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転職支援 英会話教室コミュの27.A−21 英語をうまく聞こえさせる最大のコツ「にこにこ」 にこにこするだけで英会話が円滑に流れる

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 英語を話す際に心がけていただきたいのは「にっこり」することです。これが最も簡単に英語をうまく聞こえさせるコツです。英米人の会話は日本人以上に、にこにこしながら話すものだからです。英単語や熟語をちょっと覚えるよりもぐっと英語上手に見えます。

会話では英語より大事な「にこにこ」

 ぼくは日本国内のホテルに泊まっている時にホテルの方からよく英語で話しかけられます。外見がまるっきり日本人のぼくが外国人と間違えられるのですから、何かが違うのでしょう。最初はどうしてか全く理由が分かりませんでした。最近、長い海外生活で板についた笑顔のせいではないかと思うに至りました。

 海外の土産物店やホテル、空港などで日本人が英語を使っているのを見かけますが、笑顔がなかなか出ていません。旅行英会話のフレーズを暗記してきれいな英語を話そうとするより、にこにこすることの方がよほど会話を円滑にするのにと思います。

 典型的な日本人(昔のぼくのやり方)は英語を話す前にまず頭の中で必死に英文を組み立てます。それでも、相手に
May I help you?
 と言われと、今、考えていた英文が出て来ません。
“……………………”

 そこで、お互いの間にばつの悪い間が生じてしまいます。相手は「この人は何を言い出すのだろう」と不安そうにこちらを見ています。こちらは相手の不安を感じ取って、「長年やっても、ぼくは英語が下手なんだ」と落ち込むことになります。

 これを避ける簡単な方法は、最初からにっこりして相手に近づくことです。にっこりすることは、こちらが心を開いているという証しです。笑顔は伝染しますから、相手もにっこりしてくれます。

 ぼくは昔、試験の際に、受験番号を間違えてしまい、0点になったことがありました。他で努力してもたった1つの小さなことで、すべてが台無しになってしまうのです。笑顔にも、そのくらいのインパクトがあると言っても過言ではないでしょう。

笑顔がいいと英語がうまく聞こえる

 英検1級くらいの方でもまだ笑顔の大切さに気づいていない方が多いように思います。というより、笑顔の大切さに気づくのは英語がもっとベテランになってからの場合が多いようです。構文、単語、発音などに精一杯なのでしょう。これはもったいない話です。にっこりするだけで、英語そのものをうまく聞こえさせる効果があるからです。

 ぼくの妻は、仲良くなったホテル従業員から「あなたの英語はうまいけど、日本の外交官は下手だ」と言われたことがありました。ぼくら夫婦がアラビアで長期滞在用のホテルに泊まっていた時のことでした。そこには各国から来た外交官も住んでいました。

 にっこり上手の妻は、銅メダル英語だとしても、従業員と楽しく会話ができたのでしょう。これに対して日本の外交官は、語学力は高かったとしてもにっこりしないので、ホテルのスタッフとしては話が続いた気にならなかったのだと思います。「日本人は何を考えているか分からない」と言われることがありますが、このあたりに理由があるのかもしれません。

笑顔がいいと、英語ができなくても英会話を乗り切れる

 もっと極端な例を米国でのあるパーティで見かけました。パーティでは誰かと目が合ったら、
“Hi, we haven’t met. I’m Nori.” 初めてですね。のりです。
“Lisa” リサです。
 と言って話し始めます。
 簡略する場合は
“Nori.” のりです。
“Lisa” リサです。
 と、自分の名前だけ言えばいいです。
 ぼくはイタリア人の女性と話す機会がありました。話すといっても相手はほとんど英語ができないことが分かりました。かろうじて、本人の名前と、国籍、夫の仕事の関係で一緒に来たことくらいを聞き出しました。ただ、彼女は話につまると、にっこりほほ笑むのです。つられてぼくもほほ笑むので、なんとか場が持ちました。

2011年3月25日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110322/219087/

 ぼくはそのパーティを1時間くらいで切り上げて帰りました。帰りがけに会場を見渡すと、まだその女性が他の人と「談笑」しているではありませんか。実際には、その方は「談」はできないはずですから、にっこりほほ笑むだけでパーティを楽しんでいるのでした。

