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怖い話で眠れなくする!!コミュのいじめてたあいつ 二話目

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いじめてたあいつ     2話目


キムチの話になり俺は職場の宮本君の話と立川の車のイタズラの話をするとのぼるが「その宮本君がキムチだったら、犯人は確実にキムチだろ?…名前だって親が離婚して変わったんじゃね?
本当にキムチじゃね〜の?」

俺は「わかんねぇけどまだ話もしてねえしな。違う気もするけどキムチって言われりゃキムチなんだよな〜のぼるに見せてえよ」

のぼるは「見てえよ!マジで!気になるじゃん!
あの頃の立川は酷かったからな〜ハハハッ絶対今でも恨まれてんだろうな」

立川は「あいつが母ちゃんの金盗むから悪りぃんだよ!!自業自得だろ!!」

のぼる「そりゃそうだけどさ、今思うとかなり酷かったよな!!俺だったら自殺しちゃうよマジで!」

立川は昔の事を思い出している様子。

のぼる「あの根性焼きもぜってえ跡残ってるだろ?
あっ……

その宮本君の腕見れば分かるじゃん!!
火傷あったら確実じゃん!」

俺は確かにそうだと思ったが会社の方針で半袖を着ると汗が製品に着いたり怪我の原因にもなるので常に長袖を着なければいけない。
袖をめくってもいけない。
夏は汗だくになって仕事をする。

だから普通に見る事は出来ないがみんな一日一回は着替えるのでその瞬間を見るしかない。

今度チャンスを伺って見てみようと思った。

直接話を聞けばすぐに済む話だがどうしても話しかける気はしなかった。
立川もだ。
もし本当にキムチだったらなんて声をかけていいか分からないし出会ってからキムチとしか呼んでなかったから下の名前も憶えてない。

キムチの話をしているとサキちゃんは話に取り残された感じで何も言わない。

俺はその様子に気がついて「ゴメンゴメン!もうキムチの話終わりー」
と言うとサキちゃんが「あのさ……お母さんには言わないで欲しいんだけどね…
あの時にお金を盗ったのサキなんだよね…」

俺達は一瞬固まりサキちゃんを見た。

サキちゃん「あの日ね…お母さんと大喧嘩して困らしてやろうと思って一万円札を財布から抜きとったの…」

立川「本当かっ?マジか?」

サキちゃん「…本当。でもあんな騒ぎになると思わなくて言えなかった……
でも財布にまた戻したんだけどもう遅くてさ…


兄(にい)怒ってる?」

立川「別に怒ってねぇけどビックリすんじゃねぇかよ。バカ」

のぼる「それじゃあキムチ盗んでねえじゃん!!」

そうだ。
キムチは盗んでなかった。

俺達はあんな事をしてしまった。
後の祭だった!!

立川は頭に手を置きながら何やら考えて混んでいる。

あれだけの事を無実の人間にしてしまったのだ。

俺は「でもキムチは盗ったの認めたんだろ?」

立川「認めたってか認めさせた!あん時すぐに殴っちゃったからな…。」

のぼる「ビビって認めたって事か!」




しばらく沈黙が続いた。


宮本君の正体が更に気になった。
他人である事を願った。

その日は行く予定だったおばちゃんのスナックに行くのは辞めた。

みんなそんな気分じゃない。

のぼるは帰って来るといつも俺の家に泊まる。
その時は立川も俺の家で泊まる。
車は大事にしていたが部屋はかなり汚いし散らかっているからだ。

俺の家も散らかっているけど立川の部屋に比べたら全然マシだったから。

三人でコンビニの缶ビールを飲みながらキムチの話を思い出してた。

酷い事したなと三人とも罪悪感に襲われた。

するとのぼるが「そういえばキムチと1人仲良かった奴いるじゃん…あの色白メガネのスポーツ刈り!」

俺「いたいたっ!!名前なんだっけか?      思い出せねえな…。」

みんな思い出せない。

立川が「アルバム見ればわかんじゃん!!」

そうだ!アルバムだ!

しかし皆アルバムは実家だったし、もう夜中だった。

でも気になって仕方ない!!

