ピンチ会話術は以下のような流れで行います。 (1)自分からあれこれしゃべるにはまだ実力が足りません。従って、相手の話を聞くことに徹します。話題は相手の国の文化などがいいでしょう。「もうすぐイースターだけど、家で何か特別な食べ物でも食べるの?」といった具合です。英語は”Easter, Special food, at home?”くらいで通じます。
こんな時によく言われるセリフがあります。 Are you listening? ちゃんと聞いていますか? Am I bothering you? 私の話は退屈ですか? (3)ここでは「ちゃんと聞いてますよ」(Yes, I am listening.)と言うのですが、それだけでは何か収まりがつかない感じになる時があります。本来ならば、相手の話の中で興味を持ったところについて質問すればいいのですが、それができるほど話が理解できていない場合もあります。
実際、相手は「だって、本当だよ。ぼくはそこまで実力はないよ」と言い出しました。その回答を聞いて初めて、fluke は「幸運だ」という意味だと分かりました。銅メダル英語のレベルでは、試験に出るような単語は覚えていても、会話で使う易しい単語には慣れていないことが多いので、What do you mean?は力を発揮します。
コツはやさしく丁寧に言うことです。ぶっきらぼうに言うと、詰問しているように聞こえます。例えば、女性の容姿ばかりを誉めると、 What do you mean? とやられます。すなわち、「それってどういう意味? 容姿は良いけど、頭は悪いって言いたいの?」と言われるわけです。この場合は強く言ってきます。