 たどたどしい英語を話す日本人でも、このイタリア女性よりは語学力は上の人が多いでしょう。しかし、話をする相手は、どちらと話すのが楽しいでしょうか。

 ぼくはこの経験を自分でも応用したことがあります。ひどい風邪で声が全く出なくなったにもかかわらず、日本から海外に出張しなければならなかった時のことです。家を出てから現地に着くまで、飛行機やホテルのチェックインや入国審査などすべてを、笑顔を振りまくだけでひと言もしゃべらずに通すことができました。ぼくに対応した人たちは、ぼくが声を出さなかったことに気づかなかったでしょう。それでも手続きは自然に流れていったのです。

文化圏ごとに頻度が違う「にこにこ」

 ぼくは「にこにこが足りない」と申し上げていますが、日本に観光やビジネスでやってきた外国人が「日本人はぶっきらぼうな連中だ」という印象を持っているわけではありません。親切で誠実、裏表がない人たちだ、というのが日本人についての国際的な評価です。

 日本人に愛想の問題が生じるのは、小売店やレストランなどで店側のスタッフと話をする時や見知らぬ人に接する時です。例えば、我々がファミリーレストランで注文をする際に、にこにこはしないでしょう。駅で階段を駆け上がっていく人が財布を落としたのを見つけ、ぼくはそれを拾ったことがあります。その方は「どうも」とは言いましたが、笑顔は見せませんでした。

 つまり、「日本人は他人には冷たい」のではなくて、英米と違い、にっこりすることに慣れていないのです。慣習の差ですね。

 「慣習の差」という言い方ではなかなか分かりにくいでしょうから、「ありがとう」の例を挙げます。英米では「Thank you」を多用します。日本人以上に、機会をとらえてはThank you を言います。

 これに対して、中国の文化では「謝謝(ありがとう)」はあまり言いません。日本に帰化した友人の中国人は「向こうに戻って大学の恩師を訪問した際に、つい『謝謝』と言ってしまったら、教授から『水臭くなったな』と言われたよ」と言っていました。彼によれば、日本人は中国人よりも「ありがとう」をよく言うそうです。彼はこの日本の慣習に慣れたようで、中国に帰って親しい間柄の人に「ありがとう」を言い、他人行儀な印象を与えてしまったようです。

 「ありがとう」を使う頻度は英米>日本>中国という順番になっています。同じように、にっこりする頻度も文化圏ごとに違い、英米はその頻度が高い文化圏だということです。

 これに対して、握手は、「日本ではしない。英米ではする」という図式です。なので、「英米人が目の前に現れたら握手をする」と覚えれば済みます。にっこりの場合は我々もそれなりににっこりするので、それがまだ足りないことになかなか気づきません。

 「笑顔が足りない」というより、もともと笑顔を見せながら話す習慣が少ないということでしょう。ぼくはその実例を目の当たりにしたことがありました。アメリカ人の同僚とぼくの2人で日本の会社に商談に訪れた時のことです。相手は日本人の担当部長。部長は、アメリカ人の友人からの質問には英語で答えましたが、日本人のぼくには日本語で返事をしました。

 その際、部長は英語で話す時はにっこりして話すのですが、日本語になると笑顔が全く出てきませんでした。会議が終わった時、同僚は「あの人、君に敵意を持っていたのか? なんで君と話す時はつまらなそうな顔をしてたんだ?」と耳打ちしました。

 ぼくは「日本語は真顔で話す文化なんだよ」と言いましたが、同僚には理解できないようでした。

 これに対して英米人はいつでも笑顔です。エアロビクスのDVDを見れば分かります。あれだけ激しい運動をしているにも関わらず、インストラクターの顔にだけは笑顔が貼りついています。

英米ではにこにこすると得をする

 英米人は日常的ににっこりします。これは自分の身を守り、社会生活を円滑に行うためです。

 海外旅行に行って入国審査を受けるに際して、にっこりの有無でスムーズに通れるか否かの違いが出てくるかもしれませんし、ホテルのチェクインでは良い部屋にしてくれるかもしれません。

 英米のお店で物を買ったり、サービスを受けたりすると、店員の態度がよくないことに気づくでしょう。お店で探し物をしている時に、ぶっきらぼうな言い方で聞くと、「ないですよ」と言われてしまいます。ところが、こちらがにっこりして、「ないでしょうか」と聞くと、相手は嫌な顔をしないで調べてくれるかもしれません。日本でそのような店があれば、「あそこではもう買い物はしない」と決めてしまえばいいのですが、すべての店で愛想が悪いと、こちらが折れなければなりません。

