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第二回冬季DXの会コミュのあらすじ

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あらすじと言う名のセッションレポートやらメモやら置き場。
置いていく予定。
日記に書いてくれた人はリンク貼ってくれると嬉しいんだぜ!

コメント(8)

第一回 「Oh, what a beautiful city!」

【トレーラー】
昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は同じ時を刻み、変わらないように見えた。
だが――、世界は既に変貌していた。

目の前で攫われる少女。
そんなもの、憤る程でもない光景のはずだった。
その顔が、愛しい者のそれでなければ。

彼女を攫う男は、UGNのエンブレムを身に着けていた。

あなたは、彼女を取り戻すことができるのか?

Double+Cross The 3rd Edition Campaign "Pater Noster"(仮)
第一回「Oh, what a beautiful city!」

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

【ハンドアウト(全員共通)】
シナリオロイス:少女(それぞれ作成のこと) 推奨感情:P フリー/N 恐怖
上司であるマスターレイスの元で目覚めたあなたは、出向命令を受けた。
“ディアボロス”――悪魔と呼ばれる男のセルへ。
何故?何の目的で?
一切を告げられぬままに出向いたあなたは、モニタの向こうに愛しい姿を見つける。
彼女を奪われてなるものか。
たった一つの強い想いが、あなたを動かす。

【オープニング】
幸福な夢を見て目覚めたら眼の前にマスターレイスが居た。
体調くらいは聞いてくれたけど、有無を言わさず九州まで出向させられた。
“ディアボロス”のところへ行けですって!?冗談じゃないわ全く!

「さびれた村……まるで墓場ね」
と言う場所にある一軒家に入って行ったら、地下の秘密基地に連れ込まれたよ。
そしていきなりヒロイン攫われたよ!

【ミドルフェイズ】
更に地下に行ったら息苦しくなって大変。
酸素がなくなるまでに脱出だ!
キリスト教詰め込んだヒントが書かれたダンジョンの中で見知らぬUGNエージェントたち(仮)に出会った。
なんかヒロイン浚ってた人に似てるんですけど……。
どうにかヒント通りに突破条件を満たしたら、クインドゥーム(仮)と春日恭二(仮)が出てきた。

【クライマックス】
春日恭二(仮)はクインドゥーム(仮)の作った従者でした。
通称メ春日。
倒すのをUGNエージェント(仮)が手伝ってくれました。
でも彼らは飛んで行っちゃいました。あれは……飛行石?(違)

【エンディング】
春日恭二の娘は最後まで無能でした。
そして大事な人は消えていました。
やっぱりあいつらが浚ったの?
さーて来週のサザエさんは?

第二回「AMADEUS」
【トレーラー】
痕跡ごと消えた少女を探し、あなた達は動き出した。
選んだ手がかりは、あの日地下から飛び立った輝くプロペラ機。
空に消えた輝きを掴もうとするかのように、あなた達は海を渡る。

遙か欧羅巴の地に散らばるのは、捨てた過去の名残。そして、消えた過去の欠片。
対立する二つの組織が、謎の遺産と緑の目の怪物を浮かび上がらせる。
果たして、あなた達は最初のピースを手に入れることができるのか。

Double+Cross The 3rd Edition Campaign "繁栄の花"
第二回 「Amadeus」

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
何時の世も、神の寵愛は緑の目の怪物を生む……



【ハンドアウト】
for 七星
シナリオロイス:“Malleus Maleficarum” 推奨感情:P 有為/N 敵愾心
彼女の痕跡は完全に消失していた。
FHに囚われていたものを、UGNが取り戻したのだろうか?
けれどそれならば、痕跡が消えているのは何故なのか。

訝しく思ったあなたは、彼女を最後に見たあの日の出来事を追い始めた。
彼女を連れ去ったUGNの男を乗せ、空に消えた輝くプロペラ機。
それを第一の手がかりとして、出所を尋ねに、あなたは懐かしいドイツへと続くゲートを潜った。
一時“チーム”となる彼らと共に。

for スケアクロウ
シナリオロイス:黒須左京 推奨感情:P尽力 /N 不信感
彼女の痕跡は完全に消失していた。
手がかりを見つけることすらできず呆然とするあなたに、黒須左京から命が下る。
あの地下迷宮で出会った彼らの手助けをしろと。

