競馬ブック週刊誌コミュの中京競馬場が改修されて開幕！

中京競馬場が、今年の３月にコース・スタンド共に一新された。仮柵を設置しない芝コースは、従来より100?ほど延びて１周1705.9?、直線412.5?と、東京競馬場に次ぐ大規模なものへの改修であった。直線上り坂の高低差は芝コース3.5?で、中山の急坂に匹敵するものになったそうだ。

また急坂の設置が、ゴール手前400?～200?付近にされたため、バテた馬でも坂を登り切ったあとに、さらに200?の熾烈な騎手同士の追い比べが待っているのは勝敗を大きく分けそう。また、バテてはいない馬が虎視眈々と狙っていたとしたら、ゴール寸前に一気に交わし去るスリリングなレース展開も期待出来るかも知れないが･････。

悲しい事に、知ってか知らないで計画したのか、今回の改修にはどうしても賛同出来ない点がある。直線が延びることによって、1200?のスタート地点が以前より100?ほど前方に移動した。それによってスタート地点からコーナーまでの距離が極端に短くなったのだ。人間の短距離走と違って、競馬の外枠スタートは、一切の考慮が成されていない横一線体性。1200?戦で運悪く外枠を引いたとしたら、その時点で「不利」と言うハンデを科せられるのも仕方のないところだったのだろうか？

そんな不公平感が増す中で、中京競馬場での唯一「ＧＩ競走」として行われる「高松宮記念」は、芝1200?であるのも皮肉なものだ。

また片隅にハズレ馬券をさい銭代わりにする「ターフィー神社」がある。当たり馬券取得へのお願いを、ハズレ馬券に託せと言うのは･････如何なものか？