市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 文化放送ラジオ　ロンドンブーツ1号2号田村淳のNews CLUB（2021/3/6）

　神保哲生　官邸記者会見を斬る、マスメディアが日本では寡占状態で利権のためマスメディアは堕落した、様々なメディアを見て補助線をつかみ真実を知るべきことを説く！



　永岡です、文化放送ラジオの、ロンドンブーツ1号2号田村淳のNews CLUB、ゲストの今週のすごい人はビデオジャーナリストの神保哲生さんでした。アナウンサー砂山圭太郎さんと弁護士の島田さくらさんがアシスタントでした。タイムフリーで聞きました。

　ネタは官邸の記者会見とメディア、政治報道のあり方を問うもの、神保さんはアメリカＡＰＳ記者を経て99年にビデオニュースドットコム（https://www.videonews.com/　）を設立されて、淳さんもマスメディアの報じないものを神保さんが報じられる意味を説かれて、新しいニュースの聴き方が出来ると評価、神保さんはジャーナリストになったのは、小学生の時に壁新聞で先生と対立、大人しい子をえこひいきするのをそれで告発して新聞の力を知り、後で残るように文字にするのは意味があると小学校5年で知り、ジャーナリストになったのは、高校の時に世界の半分はなぜ飢えるのかを読み、貧困は放置したら先進国もそうなると1977年に書かれて、そしてメディアの意味を知り、ジャーナリストをそれで志した。淳さん、そういう意志でぶつかったものを問われて、神保さん、弁護士、医師は資格がいるがジャーナリストにはそれがない、受け手がその人をジャーナリストとして認めるかにかかり、自称ジャーナリストは多数いるものの、サラリーマン記者は無数いるが、本当のジャーナリストは少ない、サラリーマン記者は権力と癒着して自由な言論は担保されず、ジャーナリストは他のことで収入ならそこを批判できない、まさに今のマスメディアのそのもの、言論活動のみで生きている人はごく少ない、大学の教師をしているものもあり、企業のメディアの機能しない日本だとジャーナリズムは破綻する。そして記者クラブの問題点もある。

　神保さんのリクエスト、ナイトレンジャーのシスタークリスチャンでした（https://www.youtube.com/watch?v=z92bmlcmyq0　）。

　　リスナーより、神保さんの見た政治家のしょうもない忖度は何かと問いがあり、神保さん、忖度だらけ、批判したら食い扶持がなくなる、人質司法も政治家は検察に狙われることもあり批判できず忖度、検察の人質司法は国連から何度も改善勧告を受けているのに政治は言えない＋メディアも同じ利害関係にあり、世論が動かないとダメ、メディアは警察、検察から記者クラブで情報を特権的にもらい、メディアもそれで警察、検察を批判できない、政治家はそれで動かない、医療も大変、日本医師会が強く医療が聖域になり、感染症に対応できず後手後手、問題は認識しても政治もメディアもやったら火の粉を浴びる、民主主義の国では世論が自分たちに反するとしても、メディアが報じないので市民は動けず、メディア＝企業であり、大きな問題なのに世論が立ち上がらない理由。記者クラブは政府の下請け、質問、取材はしても実質ヤラセ、総理の記者会見はフリー記者の質問以外は事前に役人が取りまとめたヤラセ＝役所が書いた答えを総理が読むだけのヤラセ＋追加質問は禁止されて、質問に答えない、ご飯論法の成り立つ故。内閣記者会は新聞社、通信社の特権的地位、朝日新聞は事前に質問を出さずそれで当てられず、しかし他のマスメディアは政府を批判しない。記者クラブには朝日も入っているものの、もちろん質問の取りまとめがおかしい、しかし総理や政治家にその場で質問をぶつけて答えられる実力はハッキリしてない、神保さん、病床転換が出来ていない理由を質問されて、菅氏は答えが目の前になくそれで慌てて国民皆保険をなくすと失言、それは一面トップものなのに、それがならなかった、政府の中でヤラセしかマスメディアは報じず、しかし質問と答えは当然その場で答えるべき。安倍氏は官僚が答えを用意してもアドリブはあり、官僚はわざとはぐらかす答弁を書く＝モロに答えたらヤバい、神保さんは昨日、放送行政が強すぎるから接待になると問うのに、菅氏は手元のメモを読む、前回国民皆保険失言があったので、神保さんのゲリラ質問から逃げるネタを用意していた。放送は技術革新が速いetcへ＝菅氏の言葉ではなく、日本は政府が放送局に与える「先進国」としてあるまじきシステム、他国だと第3社機関がやるのに、日本は1952年以降郵政省、総務省が放送局と護送船団方式、いざとなったら高市氏のような電波を止める、こんな発言はミャンマーの今くらい、電波の新規参入は事実上なく、内閣記者会など、政府が直接電波の免許を出すので、今回の接待のようなことになる。