マスターの言葉は絶対だ。
言葉と笑みの意味もわからぬまま、あなたは異郷であるはずのドイツへと続くゲートを開いた。
北極星の指し示すまま、一時“チーム”となる彼らの為に。


for 巳扇舞
シナリオロイス:巳扇凛 推奨感情:P庇護 /N 不安
彼女の痕跡は完全に消失していた。
FHに囚われていたものを、UGNが取り戻したのだろうか?
けれどそれならば、痕跡が消えているのは何故なのか。

訝しみながらも九州で待機命令に従うあなたに、春日真央が不穏な言葉を告げた。
相変わらず要領をつかみにくい喋り方をする無能な少女からは、これ以上情報を得られそうにない。
妹の身を案じながら、ヨハンの命もあり、あなたは遙かドイツへと続くゲートを潜った。
一時“チーム”となる彼らと共に。


for 刑部兼人
シナリオロイス:“シャドーガンマン” 推奨感情:P執着or有為 /N 憎悪
彼女の痕跡は完全に消失していた。
やはりあのUGNの男に攫われたのだろうか?
待機命令の最中にできうる限りのことをしたが、義娘の行方も、あの男の素性も、杳として知れない。

焦燥だけに過ぎる日々に、新たな任務が下される。
あの男を乗せ空に消えたプロペラ機の出所を探る彼らに協力しろと言う。
従うことは、あなたにもまた手がかりをもたらすかもしれない。
義娘に繋がる可能性を求め、雇い主に従う傭兵として、あなたは遙かドイツへと続くゲートを潜った。
一時“チーム”となる彼らと共に。
【オープニング】
前回シャドー・ガンマンが乗って逃げたヘリの出所が“Malleus Maleficarum”という秘密結社だと言うので、七星たんが主導で調べに行くことになりました。
大半の理由はマスターレイスが行けと言ったからですが。
チーム組めとか言うし、一体何事なの?


【ミドルフェイズ】
クロウさんが脱がされました。

七星たんのご実家である“刻の館”が、“Malleus Maleficarum”と言う組織に狙われていました。
向こうを倒して守って下さい――ということにたどり着くまでに、6シーンかかりました。
秘密主義貴族主義回りくどすぎる。

生えた設定
七星たん……秀才の従兄がいて恨みを買っていた。娘は従兄と結婚して数年間結婚生活を送ったが家出された。きっと血筋よ、お父さんのバカ。
クロウさん……原産地?ドイツ。最終調整をしたのはマグダレーナさん。改造されてFHに来たのは5年も前らしいぞ!

無駄に謎を増やしてくれる欧州主義を相手に調べ物をしてわかったこと。
・刻の館を潰そうと企んでいるのは”アルコル”と言う人物で、動機は私怨。(私怨については七星たんの胸にしまわれました)
・クロウさんは“Malleus Maleficarum”側に作られて、刻の館の幹部を暗殺したことがあるようです。
・繁栄の花という遺産に絡んでいろんな組織が動いているようです。
・繁栄の花は少女を生贄に花を咲かせて力を与えるとか詳しいことはわかりませんが、詳しいことを調べようとすると死ぬらしいです。

とりあえず敵は“アルコル”。
“アルコル”に力を与える可能性が高い“ミザーリ”ですが、極普通に良い人というかお母さんなので、殺すには忍びず、悩んだ末UGNへ預けました。
ぶっちゃけるとFH(マスターレイスと刻の館)には“ミザーリ”を生かしておく理由も殺さない理由もなかったです。預けられたら殺しましたよ。

“Malleus Maleficarum”を早々に叩き潰したいところでしたが、UGNもFHも他組織も浅く広く味方につけているので手出しが大変……。
ということで、シャドー・ガンマンと七里千明の協力を仰ぎ、情報工作して他組織に(一時的に)手を引かせました。
これで攻め込めます。
“アルコル”さんに恨まれたり、「繁栄の花に選ばれやがって」とか言われましたが些細なことです。


