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トラディショナルジャズの山小屋コミュのジャズSPレコードを聴く会 無事に終了しました。

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6月21日、27年を迎えたジャズSPレコードを聴く会の例会が行われました。
当日は多くの方に参加をいただき、楽しい会になりました。

以下は当日に参加した方のコメントです。

今日も大変楽しく、そして貴重な体験が出来た瀬谷さん宅でのジャズSPレコードコンサート。ホストの瀬谷さんをはじめ、参加された皆様にまずは心から感謝いたします。

何度も言う事ですが、私にとって、SPレコード時代の音楽に接する事、というのは懐古趣味では全く無く、むしろ広大な未知の世界を垣間見る新鮮な体験なのです。

今日のプログラムから一例をあげれば、カウント・ベイシー楽団の定番の一曲でもある「モーテン・スイング」という曲。これは私はリズムセクションがエディ・ジョーンズのベースとソニー・ペインのドラムスという時代の録音を好んで聴いてましたが、今日かけられた「オール・アメリカン・リズム・セクション」の盤を聴いてみると、後年の演奏で頭の方に出てくるお馴染みのリフは、この頃は曲の終わりの方に入っていたことがわかる。「なるほど、元々はこういう曲なんだな」という認識を新たにすると共に、ベイシー楽団の時代に沿ったスタイルの変化もリアルに感じとれるのです。

それにしても、この時代のミュージシャンは、やはりそのトーン一つ聴いただけで「あっ!この人!」と思わせる個性を持った人が多い。ハリー・カーネイの恰幅がよく、いなせなサックスしかり、ジミー・ラッシングの豊かな声と悠揚とした歌いっぷりしかり、エディ・ラングがアルマ・ヘンダーソンの歌伴で聴かせる腰の座った低弦の鳴りと、高弦の軽やかな響きの見事な使い分けしかり、です。

中でも、後半聴かせていただいた、ピアニスト&ヴォーカリストのアート・ギルハムのたなびくようなジェントルな歌声や、「アフター・ユーブ・ゴーン」で聴かせてくれたレッド・ニコルズのコルネットの胸の空くような抜け切った響きはちょっと忘れられないもので、まだまだこの時代、探して行けば魅力に溢れる音楽が沢山あるのだな、と改めて感じ入りました。

瀬谷さんのシステムの音の素晴らしさは勿論、このプログラムも実に考えられたもので、短い時間の中で、バンドとそこに在籍したミュージシャンの音源を一つ一つ繋げながら、スウィングからバップまでのスタイルの変遷を学問的な側面だけでなく、「音」で体験出来るように巧妙に組まれていました。一つ一つのSPが「玉」であるならば、それを繋げていって見事な数珠に仕上げられた、そんな感慨がありましたね。「レコードは聴いてナンボ」とは良く言われる事ですが、本当に好きな音楽を聴き込み、そして音源を集める努力をして初めて見えてくるものもある。今日もそんな瀬谷さんの情熱の1ページを心地よい雰囲気の中で感じとれた、とても素敵な時間でした。

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