ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

アンジェイ・ズラウスキーコミュのズラウスキーとは何なのか?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「ポゼッション」で衝撃を受け、ビデオ化されているものは一通り観ましたが、後の作品になればなるほどさらに破天荒な事になっていました。「狂喜の愛」はドストエフスキーを読んで無いとさっぱり分からないうえに登場人物全員発作を起こしたかのように叫びっぱなし。「私の夜はあなたの昼より美しい」は荒筋を読んでもそれでも話についていけません。「ワルシャワの柔肌(はだ)」に至っては、シャーマンのミイラがどうのこうのという、勝手にしてくれという内容でした。

それでも不思議と惹きつけられてしまうのは何故なんでしょう。

コメント(9)

「ポゼッション」は、私の生き方や考え方や感じ方の方向性を、決定してしまったとすらいえる作品。また、私を魂の破滅から救ってくれた作品でもある。
かつて無差別殺人の衝動に襲われ続けた地獄の日々に、「ポゼッション」を何度も見続ける事によって、かろうじて殺人せずにすんだ。今私が自由の身でいられるのは、「ポゼッション」のおかげ。

ズラウスキーの作品について、ドストエフスキー作品を恐ろしいまでに深く理解し、その根源にある魂の闇と光を、あまりにも破天荒ながら正確に映像化した作品群、と解釈しています。
はじめまして。ズラウスキー作品で女性に人気なのが「ポゼッション」ですね。アジャーニ出てるし。浮気とか破局とかが神秘的に昇華されてるし。横浜フランス映画際で「女写真家ソフィー」(笑)をひっさげて来日した際、実は私、彼にインタビューして映像記録したんです。結局公開されなかったし、映像そのものもオクラになったけど貴重な記録と自負します。にしても、3時間のバージョンを当時観たわけだけど、ビデオでは90分に編集。どう編集されたのか早くみたい。ズラウスキーは映画の尺の長短を絵画作品のスケールに比喩して3時間の何が悪いと語りました。まあ、リペットとか長い芸術映画撮る人めずらしかないが。でも「ソフィー…」は演出が依然程、キ○ガイじみてない。それについて、本人は「映画を撮る度に、これが最後だと思いヒステリックな演出が性に合った。でもソフィーとの子供も出来たし、ここにきて自分の人生、案外悪くないと思った」と丸くなった理由を素直に語られ驚いた。
クレールの膝さん、貴重なお話ありがとうございます。
「女写真家ソフィー」…、丸くなったズラウスキーって想像がつきませんが、たぶん面白いんでしょうね。

ポゼッションはゲロ吐きやイカで有名ですが、はじめのマンションのシーンから執拗に繰り返される線対称な構図(登場人物のアパートから「壁」が見えることから明らかなように)、それぞれ対称関係にある登場人物(主人公とアジャーニを軸に、インド帰りの愛人とマージ、幼稚園の先生とアジャーニ、等)、それからキリストのポーズと息子の腕をあげているポーズなど、かなり緻密に練られた作品であるように思います。観れば観る程発見があります。

ドストエフスキーですが、「悪霊」は読んでたから「私生活の無い女」にはかろうじてついていけましたが、「白痴」未読のため「狂気の愛」はさっぱりでした。「私生活の無い女」に出て来る「タンスの中の蜘蛛」というのは、「ポゼッション」の悪魔のモチーフとかぶるのか、と推測してみるけれどやはり良く分からない。
ネムリさん

「ソフィー…」はちなみに「フィデリテ」のことです。同じ原作(フローベールだったか?)の脚色でオリベイラ監督の作品もあります。
ドストエフスキーを参照しているのは、すごいですね。確かにズラウスキー世界解読の鍵ではあると思います。本人はポーランド人なので、「侵略の歴史のトラウマがある」とも語ってました。にしても外交官や大作家の家系を持つブルジョアで、フランスに住み着いてるわけですから、ブルジョアジーの憂鬱といったところか。ズラウスキーの作品で一番人気があるのは、日本未公開の70年代の作品で「l'important c'est d'aimer」で、ロミーシュナイダー、クラウスキンスキー、ジャックデュトロンが出てます。物語もまともで、フランスでの出世作です。
「女写真家ソフィー」こと「フィデリテ」をビデオ屋で借りてみたら、全体尺はオリジナルのままでした。改編されていませんので、90分というのは誤報です。3時間弱もある映画だと、ソフィーマルソーが出ていても銀座シネパトスとかで公開するのは困難だったんでしょうね。名のある監督とソフィー出演にもかかわらず、いきなりビデオリリースです。2000年横浜で私がズラウスキーに、「日本の配給会社決まりそう?」とたずねたら、「まだ。配給権が高すぎるのかなあ…」と案じていたが、実は3時間の映画配給は困難なだけ。ラースフォントリアーの知名度で「ドッグビル」(3時間)なら渋谷シネマライズでやるんですがね〜…
今更ですが「女写真家ソフィー」ビデオで観ました。確かに目をひんむいて台詞を早口で次から次と絶叫するようなズラ節は非常に少なかったです。今回は17世紀のフランスの古典でラファイエット夫人著「クレーヴの奥方」が下敷きになってるようです。2時間47分という尺は、それぐらいあった方が話についていけるので(逆に90分に圧縮されたら訳がわからない事になりそうだ)、気になりませんでした。でもやはり、切り裂くようなカット割りと中途半端なアクションシーンはいつも通りだなぁと思いながら観てました。ラストは監督の言通り、円熟を感じさせます。果たしてあと何本撮ってくれるのでしょう。
 ただ、私はズラファンとして観てるので評価が甘くなりますが、監督に全く思い入れの無い人が観たらやっぱり不親切な映画だとは思います。
ご挨拶を。

最初に見て、一番強い印象を受けたのが『狂気の愛』。
もう感動に打ち震えました。興奮してシネヴィヴァンを出ようとしたら、涙を流しながら「何なのこれは!」と激怒している女性がいました。

人の感覚はさまざまだ。わたしは「マリー!」と叫びながらテーブルを担いで突っ走る場面は今でも忘れん。
ご挨拶。
はじめまして、ズラウスキーコミュに参加します。
私生活、狂気、夜の、、、観れば見るほどハマル作家ですね。

最近どうしてるのかと思っていたら、
今年のモスクワ国際映画祭で審査委員長として
参加しているのを友人が発見していました。

見落としている作品も多いので、
何方か彼の映画祭をやってもらえると
助かるのですが、、、
(自分でやれってか 笑)

今後とも宜しくお願いします。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

アンジェイ・ズラウスキー 更新情報

アンジェイ・ズラウスキーのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング