ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ニギハヤヒ朝ヒノモトコミュの谷川健一「白鳥伝説」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
序章

◇山人研究――柳田国男の初志と転回
◇蝦夷の中を吹き抜ける縄文の意識の風
◇夷狄の末裔を以って任じる秋田氏の矜持
◇東北地方に見る白鳥信仰
◇移動する「白鳥」に秘められた謎

第一部

第一章 ひのもと考
◇『古事記』序文も不詳とした日下の訓の由来
◇万葉歌に示された太陽・草香山・難波の相関
◇太陽の昇る難波、その東の日下
◇天磐船で空をめぐり地に降ったニギハヤヒ
◇ヒノモトノクサカを背景にもつ日本の国号
◇中国の史書にみる倭から日本への移行
◇ヒノモトはクサカからヤマトへ、そして東北へと移動する
◇蝦夷の住む陸奥および常陸の日高見国
◇ヤマト政権の東進に絡むヒノモトの変遷

第二章 物部氏の東遷
◇東アジア二〜四世紀の動向
◇筑紫平野を制する強大な国
◇邪馬台国の中心は筑紫三井郡
◇邪馬台国の領域と重なる物部氏の勢力範囲
◇物部氏東遷をめぐる諸説の検討
◇物部=工人の東遷と符号するニギハヤヒの降臨
◇天磐船に乗って畿内に来た人々
◇同乗者出自地にみる物部氏の東西交通
◇ニギハヤヒの系譜
◇物部氏の痕跡(一)――遠賀川中流の剣神社
◇物部氏の痕跡(二)――六ヶ岳への宗像三女神の降臨
◇物部氏の痕跡(三)――人名・地名としてのクラジ

第三章 邪馬台国の東遷
◇二波にわたる筑紫から大和への移動
◇倭国内乱に影をおとす魏と呉の緊張
◇倭国風俗にみる南中国との交流
◇筑紫より日の本へ主力は東遷する
◇イリ王朝の大和侵入――二人のハツクニシラススメラミコト
◇イクメイリヒコ(垂仁)と関わる伊支馬と生駒
◇物部氏を母系とするイリ王朝の創始者たち
◇神武東征をはばむ生駒のナガスネヒコ
◇南方に迂回し、熊野から吉野へ
◇大和宇多の水銀鉱山を背景に抵抗する一族
◇忍坂へ、そして磯城へ
◇物部・ナガスネヒコ連合軍の敗北
◇久米部とエミシとの戦闘
◇エミシの語義をめぐって
◇大和の国魂ニギハヤヒを祀る者は誰か
◇征服地の国魂を祀る二重の宗教構造
◇ニギハヤヒと妻ミカシキヤヒメの廟社
◇鍛冶氏族の祀る雷神の系列に連なるニギハヤヒ
◇もう一つ、鍛冶氏族には鳥の伝承がまつわる
◇鳥取氏の先祖アメノユカワタナの役割
◇祖先を白鳥と考える物部氏の意識の流れ
◇銅剣の柄頭にあしらわれた白鳥の意匠
◇フツ・フルに辿る物部氏=渡来氏族としての出自
◇ニギハヤヒ=日神を祀る天照御魂神社
◇銅鐸・銅鏡の製作と物部氏
◇銅鐸の破却は何を意味するのか
◇大和における弥生終末期の大変動

第二部

第一章 ヤマト政権の東国進出
◇ヤマトタケルの東遷を阻む駿河の賊・国造
◇駿河の国中・阿倍蘆原国に集う蝦夷
◇相模から房総、常陸へ
◇近江から東海に勢力を張る物部系国造たち
◇物部氏はなぜ東方へ向ったのか
◇物部・阿倍氏の密接なつながり
◇大嘗祭における安倍氏の服属儀礼
◇異族を組み入れる阿倍氏の系脈
◇阿倍氏は物部と蝦夷の混血氏族である
◇降臨説話をもって常陸に勢威を張る物部氏
◇東国進出への二つの道――東山道と東海道
◇毛野国における物部氏と蝦夷の痕跡
◇会津で出会う一族――蝦夷訓致政策の進展
◇丈部の阿倍臣改姓の微妙な心理
◇アラエミシとニギエミシ
◇蝦夷経営の前線に立つ氏族

