チーム☆タイタンズコミュの異文化レジュメ用～歴史～

調べたものを、そのまま貼り付けます！！
ヨシコよろしく～～～

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1619年8月末、大西洋を渡ってオランダ人伴われて20人の黒人が、
南部のヴァージニア州の地を踏んだのが、長い「黒人奴隷」の歴史の始まりでした。
当初、彼らには数年間の期限を働いたら自由を得られていたのですが、1700年代になりますと、
すでに、一生涯奴隷の身分を強いられるようになってしまっていました。
独立戦争後、奴隷制度はこのまま縮小し、やがて消滅するだろうと推定された時期もあったのですが、
南部では綿花やタバコの栽培による需要が徐々に栄えだし、そのため奴隷は
貴重な労働力とされてしまうのでした。結局は1800年から、「南北戦争」が勃発する1860年の間に
奴隷人口は、90万人から400万人ほどに跳ね上がってしまうのでした。

1860年リンカーンが大統領に就任すると、これを反対する南部の11州が脱退し「アメリカ連邦」を結成して、
アメリカは真っ二つに割れて「南北戦争」へと突入するのです。
（ヴァージニア州は、南の方へ所属）
リンカーンは「奴隷解放宣言」で奴隷を自由にした事で有名ですが、
実はそれほどの奴隷解放論者でもなかったらしく、「南北戦争」は2つに分かれたアメリカを
元に戻すためのもので、奴隷解放はアメリカの統一を維持するための手段でしかなかったのです。

アメリカへ初めてアフリカ人奴隷が連れて来られたのは1619年。オランダの奴隷商人が、本来は他の国へ連れていくはずだったアフリカ人奴隷を、食料と引き換えにヴァージニア州のジェームスタウンに置いていったのが始まり。もっともアメリカへの奴隷輸入が本格的に始まるのは、それから60年以上後の1680年代のこととなる。

　それから180年以上に渡って奴隷制は続き、リンカーン大統領の登場と南北戦争を経て1866年にようやく奴隷制は廃止となる。

　ところが奴隷制は廃止になっても、以後100年近く、黒人への差別は無くなるどころか、法律で制定され続けた。選挙権がない、白人とは結婚できないといったことは勿論、白人と同じ学校に通うことも、バスで隣り合わせに座ることも、店へ入るのに同じドアをくぐることすらも禁じられ続けたのだ。

　そんな状況に遂に耐えきれなくなったアフリカン－アメリカンが公民権運動（Civil Rights Movement）を大々的に起こしたのが1950～1960年代。つい40～50年前のことである。

71年ヴァージニア州アレキサンドリアのTCウィリアムズ高校フットボール部の実話を基にして作られた映画。（まだほんの30年前なんだよね…。）
公民権運動が人種差別を撤廃し、ジョンソン大統領によって公民権法が制定されたのは64年だったが、南部の田舎にいくほどに保守派の人間が根強く、状況は何一つ変化する事はなかったようで、人種差別は相変わらず継続されていたのです。