 また、何度も買物に行っているうちに、店員はこちらの顔を覚えてくれます。その際、にっこりするほど早く覚えてもらえます。常連になれば、少しおまけをくれたり、「この品物がいいですよ」と教えてくれたりするようになります。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110322/219087/?P=2

 つまり、にっこりは「他人」の関係を「知り合い」の関係に速く変える力を持っているのです。知り合いの関係になれば、無愛想だった店員からも親切が期待できるのです。

 さらに、英米は日本に比べて物騒な社会です。そこでは、笑顔が自分の身を守ることにつながります。

 ぼくがアメリカで初めて銀行に行った時、どこにどう並んだらいいか分かりませんでした。列ができていればその後ろに並んだのですが、その時は窓口で用事を頼んでいる人以外は1人も客がいませんでした。仕方なく、ぼくはその人の真後ろまで行ったのです。

 その人はぼくが近づいてきたのに気づいて、
“Hello!”
 と言ってにっこりしたのです。ぼくは彼の「うれしそう」とも言える表情を見て、自分の知り合いが偶然その場に居合わせたのかと勘違いしそうになったほどでした。事情を話すと、「あそこの赤い線まで下がるんだよ」と言われました。その時は最初の笑顔はもう消えていました。

 自分のごく近くまで寄ってくる人からは自分の身を守る必要があります。あの方の笑顔は「ぼくはあなたに危害は加えません。良い人です」という意思表示だったのではないでしょうか。

にこにこは練習すれば誰でもできる

 英米人は損得の理由だけでにっこりするのではありません。英米では大臣や社長でも自分の女性秘書を先に部屋に通します。この際に
After you. (お先にどうぞ)
 と素敵な笑顔を見せます。

 初めのうちは、ぼくはこうしたCEOたちの姿を見て、「なんと優雅に紳士的に振る舞うのだろう」とうっとりしていました。英米人と交わるうちに、成功している人ほど目下や弱者に対して優しく接し、相手をリラックスさせる雰囲気を持っていることに気づきました。ぼくが話しかけた時も”I’d never be busy for you.” (あなたのためなら、忙しいなんて言い訳しませんよ)と快く時間を割いてくれました。”for you”のところでぐっときたのを覚えています。

 ぼくも練習の成果が出て、笑顔ができるようになりました。ここではにっこりを増やす簡単な練習方法を紹介しましょう。エレベータに乗る時、一緒に並んでいる人に、にっこり笑いながら、道を譲るのです。最近は日本でもエレベータの中で、「お先にどうぞ」と譲る人が増えてきました。ただ多くの方は、この際もまだ笑顔不足です。いつもより若干余計ににっこりしてみてください。

 男性の場合はレディファーストのレッスンにもなります。にっこりの練習はエレベータに限らず、歯医者の受付でも花を買う時でもできます。

 ぼくが最近やっているやや高度な練習は、不機嫌そうな人をにっこりさせることです。例えば、飛行機の客室乗務員の中には食事を配る際に、笑顔を見せることなく、ただプレートを置いていく人がいます。こういう人を見かけたら、いつも以上に思いっきりほほ笑むのです。こちらのほほ笑み方次第では、相手もほほ笑むようになります。達成感を感じます。

 自分は人づきあいがあまり得意ではないから笑顔もうまくできない、と思っている方もいらっしゃるでしょう。でも、このにこにこ作戦に性格は関係ありません。英単語を覚えるように、テクニックとしてにこにこを覚えるわけです。

 自分の職場でも買物先でも、あらゆる場所で笑顔を振りまいてみてください。にこにこが習慣化してきたら、周りの人から「元気になったね」とか「何か良いことあったの?」とか言われるようになるかもしれません。英会話がスムーズに流れるようになるだけでなく、明るい人だと思われるという副産物もついてきます。

 * * *

今日のポイント
・ 日本人は英米人に比べて、にこにこする頻度が低い。英語を話す時は「郷に入れば郷に従え」で、いつも以上ににっこりしよう。英語がうまく聞こえる。
・ 英米ではにこにこしないと、社会生活を円滑に送りにくい。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110322/219087/?P=3

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