【クライマックス】
“アルコル”が操る無機物エネミーが、日本人の少女の姿に見えました。舞の妹と七星が逃がした少女の姿です。
(ダイスが空気を読んで)大きく動揺する(特に)舞。衝動判定を失敗しかけますが、タイタスを切って何とか成功します。
妨害エフェクトを山と積んだ“アルコル”相手に戦闘は5ラウンドにも及びましたが、遅れて現れるのがお仕事のヒーローの手助けもあって無事倒しました。
*大事なこと*クロウさんのスカートがめくれてお色気シーンでした。

対“アルコル”では味方をしていったシャドー・ガンマンでしたが、戦闘不能になった“アルコル”抱え、“繁栄の花”らしきものを抱え、白く輝くゲートを潜り、消えていったのでした。


【エンディング】
“繁栄の花”とはなんぞや?を語ろうとした刻の館セルリーダーが七星の前で突然の不自然死。
どうやら、「調べると死ぬ」はガセではないようです。

「花を咲かせてはいけない……ううん……」何か続く言葉を言いかけた少女はそれ以上言う自由を持ちませんでした。
その後、スカーフェイスはアドレスから微かな情報を得ることになります。

繰り返される黒須左京の「お前は誰のものだ」という問いかけに、クロウさんは「あなたのものです」と答え続けました。
空白の時間はまだまだありますが、決意は揺らがないようです。

ヨハンくんにバームクーヘンを届けて頭をなでなでしてもらいそこない幸せでしたが、その後、情報屋から連絡が入ります。
「妹の痕跡を消したのはFHである」と。

もう誰を信じたらいいのやら。というかわからなことしかないよ。
俺たちの旅は終わらない。次回作にご期待ください。
【トレーラー】
寒い――。
日本へ戻ったあなたは、そう感じた。
冬のドイツと九州では、どちらが寒いだろう?
何か――大事な事を忘れている気がする。

手のひらに乗ったいくつかのピース。
「たいせつなもの」へと続く道筋を阻むかのような悪魔の号令。
アイドルコンテストの陰に隠れた思い出の欠片は、何を呼び覚ますのか?

踊らされているだけでは見えない真実へたどり着くため、悪魔と踊る。
散らばったピースを集め、選び、一枚の絵とするために、必要な選択は。

Double+Cross The 3rd Edition Campaign "繁栄の花"
第三回「おもひでぽろぽろ」

ダフルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
裏切っているのは、誰?


【ハンドアウト】
PC?〜巳扇舞〜
シナリオロイス:“アディーン” 推奨感情P:懐旧/N:悔恨
夢を見た。
いつも明るく人に囲まれていたあの子が泣いている。
壊れそうに泣いて、あなたに助けを求めている。
これは、かつてあった事実。

呼び出しを受けて向かったポプラの屋敷で聞いた歌が、懐かしい記憶を呼び起こす。
妹と、あなたと、ひとときの友人と――三人で過ごしたあたたかい日々。
あなたと妹が共有する悔恨。

あなたたちの失態が壊してしまったはずの夢を取り戻そうとしている少年の唇が、妹の名を口ずさむ。
彼から再び夢を奪って来いと、“悪魔”は告げた。
あなたは―――
PS:凛について「思い出す」



PC?〜刑部兼人〜
シナリオロイス:“デウス・エクス・マキナ” 推奨感情P:有為/N:自由(ミドルフェイズになってから決めて下さい)
ドイツでの一件から数日。
あなたは日本に戻り、藤誠と名乗ったUGNエージェントの調査結果を受け取っていた。
ドイツで幾度か聞いた遺産の名と、彼の上司だと言う人物の名が浮かび上がる。
その名前に、何か引っかかるものを感じた。

