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西岡の雑誌図書館コミュの「衝撃論文の著者 P・デュースバーグ博士にカリフォルニアで直撃インタビュー」(SAPIO 1992年11月12日号66〜69ページ)

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 ピーター・H・デュースバーグ博士の研究室は、カリフォルニア大学バークレー校の「分子および細胞生物学科」ビルの5階にある。オフィスを訪ねるとヨーロッパの学会から帰国したばかりの教授は、日本のエイズの状況に関する質問を熱心に次々にぶつけてくる。特に、50〜60年代に騒がれたスモン問題に深い関心を示した。
 ふと気がつくと、ドアに教授の似顔絵が貼ってある。絵の下にはこう書いてあった。
 「危険なメッセージを送り込むピーター・デュースバーグ」と。

 「後天性免疫不全」と「エイズ」は同じだ

ーー「エイズ=HIV」説に反対しているお考えを聞かせてください。

デュースバーグ:『エイズの原因はレトロウィルスである』と提唱されたときから、私はどうしても納得できなかったのです。
 これまで、わたしたちが得てきた知識と研究では、レトロウィルスというのは、細胞を殺さないウィルスなのです。
 レトロウィルスは発癌性の可能性があるため研究対象として大変興味深いものと思われています。これは、レトロウィルスが他の細胞を殺さない性質に着目したためです。つまり、癌細胞がどんどん増殖されていくこととの関連性なのです。
 ところが、一般に正しいとされているエイズの仮説では、レトロウィルスは細胞を殺すことを前提としている。つまり、レトロウィルスの一種とされるHIVがT細胞(Tリンパ球)を殺しているからエイズになるのだというわけです。
 しかも、人間の体が免疫不全の状態になるためには、数10億という単位にものぼるT細胞が殺されなければならないというのです。これはレトロウィルスの性質の性質を完全に見誤っているといわざるをえません。
 また、疫学的にみてもやはりおかしい。もし本当にウィルスがエイズの原因ならば、そして、性交で伝染するならば、体制側のエイズ研究者が予測していたように”爆発的”に増えているはずです。
 なぜならセックスによる感染のリスクは同性愛者や静脈内薬物使用者と、普通の男女に差はないからです。
 わたしの仮説の結論を先にいえば、エイズは感染性の病気ではない。伝染病のような広がり方をしていないということです。


ーーでは、原因は何なのですか?

デュースバーグ:原因は一つではないでしょう。地域によっても異なる欧米におけるエイズは、コカインやヘロインのようなドラッグの長期的使用が主たる原因です。CDC(米国立防疫センター)の調査によれば、欧米のエイズ患者のなんと3分の1は静脈内薬物使用者なのです。 また、CDCもWHO(世界保健機構)もまったく調査していない同性愛者におけるもうひとつのリスクファクター(危険因子)があります。それは、亜硝酸アミルの吸入薬で、俗にポッパーズといわれるドラッグです。このドラッグは同性愛者が多数の相手とつきあうための性的刺激剤としてよく使われています。平滑筋(へいかつきん:内臓器官の運動をつかさどる内臓筋)を弛緩(しかん)させ、アナルセックスをスムーズに行えるうえに、精神的にもハイになります。
 エイズ患者の多くは、少なからず、こうしたドラッグの常習者でした。そして、こうしたドラッグが免疫不全を起こすという臨床例も多いのです。
 わたしが「薬物による中毒」を仮説とした理由はそれだけではありません。もうひとつ大事なものに、HIVの「長期潜伏期」の問題があります。
 ウィルスやレトロウィルスは生物の細胞に寄生して、普通24時間から48時間で自己増殖していくものです。人間の体に入れば、ネズミ算式に増え、2、3日あるいは2週間ぐらいですべての細胞に感染する。したがって、HIVというウィルスがエイズの原因なら、患者は10年後ではなく、すべての細胞が感染したあとエイズになるはずではないか。
 ところが、エイズは10年後に発病する。これは、エイズの本当の原因はほかにあるということを示唆しているのではないでしょうか。つまり、ドラッグです。
 なぜならば薬物はゆっくりと累積的に作用するからです。服用するたびにいくつかの細胞が殺され、害を与えます。
 たとえば、癌になる20年前からタバコを吸っていたり、肝硬変になる20年前アルコールを飲んでいたのと同じように、ドラッグを10年くらい服用すると肺炎、結核、痴呆、るい痩病(Wasting disease)になる。ポッパーズを10年間吸い込むとカポジ肉腫が発病する。医学文献がすべてを証明しています。


ーー日本の厚生省やエイズ研究者は、あなたがHIVに疑問を抱くのは、”後天性免疫不全”と”エイズ”とを混同しているからだといっていますが・・・・。

デュースバーグ:後天性免疫不全もエイズも同じものです。もともとエイズは「病気」ではなく、25種類の疾患で構成される症候群です。AIDSの”S”は、”syndrome”(症候群)を表すものです。
 この25の疾患を他の免疫不全関係の疾患と区別すること自体きわめて難しいことです。つまり、25の疾患の中にまったく共通点のないものも含まれているわけです。たとえば、肺炎、痴呆、下痢、カポジ肉腫など、これらの疾患の唯一の共通点は「エイズ」という名前がつけられているということだけです。ひとつのウィルスがどうしてまったく共通点のない疾患の原因になるのでしょうか。


