「ソフィー…」はちなみに「フィデリテ」のことです。同じ原作(フローベールだったか?)の脚色でオリベイラ監督の作品もあります。
ドストエフスキーを参照しているのは、すごいですね。確かにズラウスキー世界解読の鍵ではあると思います。本人はポーランド人なので、「侵略の歴史のトラウマがある」とも語ってました。にしても外交官や大作家の家系を持つブルジョアで、フランスに住み着いてるわけですから、ブルジョアジーの憂鬱といったところか。ズラウスキーの作品で一番人気があるのは、日本未公開の70年代の作品で「l'important c'est d'aimer」で、ロミーシュナイダー、クラウスキンスキー、ジャックデュトロンが出てます。物語もまともで、フランスでの出世作です。