた時は本当にびっくりしました。絶対ついて行こうと思いましたよ」
「何ゆってんの?あなた誰?・・・」そう言いたいのに声が出ない。私この人と知り合いなの?という思いが声を出させない。

「まだ思い出しませんか?僕そんなに老けたかな」
優しげににっこりと笑って首をかしげる仕草、何か記憶にひっかかる。田んぼのあぜ道でいつも見ていた笑顔に似ている?
「勝にいちゃん?」
「まだにいちゃんって呼んでくれるの?じゃあ僕もなおちゃんって呼んでもいいのかな。いじめられっこのなおちゃん」
昔から体の割りに大きな手で 私の頭をひとつ撫でるのが勝にいちゃんの親しみの表現だった。

すっかり忘れていたけれど、私は昔田舎で虐められていたんだった。だから極端に嫌われるのが怖くて、自分を出さない癖が付いたんだった。
「コンパクト… 持ってるね? さあ渡して。 なおちゃん きみには もう必要ないんだよ」
「……」

「お母さんの形見の、コンパクト」

「……えっ? ……」

「25年前、君のお母さんが亡くなった時に、君が握り締めてたコンパクト」

「……」

「君は、苛めを苦に踏切で自殺しようとした。その君をかばって、お母さんは電車に……」

訳が分からない。
それは、15年前の南方での出来事ではないのか。

「それは違う。あの時死んだのは16歳の女子高生だった」
そう言われて驚いた。
私は思ったことを口に出していたのか?
それとも勝にいちゃんが心の中を読んだのか?

どっちにしても、私の中の記憶と、勝にいちゃんとの記憶の間に大きな食い違いが幾つもあることで混乱した。
時、人、場所、対象物・・・
「待って!」
思わず叫んでしまう。

「私・・・が?
私が自殺しようとした?虐めを苦に?あの時の・・・15年前のあのシーン・・・」

バンッ!
と、何かがはじける音と共に15年前が蘇る。

泣いてる少女。
傍らに横たわる母。

「でも・・・そうだ!お兄ちゃん、あのホームにいたじゃない!私と目があったでしょ!?」

勝兄ちゃんを見上げる。
なぜか、視界が曇っている。

「それに、私は・・・ワタシハ・・・」

バンッ!

血まみれの服。
母が大事にしてた、きれいな貝の形をしたコンパクト。
 滅多に化粧をしなかった母が、その日は身支度を整え、うっすらとファンデーションをひいていた。
「どこに行くの?」
私がいくら聞いても微笑むばかりで何も言わない母。

その母が、私の目の前に・・・いる。

母の綺麗な白いカーディガンがみるみる赤く染まっていく様をただ、どうしようもできずに見守りつづけるしかなかった。

涙が頬をつたう。


 「さあ、もう、今日はこの辺にしましょう。」

勝兄ちゃんの声が、静かに耳元で聞こえた。


ゆっくりと目を開ける。

勝兄ちゃん・・・

いや・・・チガウ。

ここは・・・

「大丈夫ですか?」

ここは・・・病院・・・

この人は・・・勝兄ちゃんだなんて、何で思ったのだろう。
別人だ。
勝兄ちゃんはもっとがっしりした人で、そして、こんなに冷たい目をしていない。

目の前にいるこの男・・・
ホームで会った、この男、吸い込まれそうな目をもったこの男は・・・

そう・・・

カウンセラー・・・

私が毎週通ってきている、カウンセリングの先生だ。


ああ、そうか。なんで、この男の目が苦手なのかわかった。
全てを見透かされそうだったから・・・
封印していた過去への鍵を開けられてしまいそうだったからだ。

「大丈夫ですか?しばらく楽に、横になっていてください。」

言われるまま横になる。

深く、息をすいこんで、一気に吐いた。

私には空白の過去があった。

覚えているのは田舎のおばあちゃんの家。
あの事故があってから、私はそれまでの記憶を無くしていたのだ。
おばあちゃんが悲しそうな顔をするから、お母さんのことは話せなかった。

そして・・・

あの日。虐めを受けて、登校拒否になってしまった私を母がおばあちゃんの家に連れて行ってくれる途中だった。

「おばあちゃんの家にいこう」

そういった母の顔が、とても辛そうで、私は母に悪い事をしていると思って泣いた。
泣いて、そして、自分を殺そうと思ったのだ。

電車がホームに入ってきたのを見た瞬間、何も考えられなくなって飛び込もうとした。

そして、そんな私を母がかばって・・・

今も私は母の持っていたコンパクトを使っている。
このコンパクトを見るたびに、触るたびに気分が悪くなる。

何かが私の内でザワザワと音を立てる。

そして、その思いをかき消すように、ファンデーションをぬるのだ。
あつく、あつく、自分の地肌も見えないくらい。

あのホームで見た、女。

あれは私だ。

けばいくらいに化粧をした、あの下品な女。

心の奥底を見られないために、自分でも見ないために、何度も何度もファンデーションを重ね、そして、私はいつも別人になっていたのだ。

「気分はどうですか?」
先生がマグカップを持ってきた。
「もう、だいぶん思い出しましたね。」
涙がとまらない。

母を殺したのは私だ。

「私・・・夢の中で自分に出会いました。先生にも。」

カウンセラーが微笑んだ。

「この治療にはよくあることなんですよ。現実と夢とが交差する、そういった中から真実をつきとめていくのです。
あなたは過去が知りたいと言いましたね?
ですが・・・どうですか?辛い過去と、向き合っていけそうですか?」

「・・・・。」

思い出さなかったほうが良かった。
今までよりも、リアルに辛い。

「今まで、この治療を受けてこられた方はたくさんいます。
思い出して、悩み、傷つき、どうしようもないほど自分を責める。
違いますか?」

言葉にならない。

自分を責める?

これは地獄だ。

「そう。そして、新たにカウンセリングを続けていくのです。あなたの真実がわかったうえで、それと向き合い、自分の中で答えを見つけていくために。」

辛い。
痛い。
誰か・・・

「たすけて!」

「奈緒子さん!大丈夫ですか!?」

「たす・・・け・・・」

「奈緒子さん!」


白い・・・
白い・・・

どこまでも白い世界。

泣いてる私。

小さな私。

なぜ、泣いてるの?

何が辛いの?

ワカラナイ。

モウナニモカンジナイ。

ここは、私の中。

私だけの世界。
「さて、次のニュースです。本日未明、大阪北区にある○○精神病院院長、谷山茂氏が、事情徴収の為、警察に連行されました。
この病院では催眠効果のある薬物を使い、治療をし・・・」


「え!?なに?これ、うちの近所の病院ちゃうん?」

学校帰りの女子高生が、喫茶店でテレビを見ながらはなしている。

「あ、ほんまや!あれ、あの横にうつってんの、あんたの家やん!」

「笑わんといて〜や!でも、気持ち悪いわ〜。そういえば、ここ、いっつも・・・」

「テレビ、聞いて!」


「患者の半数が自殺、もしくは精神に異常をきたしたとして、事情を聞く模様で・・・・」


「うわっ!なにそれ。こわ!」

「最近気軽に精神病院とかいけるやん?けっこうカジュアルになってきてるし。でも、そんな中でこんなんあったら怖いよな〜」

「あんたも気ィつけな。」

「うちは大丈夫や。心臓が毛深いさかいにな!」

「言えてるわ。」

笑い声の響く中、テレビでは次のニュースを読み上げている。

     むりやり 【完】 うがー!

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