関わりはわからない。けれど手がかりにはなるのだろうか?
まずは、このアドレスに連絡を取ってみよう。

決意したあなたの行動を阻むかのように、ポプラの屋敷への招集がかかった。
あなた達にアイドルコンテストで優勝してこいと言う。
さて、この馬鹿げた任務を、あなたは―――
PS:“ホワイトランドスケープ”から情報を得る

PC?〜スケアクロウ〜
シナリオロイス:マグダレーナ・ライヒ 推奨感情P:誠意/N:不安
ドイツでの一件から数日。
あなたは、マグダレーナのことを思い出していた。
母とも呼べる人――母親の如き愛情を示してくれた人。
あまりにも慌ただしく別れざるを得なかった彼女にもう一度会いたいと、あなたは思った。

その気持ちを見透かしたマスターレイスの言葉が、あなたの感情に楔を打つ。
マグダレーナを探す自由も、美園を探す自由も、今のあなたにはない。

命じられるままに戻ったポプラの屋敷で告げられた任務。
あなた達にアイドルコンテストで優勝してこいと言う。
さて、この馬鹿げた任務を、あなたは―――
PS:マグダレーナ・ライヒから情報を得る


PC?〜七星〜
シナリオロイス:刻の館 推奨感情P:庇護/N:憤懣
前回の事件の翌日――あなたはまだドイツに居る。
館主を失い混乱の収まらない刻の館を放置できなかったからだ。
刻の館を存続させるために出資者―七里千明―が提示した条件を、あなたは呑んだ。
さして不利な条件ではないし、刻の館を失うことの方が痛手だ。
義理もあるし、何よりここには有用な資料がある。

七里千明に言われるままポプラの屋敷に戻ったあなたに告げられた任務。
あなた達にアイドルコンテストで優勝してこいと言う。
この馬鹿げた任務を、あなたには呑む理由がある。
どこまで真面目にやるかは別問題として。

あなたの手に残る二つの資料。
さて……任務の合間を縫ってどちらから調べよう?
PS:水鏡について「思い出す」

【オープニング】
春日恭二がやっと出てきたと思ったらビデオレターだし、任務内容は「アイドルコンテストで優勝してこい」だし、肝心なことは結局言われていない気がするし、もうやってられるかという気分。

ライバル(?)予定の優勝候補の声に、舞だけは聞き覚えがありました。
3年くらい前に妹が大怪我させて夢を潰しちゃった歌手志望の元クラスメートじゃない!
えー……一般人だったよね、当時は。

【ミドル】
コンテスト潰すかアディーンを潰せば優勝阻止できるからいいんじゃね?からスタート。

・クロウさん、まっさきに出場を決意。だって黒須左京がやれと言うんだもん!マグダレーナを押さえているっぽいUGNもでろって言うし!
・七星たんは資料箱の中から衣装を掘り出すのに大忙し。メイド服とか勝負服とか水鏡さんのDロイスとかクロウさんの義眼のこととか。
・やっと本名を知ったUGNエージェントと連絡を取る前にその上司に絡まれるオッサン。
・妹のことで何か大切なことを忘れている気がする……思い出すためにアディーンに会いに行きドツボにハマる舞。

調べ物すればするほどろくなことが出てこない。

人を操る力を持つアディーンはジャームではなく、一般人。
球体の力でエフェクトを使用しているだけなので、球体を取り除けば無力化できるのだが……球体の力で大怪我から回復しているので、取り除くと再び歌えなくなる。
かと言って球体にとりつかたままだとジャーム化する。
……どうやってもハッピーエンドは見えない。
妹が潰してしまった夢を再び自分が潰すのか。たとえジャーム化してもこのまま歌えたほうが彼は幸福なんじゃないか?でも……。
答えの出せない舞。

明らかに不審な動きをしているけれど、その間の記憶がない真央。
クロウさんに説得されても消えた記憶を気にかけすらしない。
熱く説得してものれんに腕押し、話が通じない。

水鏡と凛は同時期に痕跡を消されている――当時の上司は、“デウス・エクス・マキナ”。
ずっと見守っていたはずの二人の所属すら忘れていたと「思い出す」七星と舞。
季節が半年ずれている。
この記憶はどこまで本当でどこが虚構なのか。
そして痕跡を消したのは“エレクトラ”というFHエージェントだと言う。
エレクトラは春日恭二の部下らしいが――真央ではないなら何者なのか?と言うか春日恭二は何をやってる?

