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指は3億8000万年前の魚類に出現した、スウェーデン研究
2008年09月23日 14:57 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2520083/3363392
【9月23日 AFP】手足の指は、3億8000万年前に海を回遊していた魚類に初めて発生したとする論文が、21日発行の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

 初めて指を供えた生物は、その1000万-2000万年後に海から上陸した四肢動物に近いデボン紀の魚類、ティクタアリク(Tiktaalik)だというのが、これまでの定説だった。

 これに対し、スウェーデンのウプサラ大学(Uppsala University)の研究グループは、四肢動物よりも魚類に近いデボン紀のパンデリクティス(Panderichthys、体長約1メートル)のヒレの内部に原始の指が備わっていたことを、化石の調査により明らかにした。「手足はヒレの部分に新しく生えたのではなく、ヒレの骨格の一部が形を変えただけのものであることが判明した」と、研究員のPer Ahlberg氏は言う。

 パンデリクティスの化石は最近発見されたものではないが、パンデリクティスの良好な標本がすべてラトビアの採石場で採取されたものであり、化石がこの土壌とほぼ同色であることが、これまでヒレの微細な骨格が見過ごされてきた原因だという。

 ティクタアリクは魚のようなヒレを持っていたことから、原始の指は陸地へ上がる前ではなく順応過程で出現したとされてきた。ところが、遺伝学における最新の研究で、原始の指がティクタアリクよりもはるかに早い段階で発生した可能性があることが分かった。そこで、研究グループはパンデリクティスの化石を病院のCTスキャンで調査を行った。すると、ヒレの先端に、短くて太い4本の指のような骨が放射状に伸びている様子がくっきりと映し出された。関節はなく短いものだったが、指の骨であることに間違いはないという。「四肢動物の祖先に既に指が備わっていたことを解き明かす重要な発見だ」と、研究を主導したCatherine Boisvert氏は話している。(c)AFP/Marlowe Hood
2008/09/23 - 15:25
頭毛と歯の関係
http://www.swissinfo.ch/jpn/news/science_technology/detail.html?siteSect=511&sid=9750348&cKey=1222148033000&ty=st
無毛犬から見つかった突然変異遺伝子が、人間の抜け毛の治療法を見つける手掛かりになるかもしれないと、スイス人グループが主導する研究が明らかにした。
無毛犬と有毛犬のDNAを科学者が比較したところ、突然変異遺伝子が発見された。このほど、権威ある科学雑誌サイエンスに研究報告が発表された。

無毛犬の突然変異遺伝子
 無毛犬はおよそ3700年前から知られ、死者の魂に付き添って天国まで行く犬として、メキシコのアステカ族から神聖視されていた。紀元前1700年には無毛犬の像まで作られた。通常、無毛犬にはほとんど、あるいは全く毛がなく、歯の本数が普通の犬よりも少ない。例えば、チャイニーズ・クレステッド・ドッグは足や尾に毛の房があり、頭部には長い毛が生えているだけだ。このチャイニーズ・クレステッド・ドッグは、メキシカン・へアレス・ドッグとペルービアン・ヘアレス・ドッグと並んで、今回、ベルン大学の遺伝学研究所の科学者と国際的な研究者仲間によって調査された犬種の1つだ。

 最新技術を用い、研究チームは無毛犬20匹と有毛犬20匹から取り出され等間隔に並べられた5万個のDNAマーカー ( 配列 ) を比較し、変異を探り当てようとした。
「実験は素晴らしい成果をみせました」
 と、ベルン大学の獣医遺伝学と動物育種のトッソー・レープ教授は言う。ゲノムにあるたった1つのマーカーが違いを示した。
「このマーカーがある場所は、まだ特性化されていない遺伝子の隣だったので、この遺伝子をさらに詳しく調べ、原因となる突然変異を見つけ、この遺伝子を『FOXI3』と名づけました」
 とレープ氏は語った。

深まる理解
 実験に用いたマウスの胚を成長させる過程で、このFOXI3遺伝子は毛穴と歯の発達の際に特に大きな働きを見せた。これにより、FOXI3遺伝子が毛と歯の成長に深く関わっていることが明らかになった。
「この発見によって、現段階ではまだ完全に解明されていない毛穴と歯の発達の理解が深まります」
 とリープ氏は説明する。
「胚の形成中に毛穴や歯がどのように作られるかということは、まだはっきり分かっていませんが、今回の結果から言えることは、毛穴と歯の発達に関する理解を深めると共に、人間の脱毛症のより効果的でより具体的な治療法の実現が可能になるかもしれないということです」

 抜け毛の極端な形は無汗性外胚葉性形成異常という非常にまれな遺伝的なケースで、薄毛や無毛だけでなく、通常よりも歯の本数が少ないのが特徴だ。一部の脱毛症にはこの遺伝子異常が確認されているが、ほかのケースに関しては、FOXI3が答えを出してくれるかもしれないと、リープ氏は言う。

脱毛症の治療法につながる?
 今回の発見は、一般的な脱毛症の治療法をつかむ際のヒントになるかもしれない。
「男性は老いと共に特に脱毛症になりがちです。一部の人にとってはかなり深刻な問題です」
 とリープ氏は言う。現在、製薬会社が競ってこの治療法の発見に努めているが、いずれ新治療の実現は可能になるだろう。
「毛穴は非常に特別な器官です。人間が生きている間、絶えず成長と収縮を繰り返しています。また、常に毛穴を作れる幹細胞が毛穴の脇にあります。もし、この髪の毛のサイクルを促進する方法が分かり、この幹細胞をどう刺激したら新しい毛穴を成長させられるかが分かれば、おそらく脱毛症に悩む人を助けられるでしょう」
 とリープ氏は言う。

 犬に関しても、科学者たちはさらに興味深いことを発見をした。メキシコにある無毛犬の像から分かるように、遺伝子の突然変異は3700年以上も前からあるはずだと、リープ氏は言う。今回の研究チームの分子遺伝学的研究が、この突然変異が非常に古いものであるという見方を裏付けている。事実、無毛犬の祖先を辿っていくと、たった1匹の無毛犬に行き当たると、リープ氏は言う。
生活習慣の改善で細胞の老化を制御
http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20080925hk001hk
 生活習慣を大幅に改善すると、細胞の老化を制御するテロメラーゼと呼ばれる酵素の値が向上するという米カリフォルニア大による報告が、英医学誌「Lancet Oncology(腫瘍学)」オンライン版に9月16日掲載された。
 テロメラーゼはテロメアを修復し、長く延ばすはたらきをもつ酵素。テロメアとは染色体の末端にあるDNAと蛋白(たんぱく)の複合体で、このテロメアが短くなり構造の完全性が弱まると、細胞の老化および死滅が早まるという。テロメアの短縮は、疾患リスクのほか、前立腺癌(がん)、肺癌、乳癌および大腸癌(直腸結腸癌)などの多くの癌による早期死亡の指標となることがわかってきている。

 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)に所属し、非営利研究所である予防医学研究所Preventive Medicine Research Institute(PMRI、カリフォルニア州Sausalito)の創設者でもあるDean Ornish博士らによる今回の研究では、低リスク前立腺癌の男性30人で大幅に生活習慣を改善。改善の内容は、食事中の脂肪分のカロリーを10%に抑える、精製糖を控える、健康的な食材、野菜、果物を豊富に摂るなどのほか、ビタミン類および魚油の補充、適度な有酸素運動、ストレス管理、リラクゼーション、呼吸法の訓練を実施した。研究開始時および3カ月後にテロメラーゼ値を評価した結果、テロメラーゼ値が29%増大したほか、悪玉(LDL)コレステロールの減少が認められた。

