被災地・避難所の障害者のためにコミュの避難所での障害者の必要品(水分摂取のために)

このトピックでは被災地や避難所の障害者(重度障害者を含め)にとって、とりあえず必要な物を書き上げていこうと思います。
いまの段階では普通の方たちでさえ必要品が手に入らない状態なので、障害者(重度障害者を含め)が最低限の状態を維持するのに必要な物だけを書きます。

まず、障害者(重度障害者を含め)に限らず人間にとって一番重要なのは水分摂取です。
普通の車イスに座り自分で移動できる様な方は上半身の姿勢が保てるので、コップ等(ストローも含めます。)から直接飲み物を飲む事が出来る方が多いようです。けれど、リクライニング式や特殊な形の車イスに乗っている方は上半身の姿勢が保てない場合も多く、それも含めて重い障害での様々な身体的理由からコップ(ストローも含めます。)等から直接飲み物を飲む事が出来ない方が多いんです。
その様な方たちの多くは主に二つの物を使って飲み物を飲む事が多いです。
その一つはビニールチューブです。これは点滴の管をちょっと太くした様な物です。
一般的に園芸用品を売っている所にあります。１メートル単位とかで売っている事が多くて、これを適度な長さに気って使います。ビニールチューブには太さが数種あり柔らかい物と硬めの物があります。また、ペットショップで売っている熱帯魚用のエアチューブ(水槽に空気を送る管。)でも構いませんし。もちろん、点滴の管でも良いのですが、なかなか手に入り難いです。
実際に使う場合には柔らかい物が良く、使い方はストローと同じ感覚(飲み物側を持ってもらわなければならない場合もあります。)です。
このビニールチューブですと、吸う力さえあれば姿勢と関係なく(たとえ、横になったまま頭を上げなくても)飲めますし。脳性マヒ特有の自分の思いとは関係なく体が固まったりジタバタしたりという状態でも飲めます。
ただ、このビニールチューブを使うのに適さない障害者の方も居ます。吸う力が無かったり吸う事自体を自分でコントロール出来ない障害者の方だと飲めなかったり飲んでいる途中でむせてしまう事があります。
もう一つは吸い飲み(一般的に楽飲みと呼ぶ場合もあります。)です。吸い飲み(楽飲み)は病院内の売店や大きな薬局に売っている物で、寝たきりの病人の方が使っているのをご存知だと思います。
吸い飲み(楽飲み)も介助の仕方である程度は姿勢を選びませんし。吸う力が無かったり吸う事自体を自分でコントロール出来ない障害者の方でも飲む事が出来ます。
ですが、逆に自分の思いとは関係なく体が固まったりジタバタしたりという障害者の方には向いていません
そして、何よりも吸い飲み(楽飲み)は飲む事自体を介助しなければならないんです。障害の状態によっては口に入れるタイミングや量も介助する人がコントロールする必要があります。
その点において、ビニールチューブより飲んでいる途中で多少むせやすいですし。解除にも少しコツや慣れが要る場合もあります。
ビニールチューブと吸い飲み(楽飲み)のどちらを使うかは障害者の方本人に聞いてもらうのが一番です。ただ、一つの目安として、比較的にしゃべれる障害者の方はビニールチューブ、あまり喋れない障害者の方は吸い飲み(楽飲み)を使う事が多いです。
ただし、ビニールチューブと吸い飲み(楽飲み)が避難所等々にあるとは限りません。そこで代わりになりそうな物も幾つか挙げておきます。
まずは飲み口やチューブが付いた水筒やドリンクボトル。同じく飲み口やチューブが付いた幼児用カップ。それに哺乳瓶の吸口の穴を大きくすれば直接含ませたりストローを差し込んで使う事も出来ると思います。まあ、これらの物もあるとは限らないですし。幼児や乳児を優先させるのは当り前です。あと、最終的な方法として、ビニール袋に飲み物を入れて下の角を小さく切るか穴を開けてもなんとか使えると思います。
要は、どんな姿勢や状態でも確実に口に入る事と傾けてもこぼれない事がポイントです。

これ以外の物やアイデアがあれば書き込んでください。お願いします。