市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】 ＭＢＳラジオ　ニュースなラヂオ（2019/4/1）　働らかせ方改悪は誰のため、上西充子さんのお話＆亘佐和子さんよる杉原千畝資料館報告

　永岡です、ＭＢＳラジオの、ニュースなラヂオ、第53回、今週は新聞うずみ火代表の矢野宏さんの司会で放送されました。

　本日からラジオもテレビ番組も変わり、ご存知のようにテレビは新元号狂騒曲で、デイ・キャッチがあったら、青木理さんが厳しく批判されたはずです（ＴＢＳラジオの後番組のACTIONはニュースほぼゼロで唖然！）。毎日放送テレビもちちんぷいぷいを模様替えして、バラエティ番組になりました。

　新元号は令和になり、また本日から新年度、様々な制度が始まりました。私が元号を使う唯一の例がウルトラマンと仮面ライダーの年代別分類（どちらも昭和と平成の間に10年以上空白期間があり、それで設定等大きく異なるために分類が成り立つ）ですが、しかし令和ライダーと早口で言ったら昭和ライダーと間違えられそうで、元号を役所についで使う特撮ファンに配慮してほしかったです（笑）。

　新年度のニュースなラヂオ、加藤さんが卒業で、エイプリルフール（笑）就職、進学で環境の変わった人たちに、いい人間関係をと矢野さん説かれて、ニュースなラヂオは男性3人＋スタッフ＋リスナーの力で訴えると説かれて、上田さんもオッサン世代と言われても、谷口真由美さんの言われるオッサンではないし、福本さんは1985年生まれ、リスナーより、零話さん、働き方改革のことがニュースで取り上げられず、強行採決、今日はなかったかとあり、今日の特集は働き方改革です。

　ニュースピックアップ、福本さんの担当で、今日はこれだけ令和、命令＋平和from万葉集、初春の何たらから取られたもので、おめでたい、物事をするのに良い、中国でなく日本の古典からは初、安倍氏は何タラと語り、政権幹部によると案は6つあり、山中伸弥さん、日本の古典に由来するものもあり、政府は機密保持を徹底、委員の携帯を取り上げて、菅氏は考案者が氏名秘匿を求めているといい明かさず、他の案と比較したらアカンというもので、関西各地でもイベント、カレンダーの会社では新元号カレンダー、5月開始、令和元年、2万部予約、菊正宗では新天皇祝いのお酒を製作です。

　矢野さん、平成が終わっても、福島原発事故、辺野古埋め立てという平成の負の遺産を忘れてはならないと説かれました。

　今日、伊丹空港に午後、オスプレイが不時着、緊急着陸にて滑走路閉鎖で民間航空機に支障、普天間所属、事故の原因は不明です（伊丹空港には以前から自衛隊機がよく無断で離着陸していると航空安全会議の方の話を聞きました）。



　今週のゲストは法政大学の上西充子さん、働き方改革ではなく働らかせ方改悪は誰のためか？ご飯論法の生みの親の上西さんのお話でした。国家パブリックビューイングもされています。

　流行語大賞のご飯論法、高度プロフェッショナル制度について、上西さんのお話、朝ごはんは食べなかったか→パンは食べたがご飯を食べない、論点をずらすもので、しかし不誠実な答弁だらけ、ちゃんと安倍政権は答えず、与党が強行採決で4/1施行、上西さんはお電話でのお話、国家パブリックビューイングは、道行く人に、去年の答弁が不誠実で、働く人のためではなく、経営者の求める高度プロフェッショナル、裁量労働制、これがメディアで報じられず、国会審議を国民に知らせるもので、これは働く人のためと見せかけ、4月から残業時間に上限を100時間未満＝過労死防止、しかしこれと関係ない高度プロフェッショナルを作り、大企業、中小企業もあたり、残業上限も、割増賃金もなく、リスナーより、高度プロフェッショナル制度への質問があり、上西さん、労基法の規制から外れたもの、労基法は使用者に規制、残業時間と割増賃金を規定して、しかしそれを外すと、労働者は柔軟性なし、経営者が求めて、これを隠すために卑劣な手を使ったもの、矢野さん、長時間労働是正の中の毒まんじゅうと説かれて、上西さん、毒は見せず、あんこのみ見せて、政府は労働者のためというものの、選択を労基法の規制を外すもので、上田さん、去年の参院予算委、国会審議で経済界のニーズと明らかになり、6/25のやり取り、竹中平蔵氏が時間内に終えられないものに賃金を出せないと、パソナの会長の竹中氏が経営側のニーズと追及して、でんでん総理は例に寄り1+1＝サルマタ、書き起こし不可能であり、高度プロフェッショナルは経済界の要請というもので、望まない人には適用しないといい、矢野さんも何を言っているのか分からない、答えていないと説かれて、上西さん、産業界のニーズ、法律通過が分かったときで、上田さん、安倍氏の答弁はご飯論法と説き、上西さん、これでもまだマシ、柔軟に働けるではない、労基法の規制＝セーフティーネットを外すもの。

