市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】和歌山放送ラジオ　ボックス（2021/1/15）　伊藤宏

　菅総理はコロナ対策行き当たりばったりでそのツケによる緊急事態宣言の安易なやり方は問題、阪神淡路大震災26年から、災害から国民を守る責務は政府にあり、言葉だけでなく国民を守る実績を作るべきことを説く

　永岡です、和歌山放送ラジオのボックス、金曜日のコメンテイターは和歌山信愛女子短期大学教授、新聞うずみ火編集委員の伊藤宏さんでした。司会は赤井ゆかりさんでした。明日から入試で大学関係者は大変な模様です。

　伊藤先生の脳に効くニュース、リスナーの声、コロナ関連、昨年官邸幹部はＧｏＴｏをやめたら感染止めるが経済が止まると言ったものの無責任、感染を止める方が先、コロナ患者増加、緊急事態の出ていない県でも深刻、熊本は独自の緊急事態、国民の命を守れとあり、緊急事態なしだから安心ではない、ＧｏＴｏで政府の後手後手があり、国民の努力もいるとあり、伊藤さん、1年前に国内初の感染者が見つかり、1年何をやってきたか検証は必要、大阪など7府県追加について、要請していない福岡も入り、要請の熊本は入らず、菅総理の会見に説得力はなく、昨年春の緊急事態宣言より遥かに緩く、今回は人出も減らず、何のための緊急事態宣言か、2月7日までというが延長される模様なのに、菅氏は仮定の質問には答えないとは行き当たりばったりと同じであり、飲食店は8時で閉めろというのは国民に自己責任、しかし自助は限界。

　さらに、時短に応じないと刑事罰はおかしい、悪意で従わないものではなくやむを得ない拒否もあり、そこまで追い込んだのは菅政権の政策のミス、政府が過ちを認めず、経済と感染防止は両輪というが二兎を追う者は一兎をも得ずであり、政治家はまず感染拡大防止に尽力すべきで、今手当てできるものを最大限にやり、そして感染が収まったら経済を回すとしたら国民は納得するが、それなしで都合の悪いものに臭い物に蓋をする的な罰金はとんでもないことであり、菅総理は責任を明確にして、改めるべきものはやって、しかし今は飲食店も大変で従えない、彼らにも生活があり、そして経済と言うが、精神的な国民の負担が大変、明日明後日入試、例年の何倍も大変で、試験場と送り出す高校の先生も大変、伊藤さんも学校で感染者が出たら大変と言が痛く、最優先は感染拡大防止、休業要請は飲食店には大変で、ちゃんと手当てしないととんでもないことになる、追いつめられた弱いものをちゃんと手当てしないとこの国は行き詰ると警告されました。

　リスナーより、明後日で阪神淡路大震災から26年なのに、東京のテレビはちゃんと報じないとのは問題との指摘があり、伊藤さん、東京のメディアを完全にチェックしているわけではないが、阪神淡路大震災は東日本大震災の前に戦後最大・最悪の災害であり、阪神淡路大震災をきっかけに防災、耐震構造など進んでもので、日本で防災意識を高めたもの、阪神淡路大震災は昨年25年の節目なのに東京では大きく取り上げられず、今年は東日本大震災10年でたくさん取り上げられると思われるが、豪雨災害は毎年起きて、西日本、和歌山でも豪雨災害があり、一々記念日だから取り上げるのではなく、阪神淡路大震災も26年経っても心の傷の癒えていない人も多く、そしてコロナ禍、阪神淡路大震災級の大災害は起きていないが、南海トラフ巨大地震がもし起きたら想像したら寒気がするもので、巨大地震、阪神淡路大震災、東日本大震災の時はコロナはなかったものの（永岡注：阪神淡路大震災ではインフルエンザが避難所で蔓延して多くの人が亡くなりました）、災害の直接の被害から助かった人もケアが要り（生活再建など）、コロナも死者数が大変な数、40～50人も毎日なくなるのは大変なことで、手当しても甲斐なく命を落とす、今の医療状況で入院できずなどで助けられる命が失われて、しかしコロナの怖いのは容体が急変することなのに今の体制だと対処できず、それで緊急事態宣言、感染を食い止めるというが、救える命を救うべき、「大災害、コロナも国が動かないと国民の命は守れない」、菅総理は安全と命を守り抜くと言葉で言うのはたやすいが、政府はちゃんと国民を守り実績を見せるべき、その上で自助が成り立つと締めくくられました、以上、伊藤さんのお話でした。