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国語・算数教室コミュの9.心と体の密接な関係について知ろう!

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 ガロア通信第6号のテーマは「心と体の関係」です。昔から「病は気から」とも言われ、心の状態が健康状態に影響を与えることが知られていました。最近の研究ではさらに心の状態が記憶力や思考力、老化などにも強く関係していることが分かってきました。

楽しんだり感動したりすることは、記憶力や思考力を高め、学力向上に役立つだけでなく、認知症の改善や予防にもなる!

 日本福祉大学大学院情報・経営開発研究科の久保田競教授は「人間は『気持ちがいい』と感じると、脳内でドーパミンという物質を分泌し、これが脳の記憶のシステムに効く。美味しいものを食べたり、恋愛をしたり、趣味に没頭したりと、生活にちょっとした“楽しみ”や“感動”を加えるだけで、記憶の能力を高めることができる。」と述べています。
 
 2009年1月10日付朝日新聞にも『楽しい趣味、長く続けると認知症予防に効果 都老研調査』と題し『軽い認知機能の衰えがある「認知症予備群」の高齢者でも、知的な趣味と運動を定期的に長く続けると、記憶力や注意力などが改善することが、東京都老人総合研究所(都老研)と世田谷区の研究でわかった。』という記事が載っていました。

心の状態は、健康にも強い影響を与える!

 2008年10月に放送された「NHKスペシャル 病の起源 第3集 腰痛 それは二足歩行の宿命か?」で、腰痛になる原因として、次の3つが挙げられていました。

1.無理な姿勢を長時間続けること
2.激しい動作の繰り返し
3.心理的ストレス

 番組では、心理的ストレスを与えると背筋の緊張が高まり、腰椎(ようつい)の負担が70kgも増えると紹介されていました。
 また、気分が沈みがちな人、不安でじっとしていられない人などは、精神が安定している人に比べて、30倍重い腰痛になりやすいとのことです。
 ちなみに番組では、毎日長い距離を歩く人には腰痛がないと説明されていました。長い距離を歩くことは良い運動になるだけでなく、痛みを和らげるドーパミンや不安な気持ちを打ち消すセロトニンが分泌されるので、腰痛にとても良いとのことです。

笑いには、血流を改善して脳を活性化する、免疫力を向上させ病気に強くする、学習能力を高めるなどの効用がある!

 2009年1月5日付の琉球新報朝刊に『「道化師が笑わせる病気治療」に2億5000万円支援 イタリア政府」』という記事が載っていました。
 新聞によると「イタリア政府は、道化師役の人が病気の子供を笑わせて子供の回復を図る臨床道化師治療の有効性を認め、普及のため2億5000万円を支出することを決めた。」とのことです。
 この道化師治療は、欧米だけでなくすでに日本でも行われ始めています。

 「笑い」には、次のような効用があることが医学的にも分かっています。
1,α波が増えてリラックスし、ストレス解消になる。
  ストレスが解消されることで血圧も低下し、心臓病などのリスクが軽減される。
2,脳の血流が増え、脳が活性化する。
  記憶力や思考力も高まり、老化防止や認知症の予防が期待できる。
3,免疫力が向上する。
  病気にかかりにくく、また直りやすくなる。
4,脳内麻薬が分泌され痛みを緩和する。
  ケガや病気などによる痛みが軽減される。
5,血糖値の高い人は、血糖値が低下する。
  糖尿病の患者に効果がある。
 
心身の健康を保ち、脳の働きを高めるために
 これまで述べてきたように、「笑い」や「楽しいこと」「感動すること」などは、心身の健康や脳の働きを高めることにとても効果があります。
 読谷村の村民が、今より笑いや感動の多い充実した生活を送ると、児童生徒は学習能力をより向上させ、高齢者は老化を遅くし、人は皆より健康な生活を送れるようになります。そして、健康な人が増えると医療費が軽減され、経済的にもより豊かになるのです。

胸がわくわくするような目標設定や、夢、希望について語り合う機会を増やそう!

 人は、目標や夢や希望を持つと「やる気」「持続する力」「工夫する力」が湧いてきて、生き生きとしてくるものです。そして、明確な目標設定があると、日々の行動が意味あるものとなり充実してきます。そして日々の生活が充実していると、脳の中にドーパミンなどのホルモンが分泌されて脳を活性化させ体を健康にするのです。
 夢・希望は、老若男女問わずあらゆる人々の記憶力や思考力を伸ばし老化を遅くし、病気に対する抵抗力を強化し、生きることそのものを楽しくしてくれるものなのです。
 年齢に関係なくぜひ夢や希望を持ち、それについて話す機会を増やして欲しいものです。

友達や仲間を大切にしよう!

 目標設定や夢・希望について語り合うには、その話す相手が必要です。そして、勉強するにしても仕事をするにしても遊ぶにしても、1人よりは仲間がいた方が楽しいし、効率も高まることが多いものです。
ドイツの思想家シラーは「友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする」と述べていますが、現代の脳科学は、友情は学習能力を高める、健康を強める、老化を遅らせるという効用があることも明らかにしているのです。
 最近は、外で遊ぶ子供達が激減し、友達と遊ぶことも減ってきています。しかし、ある程度の代価を支払ってでも仲間や友達を大切にすることは、十分価値があることなのです。
人間関係の基礎は幼年期に形成されるものです。また、利害を抜きにした人間関係には子供の時にしか学べないものがあります。ですから、特に幼い頃は積極的に友達と遊べるようにしたいものです。

思い出を大切にしよう!

 未来に目を向けるだけでなく、過去に目を向けることも、また脳と健康に良いものです。
日本福祉大学大学院の久保田競教授は「思い出は脳にとって最良の栄養です」と述べています。まず、「心地良いなつかしいという感情」がドーパミンを分泌させ、脳を活性化させます。それから、思い出すという作業では、脳の前頭葉という部分を使うのですが、その前頭葉の訓練になり記憶力と思考力が高まるというわけです。
 思い出を語り合える家族や仲間・友人がいるということは、そういう意味でも、とても有益なことなのです。また、共通の思い出や夢、希望について語り合うことは、お互いの連帯感をさらに強めることにもなります。そして、その幸福感がさらにドーパミンの分泌を促すことになるのです。

辛いことや厳しさも体験しよう!

 人生の厳しさを経験したことのない人は、たくましく成長することが出来ません。そして、肉体的にも精神的にもひ弱だと、すぐ疲れたり不平不満が多くなったりして、脳の中にドーパミンが分泌される機会が減ってしまいます。
 「心の底から湧き上がる喜び」とは、様々な苦労や困難を乗り越えて初めて手に入れることができるものなのです。
 今小学生達の間では「バトルスピリッツ」というカードゲームが大流行していますが、「手に入れにくいカードほど、手に入れたときはとても嬉しい」と子供達は言っています。単なる遊びでも、大きな苦労ほど乗り越えたときは嬉しいものなのですね。

感謝しよう!

 人に何かして文句を言われるよりは「ありがとう」と言われた方がはるかに良いものです。「ありがとう」という言葉は魔法の言葉だという人がいますが、まさにそうです。「ありがとう」と言う人も言われる人も、脳の中にドーパミンが分泌されるのです。
 このガロア通信第6号を最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

コメント(2)

ンチャさん
準備中のコミュニテイの書き込みありがとうございます。
すべてこれから生かして行きたいと思います。
これからも宜しくお願い致します。
ふたみさん
すでにこのコミュニティに参加されいる方のために、少しずつ情報量を増やしていこうと考えています。参加者からの質問や希望があれば、そういう情報などを中心に提供していきたいと考えています。

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