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縄文族ネットワーク [太陽の道]コミュの山添村の磐座と鍋倉渓 〜地上に投影された天の川

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奈良県山添村(やまぞえむら)は、巨石信仰と古代七夕信仰が残る土地。
その歴史は1万年以上さかのぼることが出来、縄文時代に高度な文明が発達していました。
神野山(こうのさん)という神奈備山(円錐状の美しい山)を神様として崇め、その憑り代(神様が降りてくる場所)として「磐座(いわくら)」を祈りの場としました。
そうした信仰心が今だに大切にされ残っているため、山添村には多くの磐座が手付かずのまま残されています。
また、磐座をご神体とした神社として残っていたり、磐座そのものは破壊され消えてしまっていても、昔からの言い伝えで「禁則地」とされていた場所が後の時代に神社として祀られています。
それでも忘れ去られ、放置された磐座もたくさん眠っていることでしょう。

この巨石信仰は、山添村を越えてさらに月ヶ瀬村や上野市、柳生にもつながっています。
古代の大和高原の縄文人たちが、後世に伝えようとした重大なメッセージとは?


神野山の東北麓にある鍋倉渓(なべくらけい)と、その周辺にある三つの巨石、そして神野山山頂の「王塚」は、今でも神聖な場所として知られています。
鍋倉渓には、幅20m長さ650mにわたって黒い岩石が累々と続く場所があります。
神野山伝説では鍋倉渓について、「神野山の天狗と伊賀青葉山の天狗が争い石や芝を投げあったため、青葉山ははげ山となり神野山は鍋倉谷に黒い岩石が積み重なった。」と伝えられています。

近年になって、この鍋倉渓と周辺の巨石の位置関係をGPSを使って調べたことから、驚くべき発見がされました。
天体の「夏の大三角形」と呼ばれる三つの星(デネブ、ベガ、アルタイル)と、GPSで地図上に落とした巨石や王塚の位置が重なることがわかったのです。
王塚が白鳥座のデネブ、八畳岩が琴座のベガ(織り姫)、天狗岩がわし座アルタイル(ひこぼし)、そして竜王岩がアンタレスにほぼ一致します。
また若干形状が違いますが、天の川と鍋倉渓とがほぼ一致します。
このことから、鍋倉渓周辺は「天の川一帯の星座を地上に投影したもの」という説が話題となりました。
さらに紀元前2〜3000年ころの北極星「トゥバーン(りゅう座のα星)」と思われる大小二つの磐座が発見されるなど、次々に天体と磐座の配置関係が確認されています。


笠置山から「イワクラの道」と呼ばれる西北60度線が、ちょうど鍋倉渓の中ほど近くを通ります。
起点を「笠置山」とした場合、北から順に「阿対の地蔵」、「柳生の一刀石」、「邑地の磐座」、「丹生の千体地蔵磨崖仏」、「岩屋枡形」、「明星岩」、「鍋倉渓」、「永仁二年磨崖仏」、そして「鹿高神社」へと続きます。
このようにイワクラの道には、笠置山から鹿高神社までに10もの磐座が一つのライン上に並んでいます。
ちなみにこの「道」は、東西の方角に対して60度、南北に対してマイナス30度の傾きを持っているため、直接夏至や冬至などの太陽の方向を示すものではありません。


この他、山添村には太陽の動きに対して何らかの祈りを捧げる儀式をしていた遺跡が多数存在しています。
巨石をご神体とした神社やふるさとセンターの前にあるような巨石、それに古代から神聖な場所としてあがめられていた場所(神社)などがあります。
これらを地図の上に表すと、その線上に巨石や神社が点々と配置されていることがわかります。
この直線は、神野山山頂を中心として夏至の太陽の昇るところと沈むところ、冬至の太陽が昇るところと沈むところと一致しています。
例えば山添村の縄文住居跡である「大川遺跡」や、ふるさとセンター前の丸い巨石から見ると、夏至や冬至の太陽が神野山山頂に沈むように見えるため、神野山を太陽信仰として祈る場だった可能性があります。

また、神野山の山頂を中心として同心円状にも神社が配置され、しかも各同心円はほぼ等距離で離れています。
一年の行動を規定する暦でもあるストーンサークルの一種ではないかと考えられます。

さらに、神野山の北側約1350mに対して東西に神社(山の神、古代の祭祀場)が直線状に並んでいるのが読み取れます。
特に西波多の春日神社より東側に線上に並んでいる神社は、春分の日や冬至の日の太陽の復活、もしくは太陽の衰退を悲しむ祈りの場であった可能性があります。
山添村のこの太陽の復活を祈る祭祀線から、冬至と春分の日の間に五つのなんらかの祈りがささげられていたことが読み取れます。