彩音と美園の痕跡もまた同時期に消されている。
FHの人間との親交を理由にレネゲイドに関わったとしてUGN本部内で処理されたらしいが――処理したのも決定したのも“デウス・エクス・マキナ”というUGNエージェント。
“繁栄の花”と言う遺産に関連して動いているらしく、その部下である“ホワイトランドスケープ”は周りでよく見かけるのだが。

FHエージェントとUGNエージェントが手を組んでいるっぽい感じ?
裏切っているのは――と言うか、敵じゃない人間と組織はどこと尋ねた方が早いんじゃ?
と言う状況でも、コンテストの日は迫り、決断できないままに準備ばかりが着々と進められていて――

ネットに合成音声と動画をUPされ評判になっちゃった。
しかも酷い衣装と歌詞だ!どうしてこうなった!
電波ソングに脳をやられるクロウさん。巻き添えを食らうホワイトランドスケープ。
「イケニエ〜……やったー!かーわいーい!」えーーと……ひどい。
インパクトだけは抜群なので、プロモーターに気に入られた模様。数字が取れればいいってもんじゃないだろう。

アディーンをジャーム化させたくないし、任務だし、人質とっているようなこと言ってくるのがいるし、もう考えるの疲れたし、結晶の舞台に上がる4人。
猫耳ゴスロリを免れる為に考えた衣装はピーターパンコスでした。
………どうしてこうなった!

ホワイトランドスケープの援護(戦闘おまかせ)もあり、ドヴァーの妨害を退け辛くも優勝した4人。
アディーンの胸で白い光が弾けた。
彼の優勝への執着心に寄生していた球体が、寄る辺を失い消えたのだ。
歌声を失ったアディーンの感情のままの拒絶に、掛ける言葉を失いゲートへ消える舞。
ゲートへ消える舞と、振り向かないアディーンが、口にした言葉はどちらも「ごめん」だった……。

終了の時を見計らって首尾を問い、次の命令を出そうとするマスターレイス達を、4人は拒絶した。
4人の胸で、ドクンと何かが脈打った――以下次号。


……多分こんな感じだった。
自分で書いていて酷い量だと思った。すまぬ。
【トレーラー】
力を求めることは、罪だろうか?
生きていくために、誰かを守るために、人は力を必要とする。
必要を求めることすら罪だと言うのなら――

惨憺たる事件の果てに放棄された発電施設跡。
初めて顔を合わせた任務。終わりの見えない戦い。
「たいせつなひと」の傷ついた姿。
絶望に抗うために、あなた達はその問いかけに「YES」と答えた。
それが全ての始まり――半年前に起こった事実。
消された過去を体験し直した時、得るものは……

Double+Cross The 3rd Edition Campaign "繁栄の花"
第四回「恋人を射ち堕とした日」

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
全ては出会った時から始まっていた。


【ハンドアウト】
for 全員
シナリオロイス:謎の少女 推奨感情P:有為/N:憤懣
ドクンと胸の奥で何かが脈打った。
むせ返るような強い花の香に包まれ、気づけばあなたは暗い場所に立っていた。
自分が何故、何の為にここに居るのか、あなたは知っている。
これは任務なのだ。

任務を果たす為に、あなたは迷わず暗がりを進む。
背く理由など「いま」のあなたにありはしない。

そしてあなたは、彼女にYESと答えた―――
【オープニング】
アイドルコンテストの直後、鳴り止まない熱狂的なコールをガン無視して会場に背を向けたはずが……気づいたら廃棄された発電施設跡にいました。
いきなり凶悪な衝動判定(Eロイス【原初の恐怖】)。
しかもズタボロで。そして暑い。
そんなホットスタート。
「力がほしい?」と問いかける謎の少女。
大事な人は倒れているし、戦う余力などないし、いい香りがして妙に安心するし、「YES」と答えるしかない状況。
YESと答えたところで視界が白く染まる。