　東北新社は、既存の地上波だとそんなことをする必要がないほど癒着している、ＣＳ、地上波を持っているテレビ局は接待の必要のないくらい癒着。総務省の接待は免許のことを握っているからなのにマスメディアはそれを報じず、山田氏のこと、広報官の前に放送のドンなのに、メディアはそれを言わない、その地位から山田氏は東北新社から接待された。

　淳さん、神保さんはマスメディアに都合の悪いことを言うから呼ばれないと説かれて、神保さん、報道、メディアは権力と利害関係になっていて、忖度しまくり。ビデオドットコムはコラボの誘いもあるが、新聞、テレビは寡占業界、それでマスメディアはストレートな批判ができない。淳さん、ネット主流で、神保さんの声を市民が求めていると問われて、神保さん、蟻の一穴、25000人会員はいるが、テレビの視聴率は1％＝100万人、テレビの記者会見はおかしいと思う人が増えないと大変。淳さんもビデオドットコムを初めて見て、当たり前のことを当たり前に報じていると説かれて、神保さん、マスメディアは知っているのにがんじがらめで神保さんのような報道ができず、そして改革はここ10年だと困難、劇的な変化はあるかもしれず、世界では新聞、テレビの影響力は落ちても、新聞、テレビは再販制度など特権＝市民の負担があり、それで市民はある程度、政府によりマスメディアは支えられて、一旦それが崩れたら崩壊。民主党政権の際に記者クラブなど問題視して、総務大臣が記者会見してもマスメディアは自分たちの利権を守るためにそれを叩き、神保さんが民主党政権の言い分を報じても焼け石に水。

　砂山さん、文化放送スタッフとして、ラジオはまだ自由、規制も受けていない、反論を報じるものはあってもまだ自由と説かれて、淳さん、神奈川新聞のいい方の田崎さんなど、信頼できるジャーナリストを見つけるべきと説かれて、神保さん、新聞、テレビは寡占状態で、その中で報じられることは正しいか、かつては補助線はなく、新聞も見比べることは困難であったが、これからはマスメディアについて補助線を多く引いて、しかし真に受ける方が楽だが、しんどい思いをして真実を知るべき。メディアは多数あり、補助線をより太いものに信じているものはしても、そうして様々な意味を知って欲しい。ビデオドットコムは金曜日無料、国会中継解説も他局になく、小池晃さんが官房機密費を追及しても、マスメディアは記者、ＯＢにそれをもらっている人がいるので書けない＋未来永劫公開する必要はなく、しょうもないことに使っている例もあり、官房機密費は25年でも公開したらいい、デリヘルに使った（笑）。

　淳さん、小池晃さんの質問、菅氏の総裁選の際に4000万円使ったことを問い、加藤氏が答えたのを不審に思い、様々な情報を得るべき。淳さんもニュース解説に来てほしいと説かれて、淳さんの代わりに毎週来てほしい、神保さんもヤバくならないうちに発信したい。

　神保さんは物事の原因ではなく現象を問うもの、宮台真司さんと20年されて、神保さんも宮台さんも当時30代→還暦、月々500円、過去3か月は見られるというものです、いや、ラジオっていいですね、こういうラジオのある限り日本はまだ希望があります、以上、神保さんのお話でした。