 今回の報告は、総合的な生活習慣の改善がテロメラーゼ活性値および免疫細胞のテロメア維持能力の向上をもたらすことを示した初めての長期研究であるという。「この結果は、前立腺癌患者だけではなく一般集団にも当てはまると思われる」とOrnish氏らは述べている。
車の正面が「顔」に見えるワケは?  ウィーン大が実験
2008年09月25日 17:20 発信地:パリ/フランス

【9月24日 AFP】あなたにはフランス車ルノー(Renault)の「トゥインゴ(Twingo)」が、笑った顔に見えますか? フォルクスワーゲン(Volkswagen)の「ビートル(Beetle)」はおっかなびっくりの顔? 旧東ドイツの国産車「トラバント(Trabant)」は悲しそうで、BMWは怒った顔?

 わたしたちがこのように車の正面を見て人間の表情を連想するのは、顔から重要な情報をつかもうとする生来の習性のせいだという研究報告が、今週発売された科学誌「ヒューマン・ネーチャー(Human Nature)」に発表された。

■顔からの情報スキャンは生存メカニズムの名残

 人間はほかの動物同様、他人を一瞬見るだけで、その人が敵対的か協力的か、見知らぬ者か近親者かを判断する能力を発達させてきた。これは先史時代には生死を分けた重要な生存メカニズムの名残だ。

 ウィーン大学(University of Vienna)のカール・グラマー(Karl Grammer)氏率いるチームは、このメカニズムが自動車にも適用されうるのかどうかを実験した。

 男女比半々の成人グループ40人に、同色の38車種の前部の写真を見せ「顔に見えるかどうか、見えるとすれば人間の顔と動物の顔のどちらに近いと思うか」などを質問。さらに「子ども」「大人」「友好的」「敵対的」「男性的」「女性的」「尊大」「幸せそう」「消極的」「積極的」など全19項目の中から、印象として当てはまるものにチェックを入れてもらい、最後に好きな車を選んでもらった。

 結果は、回答者の3分の1以上が、9割以上の車種について「顔に見える」と答えた。また、すべての回答者がヘッドライトが「目」、フロントグリルが「口」に見えると回答した。さらに印象については、コンピューターがそれぞれの車種について人間の顔をもとに分類した「表情」とほぼ一致することがわかった。

■好かれるのは「力強い」顔の傾向

 好みの車については男女ともに、研究チームが「力」を表わす表情だとカテゴリーした「大人っぽい、支配的、男性的、尊大、怒っている」ようなデザインの「顔」を好む傾向があった。こうした車に共通した特徴は、フロントパネルが低く、フロントが幅広で、前から見ると四角くて頑丈なあごを連想させることだった。この「力」を表わすカテゴリーでは、BMWやクライスラー(Chrysler)300などが上位を占めた。 

 対照的に「おとなしい」「友好的」「子どもっぽい」といった項目にチェックが多くついたのは、日産(Nissan)のニューマーチ、フォルクスワーゲンのニュービートル、韓国・起亜自動車(Kia Motors)のキア・ピカントなどだった。

 車を見て人間の顔を連想する傾向についてチームでは、潜在的な危険を判断する際、最も手っ取り早い指標となる「顔」に関するどんな情報も見逃さないようにと発達した「判断ミス管理能力の産物と言えるだろう」とまとめている。

 今後は、こうした「顔」が車の購入や運転にどのような心理的影響をもたらすかを研究したいとしている。(c)AFP
植物がストレス防衛反応で、アスピリン化合物放出
2008年09月25日 19:14 発信地:ワシントンD.C./米国

【9月25日 AFP】干ばつなどでストレスを受けたクルミの木が、大量のアスピリン化合物を放出しているのが観察された。ストレスによる自らのダメージを「癒やす」とともに、周囲の植物に警鐘を鳴らしている可能性もあるという。

 発表した米コロラド(Colorado)州ボルダー(Boulder)にある米国国立大気研究センター(National Center for Atmospheric Research、NCAR)のチームによると、今回の発見によって植物の生態や大気に及ぼす影響などに関する新たな研究が加速し、また農業関係者が作物の不作を早い段階で予測するのに役立つ可能性もあるという。

 チームのトーマス・カール(Thomas Karl)氏は、植物が干ばつや季節外れの気温といったストレスに対応する際、大気中に大量のアスピリン化合物を放出することが判明したと述べた。「解熱剤のアスピリンを外部から取り入れなければならない人間と異なり、植物には自らアスピリンに似た化学物質を生成する能力がある。それによってタンパク質の生成を促して生化学的な自己防御能力を高めたり、傷を和らげる」と説明した。

 研究室の実験では以前から、植物がアセチルサリチル酸の化学形態であるサリチル酸メチル、つまりアスピリンを放出することは知られていたが、ストレスにさらされた植物が、実際の生態系の中でこの物質を大気中に大量に排出したのが確認されたのは今回が初めてだ。

 米国国立科学財団(National Science Foundation、NSF)の大気化学部門プログラム・ディレクター、クリフ・ジェイコブズ(Cliff Jacobs)氏は「生物圏と大気圏の相互作用は、地球システムを理解する上で重要」と語る。植物が大量のアスピリン化合物を放出するという今回の予想外の発見は、すでに行われている重要な研究に並ぶものだという。

 さらに興味深いことは、生態系において植物同士がコミュニケーションしていることが明確に示されたことだ。論文の共著者であるNCARのアレックス・グンサー(Alex Guenther)氏は「植物は大気を介してコミュニケーションをとる能力を持っているようだ」と語った。

 今回の研究はNCARが、NSFの支援を得て行った。研究結果は19日発行の科学誌「バイオジオサイエンス(Biogeoscience)」に掲載された。
(c)AFP
カナダの研究者、北米最小とみられる恐竜を発見
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-33936220080925
[カルガリー(加アルバータ州) 23日 ロイター] 7000万年前に生息した北米で最小とみられるニワトリほどの大きさの恐竜が、カナダ人研究者によって発見された。カルガリー大学で古生物学を研究するニック・ロングリッチ研究員が、専門誌「白亜紀研究」で発表した。

 「アルバートニクス・ボレリアス」と呼ばれるこの恐竜は、細長い脚、ペンチのようなあご、大きな爪のある短くて太い前肢という鳥のような特徴で、昆虫を食べるという、通常の恐竜とは異なる食性を持っていた。

 この恐竜の骨は2002年、アルバータ州で約20体分のアルバートサウルスの残骸とともに発掘されていたが、注目されずにいた。ロングリッチ研究員は、「アルバートニクス」がこれまで南米とモンゴルでしか見つかっていなかったアルバレッツサウルス類の新たな仲間で、同恐竜が南米からアジアへと移動した証拠だとしている。
翼竜は飛べなかった?東大研究者が新説
2008年10月04日 17:03 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2524733/3394407
【10月4日 AFP】英科学誌『ニュー・サイエンティスト(New Scientist)』によると、怪獣映画やフィギュアでおなじみの翼を持つ恐竜・翼竜(プテロサウルス)が、実は飛べなかったとする仮説が登場し、古生物学者たちをあわてさせている。