第二章 異族の神・ヤマトの神
◇辺境に点在する古四王の神
◇越王と古四王との交錯
◇弥彦神と古四王神の関連説
◇越後・弥彦と秋田・古四王を結ぶ物部氏の足跡
◇蝦夷鎮圧と鍛冶集団の奥州進出
◇自然神の貌をもつ東北の神々
◇鳥海山の大物忌神と月山の月山神
◇母屋を追われ庇にとどまる神
◇門客人神・アラハバキの性格
◇蝦夷をもって蝦夷を制す――荒ぶる神の役割
◇武神・鹿島香取両神の陸奥進出
◇地名が語る蝦夷と畿内勢力の消長
◇物部氏北進の拠点――異族制圧のための神社
◇陸奥における物部氏の神
◇岩手県唯一の前方後円墳・角柄と止止井神社

第三章 奥州安倍氏の血脈
◇二つの系図が語る奥州安倍氏の歴史的意識
第一の謎――安日について
◇ナガスネヒコの兄安日を始祖として創出した心理
◇安日・安倍はアイヌ語のアペ(火)に由来する
◇安倍と阿倍を結ぶ物部氏
◇柵経営の二重構造
◇阿倍比羅夫の北征
◇二戸市とその周辺の蝦夷たち
◇十世紀後半に安倍氏は奥六郡に勢威を確立する
◇奥六郡在地の蝦夷を結ぶ鎮守将軍の物部・安倍氏
第二の謎――白鳥八郎について
◇前九年の役――安倍氏拠点の崩壊
◇白鳥八郎の伝承
◇白鳥大明神(刈田嶺神社)を支える白鳥信仰
◇刈田嶺神社の神階を特進させた西国の事件
◇鷹と白鳥――大高山神社とは何か
第三の謎――常陸白鳥郷について
◇津軽藤崎へと北上する白鳥伝説
◇津軽から常陸へ移動する安東氏
◇『常陸国風土記』白鳥の里の歌と折口信夫の解釈
◇鳥取造アメノユカワタナは金属精錬に関わる
◇常陸国白鳥郷にて
◇常陸の俘囚、神賎、浪人とは何か
◇二つの白鳥郷を結ぶ移住者の意識の連鎖
第四の謎――日下将軍について
◇李朝に使節を遺した「夷千鳥王」とは何か
◇日下将軍・安東尋季は東海の要所津軽十三湊を拠点とする
◇奥州=ヒノモト説を支える安東氏の河内胆駒への郷愁
◇つぼのいしぶみ――奥州ヒノモトの意識は平安末にさかのぼる
◇阿倍臣の北征とオホーツク文化の南下
◇擦文文化とエゾ社会の重なり
◇奥州・ヒノモトの中心は北上する

終章
◇列島を覆う日本国=物部王国と倭国=邪馬台国の重構造
◇秋田家(安東氏)のエゾユミに見る縄文の伝統
◇えぞの手振のむかし――理訓許段神社のイナウ
◇秀衝寄進の仏像を守る岐阜白鳥町の人々
◇平泉藤原氏の白山信仰の深部にあるもの
◇歴史を回帰する意識――聖なる生き物・イルカや白馬
◇物部と蝦夷と共に北進し回帰する白鳥の里
◇律令国家の支配意志と蝦夷・隼人の抵抗
◇東北地方再編成の施策――城柵と移民
◇?東北?に縄文の意識の連鎖を読み直す
◇日本歴史の地平の彼方へ

あとがき

略年表
秋田氏系図/藤崎系図
人名・神名索引
寺社名索引

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ニギハヤヒ朝ヒノモト 更新情報

ニギハヤヒ朝ヒノモトのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。