[MIXI作詞道場]コミュの[君は鳥だ！免許皆伝だ！]

★さわけんさんの「Bird」に免許皆伝を授与します。
　おめでとうございます。みなさん。お祝いのメッセージお願いします。
　それにしてもさわけんさん、だんだん”常連の顔”になってきましたね。
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　『Bird』

かじかんだ手をポケットに入れて
懐かしい電車に乗った　
白鳥が鳴く故郷
春の匂いがする

宿なしの鳥のように
そこら中を飛び回ってきた

　羽をひろげ　広い世界に
　僕は飛びたったけど
　いつからだろう
　止まり木を探してる

　
風の中にある未来を追って
何を手にいれた？
ふと窓に映る顔
少しやつれていた

何かが変わったのだろうか？
窓の外を眺めてみる

　風にふかれ回る風車
　街を見下ろしている
　道端の桜並木
　何もかわらないまま

美しい場所はいくつもあったけど
帰ってきてしまった
心が満ちるのを待って
また一から始めればいいか

　空の青にとける思い出
　胸の中で翼になる
　僕は僕らしさ抱いて
　どこまで飛べるだろうか？

　どこまで飛べるだろうか？　
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＜講評＞
★この作品は、どちらかと言うと主人公の心情を描くことに中心が置かれていますが、それがひとりよがりではなく、ある意味とても内省的で説得力があります。
　ただ、ややもすると＜自問自答＞や＜堂々巡り＞に陥り、歌としてのパワーに欠ける難点も散見しました。それを修正しながら、状況設定（情景描写）とのバランスがうまく保たれ、結果、心に響く作品になったと思います。
　強いて言えば、やや抽象的で、言葉のムードに頼っている感もありますが、ただタイトルを「Bird」としたことで、多くの危険性が救われたことも事実です。「そうか・・・彼は（主人公は）鳥なんだね」と妙に納得してしまうところがあります。いや、さらにシンパシー（親しみ）を感じてしまうことすらあります。
　詩の内容としては、比喩としての鳥と現実での人との関係がややあいまいな点は気になるのですが、この「Bird」というタイトルを付けたことで全体にイメージのフィルターを掛けたような効果が生まれたのです。ある意味、してやられました。不意を突かれました。1本取られましたね。ただ一言一言（フレーズ）は端正な美があります。歌ってみたい気にさせる一品です。

コメント(7)

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[1] mixiユーザー 11月12日 23:24

ありがとうございます！常連の顔と、言ってもらうにはまだまだ未熟ですが、嬉しいです

一言一言に力が入り過ぎず抜け過ぎずで雰囲気を壊さないようにいつになく時間をかけて作りました。歌いたくなるフレーズは最高の褒め言葉です！ありがとうございます。
最近は、ギターを使って、音楽のできる会社の人間と二人で作曲をしてます。ここで作詞を学んだおかげで、少し前向きに音楽に取り組めるようになりました。
師範ありがとうございます！

[2] mixiユーザー 11月13日 00:13

おめでとうございます。言葉一つ一つ情景描写とか、とても美しいと思います。近くに楽器が弾ける人がいるというのは、かなりプラスだと思いますよ

[4] mixiユーザー 11月13日 22:26

> まろんさん
二人とも作曲も作詞もできてで、あぁでもないこぅでもないとやりあって、楽しいですね

弾き方一つにもこだわったり。
新しい作品、また師範とのやり合いを楽しめるといいですね

言葉一つ一つにまでこだわり合うというのは、楽しいです！