続いて、Belexes〜Lightning's Handだ。もう完全にKANSASのペースだ。
この2曲は2002年のD-V-D以来おなじみのレパートリーだ。しかし今回は、Howlin' at the moonとの間にMusicattoを入れたことで、また新鮮さを取り戻した感じだ。
この曲も何度聴いても良い曲だ。STEVEのVOCALも調子が良い。Lightning's Handに突入してもリズムの切れが良い。
曲終了後、またしても大いに場内が沸く。ここで初めてBILLYがMCを取る。
“How are you doing tonight? Good evening and welcome to Kaaansas!”と告げると、PHILがスティックを4つ叩いて、いきなりPoint of know returnが始まった。「いきなり」と言うのは、最近は終盤に持ってくることが多かったPOKRだが、今回は序盤に持ってきたためだ。何度聴いても素晴らしい曲だ。ここでもSTEVEのVOCALは調子が良かった。DAVIDがいるのでLIVE AT THE WHISKY(以下LATWと略す)のような延長バージョンかと思ったが、後半に原曲にはないソロも入ることなく、原曲に近い形で演奏終了した。
やはり場内大盛り上がり!
続いては、PHILがスティックを4つ打った後、ELEANOR RIGBYが始まった!1999年来日時には、ALWAYS NEVER THE SAME(以下ANTSと略す)のツアーと言う事もあって、5回の日本公演すべてで演奏された曲である。
しかし個人的には、アルバムがオーケストラとの共演に対して、ライブでは、オーケストラなし。私には迫力不足に聴こえていた。
続いては、BILLYがアコースティックギターに持ち替えた。RICHはスタンドに据え付けてあるアコースティックをそのまま弾く。そうDUST IN THE WINDだ!途中のバイオリンとの掛け合いまでKEYを弾く必要がないSTEVEはマイクを持って、KEYの横へ出てきて、歌っている。
96年にKANSASを日本で見て以来、DUSTと言えばアンコールで演奏されるのが、常だった(D-V-Dを除く)。中間で聴くDUSTもなかなか良い。
DUSTに続いて、BILLYがMCを取る。SONG FOR AMERICAの紹介だ!2年前に見たときには、HEARTとのライブだったので、SET LISTは短縮バージョン。よってSFAは演奏されなかった。今回はしっかりと演奏された。
《DOWN THE ROAD〜PORTRAIT》
Icarusが終ると、再びBILLYがMCを取る。そのバックで、PHILがドラムを叩き始めた。どう聴いてもDOWN THE ROADだ。
結構長めのMCのバックで、徐々にPHILのドラムが激しさを増していき、そのままDOWN THE ROADへ突入。疾走感が素晴らしい!