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転職支援 英会話教室コミュの22.A−16 アクセントをつけるだけで通じる英語になる アクセントは強く、ほかは弱く

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 「英語の単語には強く発声する個所と弱く発声する個所がある」というアクセントのルールを学校で習いました。これを実践するだけで、英語らしい音が発声できるようになります。母音、子音をいくつも覚える苦労はありません。この1つのルールを習得するだけで見違えるような差が生まれます。

英語は本質的に「音に強弱がある」

 みなさんは駅前で何かの勧誘やセールスに呼び止められた経験はありませんか?ぼくは20代のころ、あまりにしつこく付きまとわれたときに、外人を装いました。日本語が分からないなら、相手はもう追いかけては来ないだろう、と考えたからです。英語をちょこっとしゃべって、そのあとで、「日本語だめです」と言いました。

 外人といっても、見た目は明らかに日本人ですから、日系二世を装うことになります。この際、日本語をおかしな調子にしないといけません。純粋な日本人が話す日本語は抑揚のない単調そのものなのに対して、英米人の日本語には強弱がつきます。以下の文を太字の文字を強めに発音してみてください。

にほんごだめです

 これであなたも立派なニッケイ二世の偽物になることができます。この単純な日本語を言うだけで、付きまとわれなくなりました。たったこれだけで外国人に変身できてしまうのにびっくりでした。

 ただし、今日のテーマは外人への化け方ではありません。
 英米人が強弱をつけた日本語を話すのは、当然、母国語の影響を受けているからです。ということは、我々が英語を話すときは、日本語のように単調に話すのではなく、強弱をつけて話すのが良いということになります。

 前回、発音については「何もしなくていい。自然とできるようになる」と申し上げました。英語の発音は『英語耳』(松澤喜好著 アスキー・メディア・ワークス)によれば、43種類あります。それぞれに精通するには時間がかかります。これに対して、アクセントに関する法則はたったの1つ。これを実行しない手はありません。

 なお、単語ばかりでなく、文の中でも強く発音する部分と弱く発音する部分があります。これについては後日申し上げます。まず取り組まなくてはならないのは、単語ごとの強弱(アクセント)です。

 例えば、president(大統領)はどちらかというと、「プレズドゥン」が近い発音です。economicalはエコノミカルよりも、「エクノムク」の方が本当の音に近いです。読者のみなさんは現時点では「プレズドゥン」も「エクノムク」も奇妙に感じるかもしれません。

 「その音が正しいとして、どうしてそういう発音になるのか分からない。単語ごとに、本物らしい音を1つひとつ記憶していかなくてはならないとしたら、それは大変だ」と思うでしょう。そんな心配は不要です。ルールをちゃんと押さえれば、日本式発音を簡単に英語らしくすることができます。

こうすれば英語っぽい発音ができる

 英語らしい発音に近づけるためのコツをお教えしましょう。基本的なルールは「強いところを強く、弱いところを弱く発声する」ことです。これは実際に学校で学びました。これを実践的に改めたのが以下のルールです。分かりやすくするために1つのルールを2つの側面から表わしました。

・アクセントがある個所以外の音は弱く発音します。母音の音をぼかし気味に発音します。その分、子音の音が強調されます。

・特に注意したいのが、子音で終わる単語です。最後の子音はほとんど聞き取れない程度に発音するだけでかまいません。

 これを以下の2つの例で見ていきましょう。

 この単語を4つの部分に分解して考えます。
(1)pre(プレ) ここはアクセントが来る個所です。強く発音します。
(2)si(ジ) ここはアクセントがないのでぼかし気味に発音します。Iの音を弱く発声するので、子音のZだけが強調され「ジ」が「ズ」と聞こえます。
(3)den(デン) ここもアクセントがないので母音をぼかし気味に発音します。デンのEの音が弱く発音されるので、ドゥンという音に変わります。
(4)t(ト) この音には母音がなく子音だけです。従って、発音が聞きとれない程度に弱くなります。

2011年2月18日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110207/218344/

 これらを合計すると、以下のようになります。
「プレズドゥン」
 これがネイティブに近い音です。日本語式に「プ・レ・ジ・デ・ン・ト」と明瞭に発音しては分かってもらえません。

 もう1つの例を見ていきます。


 ここでも4つに分解して考えます。

(1)eco(エコ) この部分にはアクセントがないので弱く、母音も不明瞭に発音する個所です。Oの発音が弱まります。子音だけを強調する形になります。従って、
「コ」⇒「ク」
と発音します。
(2)no(ノ) この部分はアクセントがあり強く明瞭に発音する個所です。
(3)mi(ミ) この部分はアクセントがなく弱く不明瞭に発音する個所です。母音が弱くなり、子音が主に音として残る形です。従って、
「ミ」⇒「ム」
となります。
(4)cal(カル) 母音のAは弱く発音します。また最後のLは子音だけですから、聞きとれない程度に発音します。従って、
「カル」⇒「ク」
となります。
 これをまとめると、
「エコノミカル」という単語が
「エクノムク」
 となります。