 この説を発表したのは、東京大学の佐藤克文(Katsufumi Sato)氏。同氏はインド洋南部のクローゼ諸島(Crozet Islands)で、大型の海鳥の飛翔能力を試すというまれな研究を行った。

 飛ぶ鳥の中では世界最大といわれるワタリアホウドリを含む5種28羽の大型鳥の翼に、単3電池程度の大きさの加速度計を取り付け、飛ぶ速度を計測した。

 ワタリアホウドリは広げると3.5メートルにもなる翼の形を巧みに変え、風の波に乗って飛ぶ。風がない場合や風の速度が一定している場合は、羽ばたきをしないと重力と空気抵抗に負けて落ちてしまう。

 1か月に及んだ研究で、佐藤氏の付けた加速度計によって、海鳥の羽ばたきには2種類の早さがあるということが明らかになった。離陸するときには素早く羽ばたき、風がないときに空中を飛んでいる場合は遅かった。羽ばたきの早さは筋力によって制限され、翼の長く体重が重い鳥ほど早く羽ばたくことができないという結果が出た。

 佐藤氏は、体重40キロ以上の鳥は、風速ゼロの環境下では離陸するのに十分なだけの羽ばたきができないと試算した。ワタリアホウドリは平均22キロで、この心配はない。しかし、この試算を当てはめれば、翼竜は飛べなかったことになる。

 化石が発見されている翼竜としては最大のケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)は、翼開長11-12メートル、体重は100キロ台に達したと考えられている。

 9月に米スタンフォード大学(Stanford University)で行われた「国際バイオロギングシンポジウム(Biologging Science Symposium)」で佐藤氏がこの仮説を明らかにすると、飛ぶことのできた恐竜がただ風に乗るだけどころか、活発に飛ぶ勇姿を夢見ていた「翼竜ファン」の学者たちから非難の一斉放火を浴びた。ニュー・サイエンティスト誌によると、異を唱えた者たちは解剖学・生理学的見知、環境の差異などを考慮しなければ、2つの「飛ぶ者たち」を比較することはできないと反論したという。(c)AFP
生活習慣の改善で細胞の老化を制御

   生活習慣を大幅に改善すると、細胞の老化を制御するテロメラーゼと呼ばれる酵素の値が向上するという米カリフォルニア大による報告が、英医学誌「Lancet Oncology(腫瘍学)」オンライン版に9月16日掲載された。

 テロメラーゼはテロメアを修復し、長く延ばすはたらきをもつ酵素。テロメアとは染色体の末端にあるDNAと蛋白(たんぱく)の複合体で、このテロメアが短くなり構造の完全性が弱まると、細胞の老化および死滅が早まるという。テロメアの短縮は、疾患リスクのほか、前立腺癌(がん)、肺癌、乳癌および大腸癌(直腸結腸癌)などの多くの癌による早期死亡の指標となることがわかってきている。

 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)に所属し、非営利研究所である予防医学研究所Preventive Medicine Research Institute(PMRI、カリフォルニア州Sausalito)の創設者でもあるDean Ornish博士らによる今回の研究では、低リスク前立腺癌の男性30人で大幅に生活習慣を改善。改善の内容は、食事中の脂肪分のカロリーを10%に抑える、精製糖を控える、健康的な食材、野菜、果物を豊富に摂るなどのほか、ビタミン類および魚油の補充、適度な有酸素運動、ストレス管理、リラクゼーション、呼吸法の訓練を実施した。研究開始時および3カ月後にテロメラーゼ値を評価した結果、テロメラーゼ値が29%増大したほか、悪玉(LDL)コレステロールの減少が認められた。

 今回の報告は、総合的な生活習慣の改善がテロメラーゼ活性値および免疫細胞のテロメア維持能力の向上をもたらすことを示した初めての長期研究であるという。「この結果は、前立腺癌患者だけではなく一般集団にも当てはまると思われる」とOrnish氏らは述べている。

(HealthDay News 9月16日)
米粒の大きさ決める遺伝子を共同で発見―米中
http://www.recordchina.co.jp/group/g24426.html
2008年9月29日、中国と米国の科学者が共同で、米粒の大きさと重さを決める遺伝子を発見したと科学雑誌「Nature Genetics」オンライン版が報道した。新華網が伝えた。

研究の指揮を執った中国科学院の何祖華(ホー・ズーホワ)氏は、今回の研究について「まずは大きさが明らかに小さい米粒を選び出し、特殊な変異株を識別。そこから原因遺伝子を突き止めた」と語った。

米の大きさは収量に関わる大事な要素だが、研究に参加したペンシルベニア大学の中国人科学者、馬宏(マー・ホン)氏は「今回の発見は、粒が大きい新種米の開発に役立つだろう」と期待を寄せている。(翻訳・編集/NN)
パンダはイヌに近い=ゲノム初解読、絶滅防止に期待−中国
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008101100415
 【北京11日時事】新華社電によると、中国広東省の深セン華大ゲノム研究院は11日、ジャイアントパンダの全遺伝情報(ゲノム)を初めて解読したと発表した。既にゲノムが解読された哺乳(ほにゅう)類の中ではイヌに最も近く、クマ科の亜種とする定説に沿ったものとなった。
 パンダは分類学上、不明な点が多く、ゲノムの解読は生物学研究の空白を埋めるとともに、人工繁殖や絶滅防止にも役立つという。
 パンダは21対の染色体があり、DNAサイズは約30億塩基対、含まれる遺伝子は2万−3万個と、ヒトに近かった。(2008/10/11-23:37)
重金属を食べる“スーパーミミズ”発見
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081009-00000000-natiogeo-int
ルンブルクス・ルベルス(Lumbricus rubellus)というミミズから進化した新しい種のミミズは、有害廃棄物を食べることができるという研究が2008年9月に発表された
(Photograph by Jane Andre)  有害廃棄物をエサにする“スーパーミミズ”が見つかった。新たに進化した種とみられており、汚染された工業用地の浄化に役立つ可能性もあるという。

 イギリスのイングランド地方やウェールズ地方などにある鉱区の土壌から、鉛、亜鉛、砒素、銅などの重金属を好んで食べる“ヘビーメタル・マニア”のミミズが発見された。

 新たに見つかったミミズは摂取した金属を若干異なる形に変えてから排泄する。排泄物は元の金属よりも植物が吸い上げやすい形状であり、植物に吸収させた上で刈り取れば土壌を浄化すること(ファイトレメディエーション)も望めるという。

 この研究を率いるイギリスのレディング大学のマーク・ハドソン氏は、「信じられないほどの高濃度の重金属にも耐性があるミミズで、むしろ重金属の存在が進化を促したように思える。何しろ、普通の家の裏庭から採取したミミズを放したら死んでしまうような土壌に生息しているのだ」と語る。

 研究チームが鉛を食べるミミズのDNA分析を実施した結果、このミミズは新たに進化した未知の種であることが確認された。このほかにも、イングランド南西部で見つかった砒素までエサにする個体群など、2種類のミミズに新種の可能性があるという。