※参考URL
http://www.vill.yamazoe.nara.jp/iwakura/iwakura.htm
http://www1.kcn.ne.jp/~k-okutan/framepage2.htm


※画像
左:天の「天の川」と地上の「鍋倉渓」
中:七夕のころにライトアップされた「鍋倉渓」
右:オルメカ文明との共通性がある「ふるさとセンター前の丸い巨石」





※関連トピ

▼宇宙樹ユグドラシルから七夕伝説へ
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=21907620&comm_id=1581098

▼金山巨石群の古代太陽暦
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16296342&comm_id=1581098


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コメント(7)

大和高原の柳生に暮らすRupaです。
ご紹介、ありがとうございましたー。
上記、大和高原のイワクラ&縄文遺跡のご案内いたしますよ♪
「やまんと」仲間や、小山のお父さんたちと共に!

上記の話に、さらにディープで不可思議な話を、摩訶不思議な場で繰り広げられる、絶好の機会があります。。
4/14・15の「柳生さくら祭」の、14日夜「縄文の宴」です。
当日は、四国からもイワクラに造詣の深い方、日本イワクラ学会会員の方々もいらっしゃいますので、よりスケールの大きな話になっていくと想われます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=382969795&owner_id=1547550

楽しみですね、風月さん!
>Rupaさんへ

このイワクラは観光地としてもとても有名ですね。
昨年お会いしたとき、小山のお父さんは鍋倉渓のパンフレットを持って力説してました^^;
今度ぜひ行ってみたいと思ってます。

山添からつながる柳生で行われる「縄文の宴」は、想像するだけでもネットではとても語れないディープな会話が飛び交うこと間違いなし!
今から眠れないくらい楽しみです^^;

神野山はこうのさんと読まされてるけど、ホントはかみのやま...
かみのやまの高野山も、縄文のパワーを押さえ込むため、漢字表記と音読みのお寺にされたのではないでしょうか?
熊野の「くま」も「かみ」の意味があるみたいだし、表意文字の漢字は便利な反面、その意味にも惑わされたりして...
大和言葉を漢字にした人々の意図を考えると納得します^^;
↑本文中の真ん中の画像は、ネットで拾った過去の七夕イベントで、全長600mの鍋倉渓が地上の天の川になる幻想的な図です!
なんと昼間の太陽電池で夜間にライトアップされます。

新暦の七夕7月7日に神野山のイベントに参加し、この鍋倉渓にも行ってきましたが、残念ながらこの光景にはお目にかかれませんでした。
なぜなら、このライトアップは旧暦に近い8月最初の土曜日に行われるから...

ということで、ちょうど明日の8月4日午後3時から深夜遅くまで、神野山で「七夕の集い」が行われます。
巨石の移動実験や、唄と踊り、星空観望会なども行われます。
お近くの方はぜひ!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=518666457&owner_id=1547550

すでにもう今日ですが、神野山まで来てくだされば、なんとかなります。場所は森林科学館の前の駐車場です。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=518666457&owner_id=1547550
冬至の陽光が差し込む神秘の巨石 / 岐阜新聞 [2008年12月21日 09:11]
http://www.gifu-np.co.jp/hot/20081221/200812210911_2525.shtml


 岐阜県加茂郡白川町の美濃白川超古代巨石文化研究会(大岩敏廣会長)は、同町切井川畑にある「冬至を示す巨石」の見学会を冬至の21日から3日間、現地で開く。

 「冬至を示す巨石」は同所の畑の脇にあり、地上部は二つの岩でおむすびのように三角形で、高さ約2・3メートル、底辺約4メートル。同研究会によると、冬至の前後約10日間の午前8時ごろ、三角形を二等分する岩の約10センチのすき間に太陽光線が差し込むという。周辺には十字の溝が東西南北の方位を正確に示す「方位の岩」などもある。

 見学会は3日間、晴天なら毎朝午前7時40分に現地の川畑集会所前に集合、スタッフが巨石まで案内する。問い合わせは同研究会事務局長の曽根さわ子さん、電話0574(73)1709。


[写真]
冬至ごろ、約10センチのすき間から太陽光線が差し込む巨石=加茂郡白川町切井川畑



以前、Rupaさんの案内でこの写真とそっくりな巨石を奈良の大和高原で見ました。
柳生の里、天乃石立神社の一刀石...
http://www.yagyu.com/yagyu/photo/ittoseki/ittoseki.htm

方角まで確認しませんでしたが、ここもそうした陽光が差し込む装置だったのかもしれませんね???
平津豊氏のブログに詳しく書かれています。

山添村〜星の磐座〜
http://mysteryspot.main.jp/mysteryspot/yamazoe1/yamazoe-1.htm
こちらのトピックを、そのままブログへ転載しました。
http://www.musublog.jp/blog/fuhgetsu/?entry_id=48505

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