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会計英語コミュのEQUITY

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この単語、皆さん気になってるでしょ?(笑)

というわけで、この言葉を取り上げます!


バランスシートの「資本の部」には、株式会社なら一般的に、
Shareholder's Equity 、または単に Equity と書かれています。

でもこれ、「資本 (capital) 」じゃないですよね?

そう、一般的には「持分」と訳される言葉なんです。

(「一行連結 (one-line consolidation) 」とも呼ばれる
「持分法」は、equity method ですね。)


さて、じゃあ何で equity なのか。

そもそも、equity ってどういう意味を持つ言葉なのか。



結論から書きます。

これは、元々は、「公平さ」という概念を表す言葉です。

そう、「等しい equal 」、「等価(物) equivalent 」などと
同じ語源を持つ言葉です。


そしてこれは私の憶測なんですが、この言葉が「持分」を表すのは、
当該会計主体(株式会社等)を清算した場合に、残余財産を
所有者間で(出資比率に応じて)「公平に」分配するから、
というところからではないか・・・ と考えております。

これを「持分」と訳したのは誰なのか、私は存じませんが、
うまい訳をつけたものだなぁと個人的には感心しています。



さて、「資本の部」の金額は、総資産から総負債を差し引いた金額、
言い換えれば「純資産 net assets / net worth 」であって、
日本語では「自己資本」とも呼ばれますよね。

これはとりもなおさず、その時点において当該会社等を清算したとしたら、
資産に対しては債権者が第一に請求権を有し(その内訳はともかく)、
株主等はその残りに対する請求権 (residual claim) しか持たない
ということを意味しています。
(この残余財産の分配手続きを residual distribution といいます。)


でも・・・
「自己資本」って、変な言葉だと思いませんか?

まるで会社が自分でこしらえた財産みたいですよね。
(内部留保 retained earnings は、確かにそうですけれども。)

英語では、owner's equity とか、ownership equity とかいいます。
「所有者持分」ですよね。

このほうが、本来、企業の所有者は株主であって、その純資産は
持分に応じて分配されるといった概念に素直だと思うのですが・・・


皆さん、いかがお考えでしょうか??



ちなみに、equity は法学の分野では、英米法における「コモン・ロー」に
対する「エクイティ(衡平法)」という意味の言葉になります。

この説明は非常に複雑なので割愛いたします。

興味のある方は、ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/ )等で
「エクイティ」で検索していただけると、ある程度まとまった
説明を読むことが出来ると思いますので、ご参照ください。

コメント(2)

>ぼーさん
ありがとうございます!

ROE 最大化パラダイムかつ ROA の重視?(笑)
わかるような、わからんような・・・(笑)


ちなみに(ご存じない方のため)。

ROE: retern on equity (自己資本利益率。利益÷資本×100)
ROA: return on assets (総資本(総資産)利益率。利益÷総資産×100)

です。

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