立川が「家に取りに行こう」
と言ったのでよしっ行くぞって事でタクシーを呼んで取りに行った。
モチロン料金は割り勘だ。

立川の家は高2の頃に一度引っ越しており昔の古いアパートじゃなくて綺麗なマンションにサキちゃんとおばちゃんが2人で暮らしていた。

チャイムを鳴らすとサキちゃんが出て来た。

サキちゃん「どうしたの?」

立川「中学のアルバム!どこにある?」

サキちゃん「知らないよ。お母さんに聞けば?」

立川はおばちゃんに電話して場所を聞いて物置部屋のふすまの中を皆で探す事30分。

サキちゃん「あった!これでしょ?」

間違いない。

久しぶりに見る。

キムチは転校したから写ってない。

色白メガネのスポーツ刈りよりも当時の俺達を見た。

皆金髪で若い。

懐かしくて笑ってしまう。

そしてのぼるが「こいつだろ?」と1人を指差した。

こいつだ!!

名前は佐々木◯◯。

するとサキちゃんが「この人リカちゃんのお兄ちゃんだ。」と言った。

立川「マジ?まだ連絡取ってんのか?」

サキちゃん「たまにね!」

立川「一回電話して兄貴の番号聞いてくれ」

サキちゃん「もう寝てるかもしれないじゃん」

立川「いいから電話して聞け!キムチの事聞きてぇんだよ」

サキちゃんはキムチの名前が出た途端すぐに電話をかけた。

やっぱりキムチに罪悪感があるのだろう。

立川はサキちゃんが聞いてくれた番号にすぐに電話をした。夜中だろうが関係ない。

すると佐々木は電話に出た。

立川はキムチについて聞いている。

そして10分ぐらい話をして電話を切った。

俺は「なんて言ってた?」

立川「なんか今はわかんないらしいけど転校直後に電話かかってきたらしい。
俺らの事かなり怨んでたみたいだわ。
特に俺だってさ!

殺ろす宣言してたらしい…

何がなんでも殺してやるって何回も言ってて少しおかしかったらしい。

佐々木は今◯◯に住んでるんだけどこの辺でキムチっぽい
奴こないだ見かけたって言ってた!!


ちなみにキムチの親が離婚したかは知らないって。

でも家の中はかなり荒れてたってさ…」

俺達全員罪悪感に包まれる。

特に立川とサキちゃんはかなり暗くなってた。

そして立川の家で寝て起きるとのぼるは帰って行った。

宮本君の正体が分かったら教えてくれと言って。

休みが明けて2人で電車通勤だ。
立川の車のフロントガラスが直るまでだが駅から家までも少し離れているし、電車とバスを乗り継がなくてはいけないし、かなり面倒だから早く車の修理が終わることを願った。

通勤中俺と立川はある計画を立てた。

宮本君の正体を調べる計画。

宮本君の班には以前俺らの班から移動になった高橋がいる。

その名もタカピーだ。
彼は百キロの巨体だがかなり機敏な動きが出来る動けるおデブちゃんでかなり愛嬌がある。

後輩だし色々頼みやすい。

朝礼前にタカピーに「ちょっといい?」

タカピーは不思議そうな顔をしている。

俺は「今日さ仕事終わった後あいてない?」

タカピー「…別に何もないっすけど。どうしたんすか?」

俺「久々に飯行こうよ!奢るよ!天◯◯(中華屋)行こうよ!」

たかピーに飯を奢るのは中々勇気がいる。
なんせあの巨体。
みた目通りかなり食べる。
だけど仕方ない!

