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萌えろ!縄文石器コミュの農具、工具としての石器  石箆

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 箆状石器とも呼ばれる。ほぼ左右が対象で上方が狭く、下方が広がっている。
また、側縁が大きくえぐられ下方が大きく広がっているものもある。刃部は丸刃もしくは直刃であるが、片刃が多い。
極めて定型性の強い石器で、出土地が異なるにもかかわらず形状はほとんど同じである。
 縄文時代早期中葉から晩期までの長期間にわたって存続する石器であるが、地域的には限定されており東北地方北部から北海道南部にかけて主に分布している。

コメント(15)

出土地 青森東部 縄文晩期

定型性の高い石箆としては珍しく、丁寧な両面調整がなされている。
製作技術は非常に高く、非常に卓越した専門的職人の手によるものであろう。
出土地 秋田県北部 縄文早〜前期

典型的な形状の石箆。薄片を片面は基部のみ調整。
反対面は大まかに切り出した後、必要に応じて調整し稜を形成している。
出土地 秋田県北部 縄文中期後半

丁寧な両面調整。箆の角度作りが絶妙。
後半部欠損、惜しい!
出土地 青森県西部 縄文中期

側方がえぐられ下方が広がっているタイプ。
出土地 秋田県中部 縄文中期

上記と全く同じ形態なのが、石箆の定型性の強さを物語っている。
上記出土地から当出土地までは直線距離で200キロはあると考えられる。
 
 また、この石箆は両面にアスファルト痕が認められ、木製の棒とかの先端にアスファルトで固着させ使用したものと推定される。
石箆で明らかなアスファルト痕があるものは非常に珍しい。
とても繊細に調整された石箆。
当時の技術力の高さを伺わせる逸品。

青森県西部出土
一応、石箆に分類しました。
何処かの博物館で、同じ形状のものを見たことがあります。

青森県西部出土
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石器はすべてサヌカイトです
東北ではサヌカイトは出ないのですか。
>与四郎様

すごいですね
旧石器ですか?? もしくは縄文草創期??

なんだかとんでもない大量の石器ですね
そして途方もない大型尖頭器
石器製作工場だったんでしょうか??

そうなんです、とてつもない石器工場遺跡には間違いないですね
旧石器から新石器〜数万点の資料がでています
他の遺跡から同じ石器があまり確認されていないのが不思議です
その地域のグループ共同体が確立していたかもしれません、
以前は採集家達がいましてサヌカイトであれば何でもかんでも拾って帰る人たちもいました最終的に完全体の尖頭器のポイント〔工房跡〕が発見できました
いい思い出です。
この資料は地元研究グループに管理お任せしました。
与四郎 さん

長らく気づかず放置していました。御免なさい。
サヌカイトは東北ではほとんど見ません。
サヌカイト専門の石器というと近場でも飛騨高山とかのイメージが・・
友人がその辺の出土品を持っているという影響もありますが。

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