 ハドソン氏らのチームは、こうしたスーパーミミズに強力なX線を照射し、塩の結晶の1000分の1の大きさしかない金属の粒子を追跡した。その結果、砒素への耐性があるスーパーミミズは、特別なタンパク質で砒素を包み込んで不活性化し、体に影響のない安全な状態にしていることが示唆された。ウェールズ地方の鉛を食べるスーパーミミズも、同様にタンパク質を使って体内で金属を無害化していることが分かっている。

 スーパーミミズの体内を通過した後の金属粒子にどの程度の毒性が残っているのかは、周囲を包むタンパク質の分解に長い時間がかかるため、いまのところはっきりしていないという。「だが、スーパーミミズが排泄した金属は地中から植物が吸い上げやすい状態になっていることが実験では示唆された。スーパーミミズ自身にとっては排泄物を無害化する必要もないはずだが、まるで植物のために変換を請け負っているかのようだ。採鉱や重工業などで汚染された土地の浄化にスーパーミミズを利用すると有効かもしれない」とハドソン氏は期待する。

 同氏は、「長期的な目標として、養殖したスーパーミミズを汚染地域に放し、植物を利用して毒性のある金属を抽出することで土壌や生態系の回復を促進する方法を考えている」という。さらに研究が進めば、植物を利用して金属を採集することも可能になるかもしれない。

「実現するかどうかは分からないが、いずれは植物から金属を効率的に取り出す方法を開発して、産業に役立てられるようになる可能性もある。植物を刈り取ってそのまま処理工場に運びさえすればよくなるかもしれない」と同氏は話している

 ウェールズ地方にあるカーディフ大学のピーター・キリー氏は、やはり金属を食べる虫を研究する1人だが、この研究について次のように述べている。「新種のスーパーミミズがどんなに有能であっても、1〜2年で終わる人工の浄化プロセスには太刀打ちできないだろうが、汚染された土壌に蓄積された金属量の診断に利用すれば、非常に優れた手段となるだろう」。
原子を並べて世界最小の文字、25万分の1ミリの基板上で
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081017-OYT1T00503.htm
 直径が1000万分の7ミリの原子を12個並べて世界最小の文字を書くことに、大阪大学の森田清三教授、阿部真之・准教授らが成功した。成果は米科学誌サイエンス電子版に17日掲載された。

 阿部准教授らは、極細の針と物質の間に生じる引力の変化で表面の構造を読み取る「原子間力顕微鏡」を改良し、針先を10億分の1ミリ単位で操作できるようにした。

 スズで表面を覆った基板に顕微鏡のシリコン製の針をギリギリまで近づけると、針先からシリコン原子が1個飛び出し、スズ原子1個と入れ替わった。この現象を利用し、縦横25万分の1ミリの基板上でスズ原子をシリコン原子に置き換え、シリコンの原子記号「Si」の文字を書いた。

 IBMなども過去に原子を並べて文字を書いているが、極低温下でなく、室温の環境で書いたのは阪大が初めてという。阿部准教授は「半導体の性能を大幅に向上させたり、原子レベルの精密さで集積回路を設計したりできる可能性がある」と言う。

(2008年10月17日15時12分 読売新聞)
The National Academy of Sciences membership consists of approximately 2,100 members and 350 foreign associates, each of whom is affiliated with one of 31 disciplinary Sections. To learn more about our members, access the following pages.
Newly elected members and their affiliations at the time of election are:

AHMED, RAFI; professor, department of microbiology and immunology, and director, Emory Vaccine Center, Emory University, Atlanta

BEBBINGTON, ANTHONY J.; professor of nature, society, and development, and director of research, School of Environment and Development, University of Manchester, Manchester, United Kingdom

BEESE, LORENA S.; James B. Duke Professor, department of biochemistry, Duke University Medical Center, Durham, N.C.

BERGQUIST, JAMES C.; fellow, National Institute of Standards and Technology, Boulder, Colo.

BORISY, GARY G.; director and chief executive officer, Marine Biological Laboratory, Woods Hole, Mass.

CARLSON, MARIAN B.; professor, department of genetics and development and department of microbiology, Columbia University, New York City

CHANG, SUN-YUNG ALICE; professor, department of mathematics, Princeton University, Princeton, N.J.

COPELAND, NEAL G.; executive director, Institute of Molecular and Cell Biology, Proteos, Singapore

COPPERSMITH, SUSAN N.; professor of physics, department of physics, University of Wisconsin, Madison

DEIFT, PERCY A.; professor, Courant Institute of Mathematical Sciences, New York University, New York City

DOUGHERTY, DENNIS; George Grant Hoag Professor of Chemistry, division of chemistry and chemical engineering, California Institute of Technology, Pasadena

DUNLAP, JAY C.; professor of biochemistry and chair, department of genetics, Dartmouth Medical School, Hanover, N.H.

FEIGON, JULI; professor, department of chemistry and biochemistry, University of California, Los Angeles

FILIPPENKO, ALEXEI V.; Richard and Rhoda Goldman Distinguished Professor in the Physical Sciences, department of astronomy, University of California, Berkeley

FISCHER, ROBERT L.; Distinguished Professor of Plant Biology, department of plant and microbial biology, University of California, Berkeley

GIBBARD, ALLAN; Richard B. Brandt Distinguished University Professor of Philosophy, department of philosophy, University of Michigan, Ann Arbor

GOLDSTEIN, MELVYN C.; co-director, Center for Research on Tibet, and John Reynolds Harkness Professor of Anthropology, department of anthropology, Case Western Reserve University, Cleveland

HAKE, SARAH; director, USDA Plant Gene Expression Center; and full adjunct professor, department of plant and microbial biology, University of California, Berkeley

HANAHAN, DOUG; member, Helen Diller Family Comprehensive Cancer Center, and professor of biochemistry and biophysics, University of California, San Francisco

HARWOOD, CAROLINE S.; professor, department of microbiology, University of Washington, Seattle

HOPCROFT, JOHN E.; professor, computer science department, Cornell University, Ithaca, N.Y.

HUGHES, THOMAS J.R.; Mathematics Chair III, Institute for Computational Engineering and Sciences (ICES), and professor of aerospace engineering and engineering mechanics, University of Texas, Austin

ISBERG, RALPH R.; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and professor, department of molecular biology and microbiology, Sackler School of Graduate Biomedical Sciences and Tufts University School of Medicine, Boston

JACAK, BARBARA V.; Distinguished Professor of Physics, department of physics and astronomy, State University of New York, Stony Brook

JACKS, TYLER; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and David H. Koch Professor of Biology and director, David H. Koch Institute for Integrative Cancer Research, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge

JAIN, RAKESH K.; Andrew Werk Cook Professor of Tumor Biology and director, Edwin L. Steele Laboratory, department of radiation oncology, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School, Boston

JOANNOPOULOS, JOHN D.; Francis Wright Davis Professor of Physics, department of physics, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge

JORDAN, V. CRAIG; vice president and research director for medical sciences, Fox Chase Cancer Center, Philadelphia

KLEIN, MICHAEL L.; Hepburn Professor of Physical Science, department of chemistry, University of Pennsylvania, Philadelphia

KOHLSTEDT, DAVID L.; Institute of Technology Distinguished Professor of Geology and Geophysics and head, N.H. Winchell School of Earth Sciences, University of Minnesota, Minneapolis

KRIEGER, MONTY; Whitehead Professor of Molecular Genetics, department of biology, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge

LOWY, DOUGLAS R.; deputy director, Center for Cancer Research, National Cancer Institute, National Institutes of Health, Bethesda, Md.