俺「終わったら自販機の部屋で待っててよ!」

タカピー「わかりました。」

仕事が終わり俺達はタカピーの待ってる自販機の部屋に向かった。

俺「お疲れっ!行こうか!」

タカピー「お疲れ様っす。行きましょう!腹減って死にそうですよ〜。
天津飯食べたいっす〜」

立川「はははは、相変わらずだな!」

中華屋に到着してまずはとにかくビールだ。

乾杯するとタカピーは一気だ。
初めの一杯は基本なんでもタカピーは一気する。
それからハイペースで飲み続ける。

俺は財布の中身が心配になった。
立川は修理代があるので今回は俺の奢りだ。

俺は「タカピーの班にさ宮本っているだろ?」

タカピー「宮本さんですか?いますよ、何かあったんですか?」

俺「別にたいした事じゃねえんだけど手伝って欲しい事があんだよね。
手伝ってくれたらタカピーが食いたいのなんか奢ってやるからさ!」

タカピー「マジっすか?手伝いますけど内容によりますよ…
なんの手伝いっすか?」

俺「その宮本君となるべく話を色々して宮本君が言った事を憶えといて欲しいんだ!
後腕に火傷の跡がないか見といて欲しい!
簡単だろ?」

たかピー「…ちょっと厳しいですね。宮本さん無口で仕事の用事以外話しないんすよね。

毎日一回も着替えないし。

俺なんか三回着替えますけどね。」

俺「ほんと頼むわ。俺と立川のお願い!!キャバクラも奢ってやるから!!」

タカピー「やります!!期限はいつまでっすか?」

キャバクラに即反応!!

だが憎めない。

俺「長くて二週間!!もし無理だったら両方なしだからなっ!

誰かに言ってもなしだ!!

今日のこと自体秘密にしろよ!!」

タカピー「わかりました!!また報告します!」

この日の支払いは中華屋で三人分の料金じゃなくて七人分を支払った俺。

財布には千円しか残らなかった。
恐るべしタカピー。

だけど今はタカピーしか頼れる奴がいない。

別れ際に「なるべく早くな〜」と伝えると「分かってます!早く焼肉食べたいんで」

本当はキャバクラだろうがと思いながら俺たちは家に帰った。

立川は別の場所に駐車場を借りた。

またフロントガラスを割られたらいくら金があっても足りないからだ。

それから3日ぐらい過ぎて立川の車が修理から帰ってきた。

フロントガラスは直ってるものの車に着いてるキズは生々しい。

会社は車のイタズラが他の社員の車まで広がったらイケないと言う事で一部の駐車場に防犯カメラを設置してくれた。

なので俺達はまた車で通い始めた。
もしまたイタズラされても犯人が分かるのでそれだったらイタズラされても構わないと立川は言った。
とにかく犯人が知りたかった。

それからしばらく車のイタズラはピタリとやんだ。

班長の車も何もされていない。

イタズラがなくなっても俺達の問題は解決してない。

宮本君はキムチなのか?

それとも他人の空似なのか?

それだけだった。

タカピーに宮本君を調べてもらうに頼んでから一週間以上の時間が経っていたので(もうそろそろかな?)と思ったがタカピーは何も言ってこない。

俺と立川はシビレを切らしてタカピーを呼び出した。

仕事終わり自動販売機の部屋で待っているとタカピーが来た。

タカピー「お疲れ様っす。大体分かりましたよ!!…ここではあれなんで、とりあえず会社から出ませんか?」

俺「そうだな!立川の車で話そう!タカピー家確か◯◯市のガストの近くだったよな?」

タカピー「そうっすよ!」

俺「立川送ってやろうよ!その近くのガストで話聞こうぜ。」

立川「そうだな!オッケー行こうか!」

俺達はタカピーの家の近くのガストまで行った。

晩飯を食べながら話を聞くと

タカピー「…宮本さんの腕に火傷の跡ありましたよ。なんか小さな火傷の跡がいっぱいありました。
あれ何なんですか…?」


俺と立川は顔を見合わせた。

(キムチだ!!宮本君はやっぱりキムチだったんだ!!)



3話に続きます。

コメント(16)

超〜気になる!

早く〜早く〜第3話!

お願いいたしますわーい(嬉しい顔)
あせあせ(飛び散る汗)またまた次回へ…だ失恋気になる〜あせあせ(飛び散る汗)
キムチ〜
続き待ってます!
気になります〜あせあせ(飛び散る汗)早く続き読みたいですお願い
うわぁ〜気になる(*≧∀≦*)
この話、きっと有料でも読み続ける(*´∇`*)
すごい才能(*≧∀≦*)

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