そして、気づけば半年前を追体験し始める。

●刑部さん
九州K県O市に任務で向かう前日、彩音といちゃらぶして遺憾なく親ばかっぷりを発揮。
してから、廃棄された発電施設跡を進む……。

●舞
ヨハンから「UGNが回収に乗り出した遺産を掠めとってこい」と任務を受け、O市に向かう。
攻撃力のない舞の相方としてつけられた少年(仮称:三端くん)は速攻はぐれる。

●七星
七里千明から同上。
支援特化の七星につけられた相方は潜入時にUGNと戦って戦線離脱。
水鏡が任務で九州に向かっていたはずと思いだし嫌な予感がする……。

●スケアクロウ
ハル婆ちゃん企画で美園と犬猫sと一緒に九州K県O市に旅行中。
喜ぶ美園。けれど出身地だというハルの言動に違和感が残る。
美園がはぐれ、探すために発電所跡に入っていく。
スケアクロウを見送ったあと、ハルは「ごめんよ…孫を二人も失いたくないんだ」と呟いた。

【ミドル】
廃棄された発電所施設跡の建物内一室でばったりと出くわす4人。
ここにはそれぞれの任務で来たという意識でいるし、初対面だという印象を受けるのだが、お互い一方通行に一人ずつ(PC間ロイス)には見覚えがある。
見覚えというか、一緒に戦ったりアイドルコンテストに出た秋冬の記憶が。
今は5月末頃。半年先の記憶を持って半年前の状況にいると段々気づき始める。
お互いのことを思い出していく。

崩れかける建物内で出会ったのは嫌な予感どおりに水鏡と凛。
遺産回収部隊はどうやらこの二人。
任務の意識と、それ以外の気持ちもあってPC達は彼女たちを追う。
瓦礫を避け進み、自分たちは手酷いダメージを受けながらも彼女たちを守りつつ行く内に、ばらばらになる。

一人になった時にふとハルに感じた違和感について思いを巡らすスケアクロウ。
出身地だと言いながらそれほどでもない季節に暑いと言っていた。なまりもまるでない。
うっかりはぐれて廃棄跡に入れるような危険な場所まで孫娘を連れて行くだろうかetc。
ハルは嘘をついている。それも、自分をここに招き入れるために。という結論にたどり着く。
それと同時に、記憶の矛盾点に気づく。
数週間前に目覚めた時黒須左京は「元々お前は俺の部下でハルに預けていた」と言う旨のことを言っていたはず。
けれど今追体験している半年前の記憶では、自分は黒須左京の部下ではなくただの美園に拾われた「クロウさん」でしかない。
FH側から提供されてマグダレーナに最終改造されたのは5年ほど前。黒須左京は当時UGNで活動していたはずだ。
などなど。
今まで疑いもしなかったことの中に確かなものが何もなかった。美園以外には。

ばらばらになった先で水鏡と二人きりになる七星。
見守り続けた少女との初めての正式な再会。
ぽつぽつと会話をするも、正体を明かすことはできない。
一時的な共闘を申し出る、そして受け入れる――それがお互いができた最大の譲歩だった。
何度か名前を呼ばれそうになりつつも。