LYNCH, MICHAEL; Distinguished Professor of Biology, department of biology, Indiana University, Bloomington

MANSKI, CHARLES F.; Board of Trustees Professor in Economics, department of economics, Northwestern University, Evanston, Ill.

MELTZER, DAVID J.; Henderson-Morrison Professor of Prehistory and executive director, QUEST Archaeological Research Program, department of anthropology, Southern Methodist University, Dallas

MEYER, DAVID E.; professor of psychology, cognition and perception program, department of psychology, University of Michigan, Ann Arbor

MONTMINY, MARC R.; professor, Clayton Foundation Laboratories for Peptide Biology, Salk Institute for Biological Studies, La Jolla, Calif.

MOREL, FRANÇOIS M.M.; director, Center for Environmental Bioinorganic Chemistry, and Albert G. Blanke Jr. Professor of Geosciences, department of geosciences, Princeton University, Princeton, N.J.

MORGAN, JOHN W.; professor of mathematics, department of mathematics, Columbia University, New York City

MOSLEY-THOMPSON, ELLEN S.; professor, department of geography, and senior research scientist, Byrd Polar Research Center, Ohio State University, Columbus

MYERSON, ROGER B.; Glen A. Lloyd Distinguished Service Professor, department of economics, University of Chicago, Chicago

NIKAIDO, HIROSHI; professor of biochemistry and molecular biology, department of molecular and cell biology, University of California, Berkeley
NOCERA, DANIEL G.; Henry Dreyfus Professor of Energy, and professor of chemistry, department of chemistry, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge

OLIVERA, BALDOMERO M.; Distinguished Professor of Biology, department of biology, University of Utah, Salt Lake City

PAPADIMITRIOU, CHRISTOS; C. Lester Hogan Professor, computer science division, University of California, Berkeley

PATEL, DINSHAW J.; Abby Rockefeller Mauzé Chair in Experimental Physics, and member, structural biology program, Memorial Sloan-Kettering Cancer Center, New York City

PEALE, STANTON J.; professor emeritus and research professor of physics, department of physics, University of California, Santa Barbara

POO, MU-MING; Paul Licht Distinguished Professor in Biology, department of molecular and cell biology, University of California, Berkeley

POULTER, C. DALE; John A. Widtsoe Distinguished Professor, department of chemistry, University of Utah, Salt Lake City

RAFTERY, ADRIAN; Blumstein-Jordan Professor of Statistics and Sociology, Center for Statistics and the Social Sciences, University of Washington, Seattle

RAIKHEL, ALEXANDER S.; professor, department of entomology, University of California, Riverside

RICKLEFS, ROBERT E.; Curators Professor of Biology, department of biology, University of Missouri, St. Louis

RIESS, ADAM G.; professor of physics and astronomy, department of physics and astronomy, Johns Hopkins University, Baltimore; and astronomer, Space Telescope Science Institute, Baltimore

ROEDER, G. SHIRLEEN; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and Eugene Higgins Professor of Genetics, department of molecular, cellular, and developmental biology, Yale University, New Haven, Conn.

SCIULLI, FRANK J.; Pupin Professor of Physics Emeritus, department of physics, Columbia University, New York City

SEDAT, JOHN W.; professor of biochemistry, department of biochemistry and biophysics, School of Medicine, University of California, San Francisco

SHEARER, PETER M.; professor of geophysics, Institute of Geophysics and Planetary Physics, University of California, San Diego, La Jolla

SHOKAT, KEVAN M.; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and professor of cellular and molecular pharmacology, department of cellular and molecular pharmacology, University of California, San Francisco

SIGGIA, ERIC D.; professor, Center for Studies in Physics and Biology, Rockefeller University, New York City

STERNBERG, PAUL W.; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and Thomas Hunt Morgan Professor of Biology, division of biology, California Institute of Technology, Pasadena

STRANG, GILBERT; professor of mathematics, department of mathematics, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge

STRYKER, MICHAEL P.; William F. Ganong Endowed Chair in Physiology, department of physiology, University of California, San Francisco
TAYLOR, SHELLEY E.; Distinguished Professor, department of psychology, University of California, Los Angeles

TRUHLAR, DONALD G.; Regents Professor, department of chemistry, University of Minnesota, Minneapolis

VAFA, CUMRUN; Donner Professor of Science, department of physics, Center for Fundamental Laws of Nature, Harvard University, Cambridge, Mass.

WARSHEL, ARIEH; professor of chemistry and biochemistry, department of chemistry, University of Southern California, Los Angeles

WEEKS, JOHN D.; Distinguished University Professor, Institute for Physical Science and Technology, University of Maryland, College Park

WEIGEL, DETLEF; director, department of molecular biology, Max Planck Institute for Developmental Biology, Tuebingen, Germany

WEISSMAN, JONATHAN S.; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and professor of cellular and molecular pharmacology, department of cellular and molecular pharmacology, University of California, San Francisco

WONG, WING H.; professor of statistics and professor of health research and policy, department of statistics, Stanford University, Stanford, Calif.

XIE, YU; Otis Dudley Duncan Distinguished University Professor of Sociology, Population Studies Center, University of Michigan, Ann Arbor

ZIPURSKY, S. LAWRENCE; investigator, Howard Hughes Medical Institute, and professor, department of biological chemistry, University of California, Los Angeles
Newly elected foreign associates, their affiliations at the time of election, and their country of citizenship are:

AKIRA, SHIZUO; director, Immunology Frontier Research Center, Osaka University, Osaka, Japan (Japan)

BERNERS-LEE, TIMOTHY; director, World Wide Web Consortium, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge (United Kingdom)

CORKUM, PAUL B.; director, Institute for Molecular Sciences, Attosecond Science Program Steacie, National Research Council of Canada, Ottawa (Canada)

COSSART, PASCALE; director and head, Unite des Interactions Bacteries Cellules, Institut Pasteur, Paris (France)

DÍAZ, SANDRA M.; associate professor, Instituto Multidisciplinario de Biología Vegetal (IMBIV), Universidad Nacional de Córdoba, Córdoba, Argentina (Argentina)

HELENIUS, ARI; professor of biochemistry, Swiss Federal Institute of Technology, Zurich (Finland)

JACOBS, PATRICIA A.; director, Wessex Regional Genetics Laboratory, University of Southampton, Wiltshire, United Kingdom (United Kingdom)

KONDO, JUN; emeritus adviser, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Tsukuba, Japan (Japan)

LAMBECK, KURT; Distinguished Professor of Geophysics, Research School of Earth Sciences, Australian National University, Acon (Australia)

LAMBIN, ERIC F.; professor, department of geography and geology, University of Louvain, Louvain-la-Neuve, Belgium (Belgium)

LOGOTHETIS, NIKOS K.; director, Max Planck Institute for Biological Cybernetics, Tuebingen, Germany (Greece)

MANSFIELD, PETER; emeritus professor of physics, Magnetic Resonance Centre, University of Nottingham, Nottingham, United Kingdom (United Kingdom)

SALMOND, MARY ANNE; Distinguished Professor of Anthropology and Maori Studies, department of Maori studies, University of Auckland, Auckland, New Zealand (New Zealand)

SANDMO, AGNAR; emeritus professor, Norwegian School of Economics and Business, Bergen (Norway)