 何回かご自分で発音してみてください。economicalという単語を頭に思い浮かべながら、「エクノムク」と発音すると、ネイティブ並みの綺麗な音になるでしょう。

 ある先生は「いかなまこ」と発音するように指導していました。これも完璧に通じます。両方を英語のつもりで何回か発音してみてください。同じように聞こえてきます。その中間的なところに本当の英語の音があるからです。

 なお、この連載では発音記号を用いずにカタカナで英語を表記しています。発音記号に詳しくなる必要はありません。我々は英語を聞いた際に日本語の音のどれかに近い音として聞いていますから、発音記号を持ちだしたところで、そこに新しい情報が加わるわけではないからです。

 しかも、ネイティブの発音は辞書の発音記号通りではありません。辞書には強弱が十分に表わされていないからです。

ネイティブはぼかした音も正確に聞きとっている

 ぼかし気味の音とは「お茶を濁すようにうやむやに発音する」ことではありません。ネイティブは強く発音される音だけを聞きとっていて、弱く発音される音は適当に聞いているわけではないのです。弱い音も重要です。ぼかし気味の音の方が心地がいいのです。

 ぼくがこのことに気づいたのはrelevantという単語でした。
 この単語はやや難しい語なので、知らない方がいると思います。論理的な話し方をする英米人は会議などでよく使います。ビジネススクールの入試には必須単語です。

 この単語には否定型があり、
relevant 意義のある、重要な
irrelevant 意義のない、重要でない
 という意味です。

 否定形ではただ「イ」の音がつくだけです。
 日本語で表記するとレラヴァン
イレラヴァン
 となります。アクセントは「レ」にあるので、最初の「イ」は聞きとれない程度に小さな音で発声されます。意味が正反対なのに、こんな小さな違いしかありません。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110207/218344/?P=2

 同じような構造をしている単語はたくさんあります。形容詞の前にI「イ」をつけることで意味が正反対になるケースです。例えば、
legal  合法だ
illegal 非合法だ
 があります。これも同じように聞き取りにくいのですが、合法か否かは話の前後関係でだいたい察しがつきます。

 しかし、重要か否かはその人の考えだけで決まることが多いので、この「イ」があるかどうかは、どうしても聞き取らなくてはなりません。ぼくら日本人には難易度が高いのですが、ネイティブは平気でこれをやっているわけです。

 ぼくはこのことをある日本語の堪能なアメリカ人に指摘したことがありました。すると、彼は「日本語だって同じようなことがある」と言うのです。

 彼によれば、日本語の漢字の「右」と「左」は同じように見えるというのです。「島」と「鳥」も同じように見えるようですが、「島」と「鳥」は間違ってもたいしたことはない。でも左右の間違いは危険が伴うことがあります。なのに、日本人は平気でこの2つの文字を区別して認識していると言いました。

 確かに、我々は左右の文字を見間違えることはありません。同じように、英米人も「レラヴァン」と「イレラヴァン」を聞き間違うことがありません。

綺麗に発音するだけで、できる気になってくる

 ここで薦める方法で発音すると、急にネイティブに近づいた音になります。「自分もけっこうできるなあ」と自己礼賛したくなります。これで英語が嫌いな気持ちが減るなら、大いにけっこうなことです。

 しかし、それと同時に、「なんだかアメリカかぶれしてやしないか」という気持ちが起きてくるかもしれません。格好をつけているような嫌悪感を持つかもしれません。ぼくがそうでした。「英語がほとんどしゃべれないのに、発音だけいっぱしの真似をしても恥ずかしいだけだ」と思っていたのです。

 今なら断言できます。そんなことはありません。何かにつけて、「アメリカでは」と言う人はアメリカかぶれですが、発音をできるだけネイティブに近いものにするのはアメリカかぶれではありません。そうしないと本当に通じないからです。

 「あまり綺麗に発音しちゃうと英語がうまいと勘違いされてすごい勢いで話されてしまうのではないか」と心配する人がいます。これも全くの杞憂にすぎません。いくらうまく発音しても日本人の癖が抜けることは一生ないでしょう。どんなに上手に発音しても、ネイティブの耳をごまかすことはできません。

 安心してうまくなってください。1つひとつの発音はまだまだだとしても、綺麗なアクセントができるようになってきたら、どんどん自己賞賛をして、やる気を掻き立ててください。

*  *  *

今日のポイント
・ 英語の単語にはアクセントがある。そこを明瞭に発声し、あとの母音はぼかし気味に発声する。それだけでぐんとネイティブの発音に近づく。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110207/218344/?P=3

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