　高度プロフェッショナル＝8時間労働でなくなり、残業代出ない、たくさん仕事だと長時間労働であり、今は深夜割増だと裁量労働制でもあるが、これは違法でなくなり、長時間労働に歯止めがなくなる。

　さらに、国会審議で、加藤氏がデタラメを認めず、昨年3月の共産党小池氏とのやり取りで、小池氏は長時間労働を際限なくさせられると追記して、24時間働かせられると追記して、加藤氏は2+2＝モモヒキ、書き起こし不可能。小池氏は労働時間＝無限大と追求して、加藤氏はちゃんと答えず、小池氏は質問に答えていない、6000時間働かせられると問い、加藤氏はちゃんと答えず、これについて上西さん、ご飯論法と矢野さんに説かれて、法律上24時間働くことを、小池氏は認めさせようとして、加藤氏は誠実にせず、法律上排除されず、労働時間は無限になり、野党が詰めているものの、歯止めはあっても、濫用の危険性があり、過労死の危険性がある。

　矢野さん、政府は高度プロフェッショナルを労働者が求めているという件をつかれて、上西さん、一人のために全員の健康を損なってはならず、そのために労基法はあり、矢野さん、安倍氏は希望しない人には適用しないというものを問われて、上西さん、拒否できず、職場の段階で入れるなと労働者が言わないとダメ、一人で言えないのは集団でやる。

　矢野さん、今は一部専門職のため＝小さく生んで大きく育てる、リスナーからも高収入だけかとあり、上西さん、竹中氏は年収400万にしたい、経団連は残業代を払いたくない、経団連は400万にしたいが、反対されるので大きくして、2015年のホワイトカラーエグゼンプションがあり、国会提出されず、これがゾンビのように生き残り、中身は全く同じ、国会審議を注目して、こういう番組は大事。

　上田さん、現場でのパブリックビューイングを問われて、上西さん、集まる人もあり、ユーチューブ、ＤＶＤもあり、上西さんのツイッターでＤＶＤを送れる。矢野さん、非正規雇用と同じく拡大されると説かれて、上西さん、対象業務は国会審議なしで行けて、労基法が骨抜き。

　矢野さん、竹中氏の残業代払いたくないを説かれて、上西さん、労働者の分断を図るもの、しかしその人の評価は経営者で、どの人も賃金を切られる、矢野さん、線引きさせられたら、大変と説かれて、上田さん、労働者が対立させられるのは問題と説かれて、上西さん、最低限のセーフティーネットは必要、法律の規制なし＝過労死。

　今後の労働について矢野さん問われて、上西さん、労働時間を図り、睡眠時間、自分の時間を守る意識が必要で、職場の中でルール作りをする、残業は三六協定があり、規定内でしか残業はできずであり、上田さん、労働者の結束が必要、上西さん、労働組合での断交は必要で、一人だけだとダメ。

　しかし、労組は組織率低下で、集団でのみ、労働者の権利は守られて、労組の意味合いは形骸化させたらダメだと説かれて、矢野さんも働かせ改悪になったらアカンと締めくくられました。以上、上西さんのお話でした。



　その他のニュースも福本さんの担当でした。

　外国人労働者の件、課題を残しての出発です。

　景況感は大幅に悪化、7ポイント悪化は第2次安倍政権だと最悪、景気は鈍化して、日銀短観でも今後悪化します。

　ＤＰＲＫの金正恩氏の兄、金正男氏の殺害、禁固3年、殺害ではなく、被告は5月には出られるというもので、黒幕のＤＰＲＫの男たちは出国して、事実解明は困難です。

　今日から値上げ、乳製品など、毎日骨太も値上げ、各種商品で値上げ、原材料費、人件費などによるものです。

　