SCHUSTER, PETER; president, Austrian Academy of Sciences, Vienna (Austria)

SHIN, HEE-SUP; director, Center for Neural Science, Korea Institute of Science and Technology, Seoul (South Korea)

TOCCHINI-VALENTINI, GLAUCO P.; coordinator, Istituto di Biologia Cellulare, National Research Council of Italy, Monterotondo Scalo (Italy)

ZUR HAUSEN, HARALD; scientific director emeritus, German Cancer Research Center, Heidelberg (Germany)

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=04282009
近藤淳特別顧問が全米科学アカデミー(National Academy of Sciences (NAS))の外国人会員(Foreign Associate)に選ばれました
 全米科学アカデミー(National Academy of Sciences (NAS))は4月28日当所の近藤淳特別顧問を全米科学アカデミーの外国人会員(Foreign Associate)に選出しました。
http://www.aist.go.jp/aist_j/topics/to2009/to20090511_2/to20090511_2.html
審良静男教授が米国科学アカデミーの外国人会員に選ばれました。

米国科学アカデミー(NAS)は、審良静男教授を NAS の外国人会員に選出しました。
NASの会員に選ばれることは、その分野での研究成果が際だって大きく評価されたことを意味します。本年、NASは72人の新会員と18人の外国人会員を選出しました。審良教授はマクロファージなどの自然免疫細胞に存在するトル様受容体 (Toll-like Receptor; TLR) の機能解析によって自然免疫の重要性を明らかにしました。こうした審良教授による発見は、その内容のインパクトの強さから、世界の科学者の中で論文引用数において際だっていることでも知られます。免疫学の分野では石坂公成(1983)、岸本忠三(1991)、本庶佑(2001)、谷口維紹(2003)各氏の選出に次ぐもので、このうち岸本忠三博士(元大阪大学総長)は審良教授の師にあたります。微生物病研究所(出身者を含む)では、早石修(1972)、花房秀三郎(1985)各氏がこれまでに選出されております。
http://www.biken.osaka-u.ac.jp/news16646.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090924-OYT1T01320.htm
 睡眠とアルツハイマー病の関連で大変興味深いと思います。
 この様な人間みんなに関わる研究はもっと声を大にして説明しないとと私は思います。年内もしくは年明け早々にラボツアー企画したいです。ご興味ある方は連絡下さい。
 西野智恵子
慢性疲労症候群:マウス白血病「XMRV」ウイルスが原因
http://mainichi.jp/select/science/news/20091009ddm002040099000c.html
 原因不明の強い疲労が続く「慢性疲労症候群」の患者は、マウスの白血病ウイルスに近い「XMRV」に極めて高率で感染していることが、米国立がん研究所などの分析で分かった。9日付の米科学誌サイエンスに発表した。同症候群の原因に、ウイルスの過剰増殖による免疫反応の異常があり、研究チームは「XMRVが関与している可能性が出てきた」と説明している。

 血液検査の結果、米国の患者101人のうち68人(67%)でXMRVが陽性反応を示した。健康な人の陽性は218人中8人(3.7%)だけだった。

 同症候群は1980年代に米国で確認され、世界に約1700万人の患者がいると推定される。これまでの研究で、さまざまなストレスにさらされ続けると、免疫や神経の働きが乱れて発症することが分かっている。【永山悦子】
GP2と言えば。

腸内免疫、獲得の仕組み解明=細菌取り込むたんぱく発見−理研など
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009111200049
 腸の中には大腸菌など無数の細菌が生息しているが、通常は免疫が適切に働き、粘膜から侵入してくることはない。理化学研究所などの共同研究チームは、腸の粘膜上の細胞が細菌を取り込み、免疫を作る際に働くたんぱく質を特定、12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。このたんぱく質の機能をうまく利用すると、経口ワクチンなどの開発にもつながる可能性があるという。
 理研の免疫系構築研究チームの大野博司チームリーダーらは、腸の粘膜で細菌を取り込み、免疫細胞に提示する「M細胞」で、どのようなたんぱく質が作られているかを解析。「GP2」と呼ばれるたんぱく質が、M細胞内に集中して現れることを見つけた。
 その上で、遺伝的にGP2を持たないマウスを使って調べたところ、大腸菌やサルモネラ菌がM細胞に取り込まれず、免疫が作られないことが分かった。
 また、GP2は大腸菌などの表面にある特定の繊毛に結合することも判明。この繊毛を持たない種類の細菌は取り込めないことが分かった。
 GP2による細菌の取り込みと免疫獲得の仕組みはヒトにも共通するといい、大野さんは「GP2にうまく結合する分子を見つけて、ワクチンの元となるものに混ぜてあげれば、抗原をM細胞に効率良く渡して免疫を作れる」と説明。口から摂取するワクチン開発への期待を口にした。(2009/11/13-15:58)
2012年マウス宇宙創薬の旅 鬱病など解決へ三菱重が衛星計画
2009.11.26 13:32
http://sankei.jp.msn.com/science/science/091126/scn0911261338001-n1.htm
 精神障害に有効な新薬の開発に役立てようと、三菱重工神戸造船所(神戸市兵庫区)は、マウスを宇宙へ打ち上げて地上へ帰還させ、中枢神経への影響を調べる壮大な実験を計画し、人工衛星に積み込む生命維持装置を完成させた。28日に医薬基盤研究所(大阪府茨木市)で一般公開する。平成24(2012)年の実施が目標で、実現すれば世界最小の生物回収衛星となる。マウスを使った「宇宙創薬」ビジネスに発展させることが狙いだが、同社は「最終的には国産有人往還機の実現につなげたい」としている。
 ■世界最小
 同社が開発する「回収カプセル型生物実験システム」は、大阪府東大阪市の中小企業が作った人工衛星「まいど1号」と同様に国産ロケット「H2A」打ち上げ時に空きスペースに相乗りさせる小型衛星。直径約65センチ、高さ約50センチ、重さ約110キロで、衛星打ち上げ後、地球を1周させ約2時間無重力状態に置く。その後、大気圏に再突入、パラシュートで南米沖の太平洋に着水させて回収する計画だ。
 衛星内部にはマウス3匹の搭載が可能。三菱重工は、密閉した飼育かごの中を1気圧、気温24度に保ち、酸素や水を供給し、二酸化炭素や排出物を回収する生命維持装置を先行開発した。打ち上げ1日前に衛星をロケットに積み込むことを想定し、34時間にわたってマウスを密閉空間で生存させられることを確認した。
 マウスは無重力下では短時間でも中枢神経系に異常が出始めることが知られており、異常の出たマウスを解析することでパニック障害や鬱病(うつびょう)などの新薬開発につながると期待されている。製薬会社側も、大手8社が加盟する「宇宙創薬協議会」を昨年立ち上げて期待を寄せており、三菱重工は「ビジネスとして成立しうる」とみている。

くの打ち上げ機会を得られるメリットがある。量産できれば1機あたり10〜20億円での打ち上げが可能だろう」。製薬会社からは「もっと長期間の実験ができれば」との要望も寄せられており、同社は約2週間の宇宙滞在が可能な重さ500〜900キロ程度の衛星開発も検討している。
 マウスが無事生還すれば、日の丸有人宇宙船の実現に向けた大きな一歩にもなりそう。落合さんは「何とか成功にこぎつけたい」と話している。
     ◇
 生命維持装置の一般公開は、28日午前10時〜午後4時、入場無料。問い合わせは医薬基盤研究所((電)072・641・9832)。
ネット検索で脳イキイキ、米大学研究 認知症予防にも?
2009年12月3日8時11分
http://www.asahi.com/science/update/1202/TKY200912020153.html
 【ワシントン=勝田敏彦】インターネットになじみのない中高年がネット検索を続けると、意思決定や判断をつかさどる脳の中枢が活性化されることがわかった。認知症予防の手段になる可能性があるという。米カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究チームが発表した。