AZTこそエイズの原因だ

ーーあなたの考え方からいうと、たとえば、癌の治療で放射能を浴びて免疫不全になった人もエイズであるということですか。

デュースバーグ:わたしは体制的医学界のためにエイズを定義しようとしているのではない。わたしの関心は、欧米の同性愛者や静脈内薬物使用者にみられるものの原因が果たして感染症なのかどうかということです。
 そして、わたしの結論は『ノー』だということです。それ以外のことに関して勝手に推測したくはない。
 ただ、わたしがいままで言ってきたことは、エイズの原因はウィルスにあるのではなく、むしろドラッグなどの薬物が原因だということです。
 中でもエイズの発病を遅らせるとしてほとんどの患者に投与されているAZTが明らかに悪いと思われます。HIVが発見され、感染者とされてしまった人々に、このAZTを大量投与しているのですが、これこそ、免疫不全を起こしている。つまり、AZTもエイズの原因です。AZTは人間の細胞を殺すために作られ、化学治療のために開発された薬品です。わたしはAIDS=AZTだと思っています。AZTはわたしの知る限り、人間の長期的服用を認可されたもっとも毒性の強い薬です。
 『エイズの原因はHIVウィルスである』という説は10年過ぎたにもかかわらず、まったく成果をあげていないではないですか。国民の健康を考えても失敗しています。得をしているのは研究機関と政治家、そして企業であって、患者ではない。
 定説を信じて疑わない人たちは何も実現していないい。まだひとりの命も救っていないじゃありませんか。
 エイズの広がりにブレーキをかけることもできずに。ただ、人々をAZTで毒殺しているだけです。アメリカ人の納税者がこのウィルスのために年間40億ドルという額を払っていることを考えると、実にひどいことだと思います。


セーフセックス運動は何の役にも立たない

ーー現在のセーフセックス運動は必要ないとお考えですか。

デュースバーグ:そうです。エイズの原因がドラッグならば、セーフセックスはエイズから守ってくれないということになる。ちょうど戦争のときに防毒マスクをつけても、その防毒マスクは機関銃から守ってくれないのと同じことです。
 今までのセーフセックス運動はエイズの広がりを防いではいないでしょう。エイズは依然として広がっている。つまり、セーフセックスはエイズに対して効力をもたない可能性のほうが強いということです。


ーーしかし、セックスによって感染する可能性が少しでもあるかぎり、セーフセックスを勧めるべきだと考える人が多いと思いますが。

デュースバーグ:現実をよくみてごらんなさい。未婚女性の妊娠は増えています。エイズも増えてはいますが、一般の異性愛者の間ではほとんど増えていません。
 エイズが本当にセックスによって伝染しているなら、いま増えつつある普通の性病や未婚女性の妊娠と同じ比率で増えているはずです。
 逆にいえば、現在地球上にAZTを毎日服用している人が20万人といわれていますが、わたしの主張が認められ、AZTが禁止されれば、この20万人の人々の命は救われることになります。
 そして、エイズの本当の原因、つまりドラッグについての教育がきちんとなされるべきです。そうすれば、エイズを完全に防ぐ可能性もでてきます。
 タバコと同じようなことがエイズにもいえるのです。体によくないと漠然とおわれても多くの人々はなかなかタバコをやめようとはしなかったけれども、具体的にタバコは肺癌にかかりやすいということを教えられ、やめた人がたくさんいます。
 しかし、セックスでエイズに感染するからといって、セックスをやめる人はいないでしょう。
 セックスはあまりにも根本的なことで、セックスをやめさせることに成功したら、人類は破滅するのではないですか?
 つまり、合理的な公衆衛生政策をたてるには、正しい仮説がなければならないのです。ところが、エイズに関して、わたしたちは、間違った仮説をもとに、欠陥のある対策を勧めているのだといっていいでしょう。
 この10年間、なんの成果もあげていないのは、誤った仮説を信じているからです。

  * * * * * *

 カリフォルニアでは、デュースバーグ教授は、医学界からも行政からも邪道の輩として扱われている。だが、インタビューに応じてくれたデュースバーグ教授は、気取らず、屈託のない実に好感のもてる医学者であった。
 デュースバーグ教授は、このエイズ研究によって、最近、NIH(米国立衛生研究所)からの研究費をすべてストップされたという。だが、エイズ=HIVウィルス説に異を唱える学者・研究者が増え、「ウィルス・エイズの仮説を科学的に見直すグループ」が誕生し、科学者など100名以上がアムステルダムのエイズ国際会議の直前に研究会を開いた。いま、「エイズ」に直面するわれわれに必要なのは、盲信を捨て、どんな小さな可能性でも、冷静に根気よく検証しつづけ、この死に至る難病の正体をつきとめることである。(以下次号)


(「衝撃論文の著者 P・デュースバーグ博士にカリフォルニアで直撃インタビュー」(SAPIO 1992年11月12日号66〜69ページ))

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