　「10分で現代を解説」のコーナーはディレクターの亘佐和子さんが杉原千畝の資料館オープンについて語られます。

　亘さん、3/23に東京で資料館オープン、式典を取材、ナチスに迫害されたユダヤ人にビザを出し、岐阜県出身でそこに記念館はあり、東京は駅前、千畝＝1000歩ミュージアム、手記、命のビザもあり、本物ではなく展示は複製で、開館式典には救われた家族の息子さんがカナダから来て、杉原さんの勇気ある行動を両親から聞いて、子供、孫にも語り、3人の子供、8人の孫、ひ孫7人、ブルマンさんの両親はポーランド生まれ→リトアニア、領事館に杉原さんがいて、ロシア語、ソ連の情報収集、1939年にリトアニア赴任、1940年にはソ連に併合されて、ソ連は領事館を認めず撤退の中で、ブルマンさんの両親は大変で、ソ連併合＝出国できない、領事館なし、その中で、日本の領事館があり、ユダヤ人にビザと知り、日本も領事館閉鎖の予定が、100人以上のユダヤ人の求めでビザを出し、杉原さん、人道主義、博愛精神でやり、独断で寝る前も惜しんで万年筆も折れて1か月2139通書いて、ベルリンに向かう列車の中でもビザを書き、杉原さんは有能な外交官、日本を通過するビザで、次の行き先の許可なしにビザは出せないものを、そんなこと言っておられず、ウルトラＣ、中南米のオランダ領のところにビザなしで行ける→そこに日本経由でやり、ユダヤ人の方が日本にたどり着けるようにして、ユダヤ人の皆さんはそれで助かり、ビザ発給だけでない。

　杉原さん、これの責任を問われて外務省を追われて、その後は商社のロシア特派員、1968年に、杉原さんに助けられたユダヤ人が来て再会、杉原さんの名誉回復には時間もかかり、杉原さんのお孫さん、困っていたら助けるのが当然のことと言っていたもので、しかしビザで外務省を追われたことで、道を閉ざされて残念、しかし外務省を恨んではいない、国のために働く、ピクニックに行き、危険にさらされながら仕事をして、日本のためであり、お孫さんに外交官になるのを進めて、そうしなかったものの、杉原さんは官僚として誇りとされて、ピクニックで家族は置いて何時間もいて、その間にロシア軍、ドイツ軍の情報処理をしていたもので、諜報活動はわからないが、ブルマンさん、両親が杉原さんに救われて、しかし70年代まで杉原さんが独断でビザと思わず、日本に感謝→杉原さんに感謝、しかし国会では忖度、保身のために嘘をつく官僚がいて、杉原さんは対象的、そして杉原さんは日本の評価をあげて、国益とは何か、上からの命令の中で、自らの道を貫けるか、であり、杉原さんは6000人の命を救い、しかし犠牲になった600万人ホロコーストで殺されて、この資料館、東京駅に近く、行ってほしいと亘さん締めくくられました。



　今週の特集、働かせ方改悪、リスナーの声があり、新元号で無邪気に盛り上がっていいのか、労働者は大変とあり、矢野さん、目先をずらされたらダメ、大事なことを見ないと足元を救われると説かれて、リスナーより、大企業のみ、個人では関係ないともあるものの、矢野さん、上西さんの言われたように、年収は下げられて、我々も対象になり、一部の大企業だけではないと説かれて、リスナーより、安倍政権の企業よりの政策をどう止めるか、矢野さん、選挙での一票を問われている、またオッサンズニュースはいい（笑）との声もありました、当面、この3人で尽力されます。

　これ、以前も取り上げられたものの、要するに過労死推進法案で、私は神戸製鋼でムチャクチャな部署にいて体を壊して追放されましたが、98年のイベントで経済評論家の佐高信さんに、過労死する前に逃げたというと、賢明な選択だと佐高さん言われました。今は医者通いの中で、こうして闘います、この内容、いくらでも拡散してください、安倍政権の暴政を放置したら、1億総過労死です！