同じく、凛と二人きりになる舞。
一声も発することができない。声を出せば妹に自分だとバレてしまうという思いから。
しかし、更なる崩落に巻き込まれかけた妹を助ける内に、気づかれてしまう。
「何があったかは聞かない」と言う妹の手を引き、ただ先へ進む。
道を分かった今はそれしかできないから。
暗い建物内を探るようにそれぞれが進み再び合流した場所には不自然な白い光。
水鏡の胸元から白い玉が浮かび上がる。
水鏡「これは……お守りだって言われた……」
その光を受け、部品だったものや作業用ロボットだったもの、作業車だったもの、炉だったもの――EXレネゲイドが襲いかかってくる。
水鏡と凛と協力し撃退したPC達。しかし既に侵食率が危険域。HPもない。少女たちは既に戦う余力がない。
倒された炉の後ろから現れた男が「このくらいじゃまだ反応しないか。それじゃもう一回」と気楽に言うと、更に数を増しEXレネゲイド達が襲いかかってこようとする。
ついでのように男がスケアクロウを指さすと、スケアクロウの視界半分が暗くなる――バロールの力を持つ義眼が機能停止し、それに伴い身体も体内のレネゲイドも安定を失ったのだ。
(Eロイス【正当権利者】使用)
スケアクロウの義眼は球体のレプリカだとマグダレーナが言っていたことを思い出す。
到底勝てない状態の中でいつの間にか現れた謎の少女が「力がほしい?」と囁いた。
同時に、倒れた大切な少女の姿が目に入る。あるいは脳裏に浮かぶ。
「あなたにも、あなたを大切に思う人にも、決して悲しい思いはさせないから」
怪しみながらも安心感を誘う香りに誘われ、他に選択肢などない状況で、PC達は「YES」と答え――視界が白く染まる。
大切な少女たちがそれぞれの場所で、銀色の触手に絡め取られ消えていく姿を見て、本末転倒の契約を結ばされたことを知る。
(Eロイス【愚者の契約】)
「さすがSナンバー」「UGNの理想のために」「オレステスからエレクトラへ定時連絡」
最後に聞き取れた男の言葉はそんなものだった。

【クライマックス】
PC達が目を覚ますと、身体に傷はなく、ポプラの屋敷に寝かされていた。
空気は一切読まず新曲のプロデュースを頑張るという真央と、白もふわんこと、大人しく座るアハト(仮称)が同じ部屋にいる。
出ていこうとするPC達を止めるため、真央は部屋を封鎖(《ラビリンス》使用)する。
次々と鳴る携帯電話。
藤原「まだ動きまわっていい状態じゃない斯波壱哉が抜け出し行方不明」>刑部
壱哉「花のようないい香りがしてからお前のことが心配で仕方ない」>舞
マグダレーナ「いい香りがしてからあなたが心配で仕方ないの」>スケアクロウ
マグダレーナは元々の性格が大部分かもしれないが、彼女と壱哉の心配の仕方は異常だ。
ここから出せと戦意を見せると、白もふわんこが異形化。
毒を滴らせる触手を振るう元白もふわんこを《時の棺》で封じつつ速攻に全力で倒す。
封鎖が解けていくと思った瞬間、真央に面差しはよく似た少女が現れる。
彼女は自分を認識しない真央を抱きかかえると、怒りに満ちた目でPC達を睨み、PC達のエフェクトを封じる。
そのままPC達に襲いかかる気配を見せたが、アハトが開いたゲートの先の光景を見ると、アハトに斬りかかろうとし、舞に阻まれ――ゲートの中に消えていった。
ゲートの先に見えたのは、白い部屋で眠る男。春日恭二だった。

【エンディング】
パソコンと屋敷内の探索をした七星は、前回自分たちが見た春日恭二からのビデオレターのデータを見つける。
画像と音声が別々に用意され、合成されたものだったと気づく。
また、見つけた写真には四年ほど前の日付と、「マスターと」と言う一言、エレクトラと言う名のサインがあった。

アハトが開いたゲートの先ならばアハトの知っている場所のはずと刑部が(対応言語の関係で)尋ねるが、アハトはあれがどこだか知らないと答える。
この状況をどうにかしなければ(助けなければ)と思ったところ、開いてしまったらしい。
アハトもまた【特異点】の持ち主なのだ……。

衝動に飲み込まれ目に映るもの全てを殺そうと思ったスケアクロウの胸に音のない音が響く感覚があり、その共振が衝動を抑えこんでいく。
と同時に胸に浮かんだのは、春日恭二の姿。

自分たちが狙われているようだと気づいた四人は、ばらばらに行動することは危険と判断し、まずは“デウス・エクス・マキナ”から調べる手立てをだ探すことにしてポプラの屋敷を後にした……。

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