 チームは、インターネットを毎日使う人と、ほとんど使ったことがない人の計24人(55〜78歳)を対象に、脳の活動を機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べた。

 その結果、ネットをほとんど使ったことがない人が、2週間のうち7日、自宅で1時間ほどネット検索をしただけで、毎日使う人と同じ程度、「中前頭回」など意思決定に重要な中枢が活性化した。

 チームは「ネット検索のとき、大切な情報を一時的に覚えたり、絵や文から何が重要かをつかんだりすることが効果につながる」とみている。

 とはいえ、ネット利用は良いことばかりではなさそう。

 米オハイオ州立大の研究チームは4月、日記を書いたり、コメントをつけたりできる交流サイト「フェースブック」を利用している大学生は、勉強する時間が減り、成績も悪くなる傾向があるとの調査結果を発表している。
慶大と慈恵医大、皮膚が異物を取り込む仕組み解明
2009年12月08日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720091208eaao.html
 慶応義塾大学と東京慈恵会医科大学の研究チームは、皮膚内に侵入しようとする外からの異物を皮膚内の細胞が取り込む仕組みを初めて突き止めた。皮膚の表面で皮膚を守るために細胞と細胞がぴったり接着した構造を作ることを、3次元で可視化することで可能にした。
 アトピー性皮膚炎の治療法などの開発が期待できる。詳細は7日付の米科学誌ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディスンの電子版に掲載される。
 皮膚内には病原菌などの異物が体内に侵入するのを防ぐバリアーの役割をする角層がある。さらに下には「タイトジャンクション」という細胞と細胞のすき間を埋める構造を持ち、すき間から水が体外に漏れるのを防いだり、異物が体内に入るのを防いでいる。
京大研究チームがAIDが遺伝子を切断するメカニズムを解明
2009.12.8 05:00
http://sankei.jp.msn.com/science/science/091208/scn0912080501001-n1.htm
 免疫遺伝子を変化させる能力を持つ酵素「AID」が遺伝子を切断するメカニズムを、京都大学大学院医学研究科の本庶佑(ほんじょ・たすく)客員教授(分子生物学)らの研究チームが動物実験で突き止め、8日付(日本時間)の米科学誌「米国科学アカデミー紀要」(電子版)に掲載された。
 AIDは胃がんの際に発現し、遺伝子のDNAを切断する作用をする。この作用は、がん遺伝子の働きを増強する可能性もあり、切断の仕組みが分かったことで、がん化を抑制する医療実現につながりそうだ。
 研究チームは、AIDが多く発現するマウスの「Bリンパ球」を解析。Bリンパ球に発現したAIDが、生物の細胞内に無数にあるDNAのコピーを助ける酵素「トポイソメラーゼ1」を減少させていることがわかった。
 また、別のマウスの細胞で、AIDを使って、細胞内のトポイソメラーゼ1を減らす実験をすると、DNAの切断が活発に行われることを確認。この2つの実験により、AIDがトポイソメラーゼ1を減少させることでDNAの切断が行われることが判明した。
 研究チームは「人も同じ仕組みで切断が行われている可能性が高い」と分析。その上で「AIDがトポイソメラーゼ1を減少することを抑制できれば、DNAの切断を防ぎ、がん化を抑えることが期待できる」としている。
暗闇50年、ハエ「進化」…1400世代飼育
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091208-OYT1T00780.htm
 ショウジョウバエを50年以上、約1400世代にわたって真っ暗な中で飼い続けると、姿や生殖行動などに変化が起きることが、京都大の研究でわかった。

 生物の進化の謎を実験によって解き明かす初の成果として注目を集めそうだ。横浜市で開かれる日本分子生物学会で9日発表する。

 1954年、理学部動物学教室の森主一(しゅいち)教授(2007年2月死去)が、暗室でハエの飼育を開始。以来、歴代の教員や学生らが、遺伝学の実験用に代々育ててきた。

 暗室のハエは、においを感じる全身の感覚毛が約10%伸びて、嗅覚(きゅうかく)が発達。互いをフェロモンの違いで察知して繁殖し、通常のハエとは一緒に飼ってもほとんど交尾しなくなっていた。

 全遺伝情報を解読した結果、嗅覚やフェロモンに関する遺伝子など、約40万か所でDNA配列の変異が見つかった。視覚にかかわる遺伝子の一部も変異していたが、光には敏感に反応するので視覚はあるらしい。ショウジョウバエの寿命は約50日。1400世代は、人間なら3万〜4万年に相当するという。

 阿形清和・京大教授は「通常とは異なる環境で世代を重ねることで、まず嗅覚などの感覚器官に差が生まれ、それが生殖行動に影響し、やがて種の分化につながっていくと推測できる」と話している。

(2009年12月8日14時49分 読売新聞)
なんでもiPS細胞と絡めますね。

クマムシのゲノム解読=固有遺伝子多数、乾燥耐性解明へ−東大など
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009121000048
 乾燥や高温、強い放射線などの極限環境に耐えられる微小な動物「クマムシ」の全遺伝情報(ゲノム)を、東京大と慶応大、国立遺伝学研究所、情報学研究所の研究チームが世界で初めて解読した。乾燥して生命活動が停止した「乾眠」状態が数年以上続いても、水分さえあれば復活するメカニズムの解明が期待される。研究成果は、横浜市で開催中の日本分子生物学会で10日発表される。
 国枝武和東大助教によると、乾燥耐性を担う遺伝子を突き止め、その働きを化合物で代替すれば、細胞を薬物処理して乾燥保存できる可能性がある。身体の多様な細胞に変わるヒトの万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」などを再生医療に応用する際、長期凍結保存するコストがネックとなるが、乾燥保存技術を開発できれば、実用化が進むという。
 解読対象は、堀川大樹米航空宇宙局(NASA)研究員が、札幌市内の路上の乾燥したコケから採取した「ヨコヅナクマムシ」(体長0.3ミリ)。クマムシはこれまで飼育が難しかったが、ヨコヅナクマムシは、寒天培地の上でクロレラを餌として与え、交尾なしの単為(たんい)生殖で産卵させ、増やすことができた。約2万5000匹からDNAを抽出して分析した結果、ゲノムのサイズは約6000万塩基対、遺伝子は約1万5000個と推定。このうち約1万2000個が、ほかの動物にはない固有の遺伝子だった。(2009/12/10-06:03)

【関連コミュニティ】
クマムシすげぇ!
http://mixi.jp/view_community.pl?id=206642
葉の気孔増やす新ホルモン
京大グループ発見 温暖化防止など期待
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009121000024&genre=G1&area=K00
 植物が光合成に必要な二酸化炭素(CO2)を取り込む気孔の数を増やす植物ホルモンを、京都大の西村いくこ教授(植物分子細胞生物学)、嶋田知生講師、大学院生の菅野茂夫さんたちのグループが初めて見つけた。地球温暖化の原因となるCO2を多く取り込む森林づくりや作物増産に役立つ可能性があるといい、英科学誌「ネイチャー」で10日に発表した。

