Glyph.コミュの柳本さんの本が出ます！

ワークスコーポレーションより、柳本さん初の著書になる「DESIGN＝SOCIAL」が発売されます。

初の著書というと、「じゃあGlyph.の本はどうなのさ？」という声も聞こえそうですが、内容を読んでいただければわかるように、柳本さんの言葉で「デザインがここまでやってきたこと」、「これからのデザインのありかた」、が書かれています。

彼のブログ「metabolism」を読んでいる方は、その言葉の意味深さをご理解いただけていると思います。
http://metabolism.jugem.jp/

モノや情報をコレクトしてきたからこそ積まれてきたデザインの知識、
単発の知識が増えることでつながった歴史上での必然性と偶然性、
そして、言葉として結ばれることになった社会におけるデザインの意味。

柳本さんだから語ることのできる内容をぎっしりと詰め込んでいます。

ビジュアルも豊富に用意していますので、ビジュアルそのものを楽しんでいただくこともできますが、「読むことで過去のあのデザインの見方が変わる」なんてこともありうる、新しいかたちの書籍です。

ぜひともお手にとってみてください。

-------------------------
【Chapter 1：企業とデザイン】

総論：時代とともに変化してきた企業とデザインのつき合い方

● ウルムとブラウンデザイン
● スウェディッシュ・モダンデザインのルーツ
● クリエイティブなシトロエン社のカタログ
● IBMのデザイン戦略
● コカ・コーラと20世紀産業の展望

☆Column 1　海外航空会社のカラーリング

……
【Chapter 2：アイソタイプとピクトグラム】

総論：モダンとポストモダンの狭間でハイブリッドに向かうデザイン

● オットー・ノイラートとアイソタイプ
● インターナショナル・コミュニケーションの完成
● メキシコとピクトグラム

☆Column 2　世界で用いる「赤」の理由

……
【Chapter 3 文字・写真・印刷】

総論：メディアの発展で変革してきたデザインスタイルと文化

● スイスとグリッドデザイン
● タイポグラフィと社会のつながり
● ハーブ・ルバーリンの書体革命
● 写真集とデザイナーの関係
● 写真切り抜きと表現
● オランダのリトルプレス
● ピーター・ブラッティンガとデ・ヨングの『クワドラブラッド』
● オランダ印刷協会とクリエイターの関係
● ワンコンセプトブックと視点の多角性

☆Column 3　米国の製紙会社が展開してきたグラフィカルな紙見本帳とは？

……
［スペシャル対談］
企業とデザインの距離感とは　―スマイルズ遠山正道氏を訪ねて―

……
［ DESIGN＝SOCIAL 特別編］
僕のデザインへのかかわり方、そこから社会につながった理由

-------------------------
定価：2,415円（税込）
判型：A5変型
頁数：192ページ
発売：2008年11月4日