【ここにいて欲しい】
ここにいて欲しい。
あなたに。
だけど
強がり言って
さよなら。
後ろ振り返らずに
先にドアを開け
足早に歩くと
冷たい夜風が
びゅっと吹き込んでくる。
心まで、心まで
吹き込んでくる。
｢待って｣って
言って欲しい。
追い掛けてきて欲しい。
抱き締めて欲しい。
試したんだ。
素直でいるには
弱すぎる。
大切なものを
壊してしまうには
早すぎる。
いきなり
終わってしまうことには
臆病になる。
都合よくあなたを誘惑するだけなら
姑息な手立ては
いくらでもある。
だけど
試したんだ。
そんな私を
誰も知らない。
こんな私を
あなたは知らない。
私は
私だけが知る。
朝を呼び寄せるまで
あなたといたい。
それを言えなかった酬いは
誰の気配もない自分の背中。
ここにいて欲しい。
ほんとだけど
さよなら。
…………………………
｢あなたに逢いたい｣が基本だと思っていたら友人某氏が｢自分は一緒にいたい｣が基本だと宣った。
心の扉を全開にして素直になれば確かにそれがアタリです。
私はズタズタに傷つくことを作品中のコトバとして出すことですら怖がっていたのです。
そんな臆病な自分がわかりました。
作ったのは昨年の年末だから風は冷たいのですね。
ここにいて欲しい。
あなたに。
だけど
強がり言って
さよなら。
後ろ振り返らずに
先にドアを開け
足早に歩くと
冷たい夜風が
びゅっと吹き込んでくる。
心まで、心まで
吹き込んでくる。
｢待って｣って
言って欲しい。
追い掛けてきて欲しい。
抱き締めて欲しい。
試したんだ。
素直でいるには
弱すぎる。
大切なものを
壊してしまうには
早すぎる。
いきなり
終わってしまうことには
臆病になる。
都合よくあなたを誘惑するだけなら
姑息な手立ては
いくらでもある。
だけど
試したんだ。
そんな私を
誰も知らない。
こんな私を
あなたは知らない。
私は
私だけが知る。
朝を呼び寄せるまで
あなたといたい。
それを言えなかった酬いは
誰の気配もない自分の背中。
ここにいて欲しい。
ほんとだけど
さよなら。
…………………………
｢あなたに逢いたい｣が基本だと思っていたら友人某氏が｢自分は一緒にいたい｣が基本だと宣った。
心の扉を全開にして素直になれば確かにそれがアタリです。
私はズタズタに傷つくことを作品中のコトバとして出すことですら怖がっていたのです。
そんな臆病な自分がわかりました。
作ったのは昨年の年末だから風は冷たいのですね。
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