 西村教授たちはシロイヌナズナを使い、気孔の形成時に働いている遺伝子を網羅的に解析した。遺伝子の一つが作る小さなタンパク質に気孔(ストーマ)を増やす働きがあることを確認し、「ストマジェン」と名付けた。

 シロイヌナズナの種子をストマジェンの溶液に浸しておくと、発芽した葉の気孔が最大4倍にまで増えた。ストマジェン遺伝子を導入しても同様の効果があった。

 ストマジェンは葉の表面からも取り込まれる。葉にスプレーで散布して気孔を増やし、CO2を取り込む能力を高めることができれば、既存の森林によるCO2吸収量を増やすことも可能になるという。また、作物の収量を上げる技術の一つとしても注目される。

 ただ、実用化に向けては、生態系への影響のほか、水や肥料の使用増による土壌への影響など課題もある。
解剖せずに体内を観察 “透ける金魚”…三重大・名古屋大が作製
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/research/20091209-OYO8T01080.htm
 うろこが透明で、体内を生きたまま観察できる金魚を、三重大と名古屋大の共同研究チームが開発した。金魚は最大で約1キロ・グラムまで成長、血液の成分や、内臓の変化の観察に適するという。9日、横浜市で開かれる日本分子生物学会で発表する。

 研究チームは、色が薄い金魚を選んで約3年がかりで交配実験を繰り返し、全身のうろこが透明な系統を作り出した。一度に数千個の卵を産み、内臓や血管が透けて見えるため解剖せずに観察できる。従来の実験動物では難しかった採血や遺伝子組み換え実験も可能。

 これまで研究には、産卵数が多い、ゼブラフィッシュという透明な魚が使われていたが、重さ3グラム程度と小さいため、血液の成分や内臓の変化を調べる研究には不向きだった。

 研究チームの田丸浩・三重大准教授は「飼育も簡単で、ゼブラフィッシュとマウスやラットの長所を兼ね備えた実験動物として期待できる」と話している。

(2009年12月9日 読売新聞)
肉がまずくなったから?パンダ、菜食主義者に
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091214-OYT1T00882.htm
 ジャイアントパンダが、肉食のクマ科に属しながら竹を主食にしているのは、進化の過程で肉の「うまみ」を感じる味覚を失った可能性が高いことがわかった。


 ジャイアントパンダの遺伝情報を解読した北京ゲノム研究所などの国際チームが解析したもので、英科学誌ネイチャー電子版に14日発表した。

 国際チームは3歳のメスのパンダを対象に、全遺伝情報の約94%を解析。24億塩基対のDNA配列のうち、遺伝子は推定約2万1000個、パンダに固有の遺伝子も約2500個あった。

 肉食動物特有の消化酵素の遺伝子はあったが、植物繊維のセルロースを分解する酵素の遺伝子はなかった。竹の消化は、腸内の微生物の働きで行うと考えられる。

 「甘み」「苦み」など基本的な味覚の遺伝子のうち、肉に豊富な「うまみ」を感じる遺伝子が機能を失っていた。味覚が変化したことで、手に入れやすい竹を主食に変えた可能性があるという。

 ジャイアントパンダは一度に生まれる子どもが少なく、野生では四川省の山間地に約2500〜3000頭しかいないと推定される。今回の分析では、遺伝的な多様性は残っていることがわかり、勢力回復が不可能な状態ではないという。

(2009年12月14日21時10分 読売新聞)
>http://embrys.jp

転写因子:遺伝子の「司令塔」をデータベース化
http://mainichi.jp/select/science/news/20091215k0000m040130000c.html
 胎児の体ができていく際、遺伝子の司令塔として働く「転写因子」のデータベースを、国立成育医療センター研究所の浅原弘嗣(ひろし)移植・外科研究部長のチームが作った。インターネットで無償公開し、「子どもの先天性疾患の原因解明や再生医療研究に活用してほしい」と話している。15日付の米科学誌「デベロップメンタル・セル」に掲載された。

 ヒトには約2万の遺伝子があり、それぞれに機能がある。その1割は「転写因子」と呼ばれ、他の遺伝子の働きを制御している。チームは主要な約1600の転写因子を選び、いつ、どの臓器や組織の形成を制御しているかを、ヒトとほぼ同じ発生機構を持つハツカネズミで調べた。

 発生から9.5日後、10.5日後、11.5日後(ヒトの2〜4カ月に相当)の胎児で、転写因子が働く様子を染色して撮影、データベース化し「EMBRYS」(エンブリス、http://embrys.jp)と名づけた。転写因子の名前を入力すると、機能が分かる。【元村有希子】
プラスチック容器や缶に含まれる化学物質が腸に悪影響、仏研究所
2009年12月15日 09:30
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2674897/5043628
【12月15日 AFP】プラスチック容器やドリンクの缶に使用されているビスフェノールA(BPA)が腸の機能に悪影響を与えることがわかったと、フランス国立農業研究所(National Institute of Agronomic Research)が14日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した。

 研究チームは、人体にとって安全とされる1日あたりの摂取量の約10分の1に相当するBPAを、マウスに服用させる実験を行った。すると、このようなごく少量でも、消化管の機能が衰えることがわかった。

 人の腸の細胞にも同様の実験を行ったところ、BPAは腸の浸透性を弱め、消化管の炎症への免疫系の反応を鈍らせることがわかった。

 BPAはポリカーボネートのプラスチックやエポキシ樹脂の生産時に使用され、ほ乳瓶やプラスチック容器、食べ物や飲み物の缶、虫歯予防のシーラントなどに含まれている。

 プラスチック製品から浸出したBPAは、たとえ少量であっても、乳がん、肥満、早熟などの深刻な健康被害を招くとする研究結果は、過去10年間に130以上報告されている。今回の研究は、初めて、BPAが吸収される臓器に着目したものだ。

 今年5月、米国のほ乳瓶メーカー6社は、BPAの使用をやめることで合意している。(c)AFP
「若返りの薬」の実現につながるか? 人間のエピジェネティック時計を“巻き戻せる”という研究結果 @wired_jp 2019/09/22
https://wired.jp/2019/09/22/reverse-aging-with-three-drugs/
光合成で酸素できる仕組み解明 岡山大チームなど 人工光合成実現に光 (毎日新聞 - 10月18日 03:01)
https://mainichi.jp/articles/20191017/k00/00m/040/382000c
http://mixi.at/agqAXrz
「6年解けなかった構造があっさり」──タンパク質の“形”を予測する「AlphaFold2」の衝撃 GitHubで公開、誰でも利用可能に - ITmedia NEWS 2021/07/20
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2107/20/news136.html
日本初「食べられる培養肉」成功 “培養ステーキ肉”へ一歩 - FNNプライムオンライン 2022/03/31
https://www.fnn.jp/articles/-/340477
日清食品ホールディングスなどは、全て食べられる素材のみで「培養肉」を作ることに日本で初めて成功したと発表した。日清は2025年3月までに、「培養ステーキ肉」の実現を目指している。
生き物の形、遺伝子によらず幾何学的に決まる仕組みを発見 金沢大など - Science Portal 2022/05/09
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/clip/20220509_g01/

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