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インドの聖者・スンダル・シングコミュの霊界の黙示 一人の善人と一人の盗賊

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ある時。入神において、聖者の一人が、次の話を詳しく物語った。

一夜遅く、比較的善い人が、必要な仕事を成す為に隔たっている処へ行かなければならなかった。

彼が行くと、ある商店へ盗賊が入って来た。そこで彼は、
「汝は他人の所有物を盗んで、人に危害を与えてはならない、それは大いなる罪である。」と言った。

すると盗賊は答えた。
「お前がもし、安全に出て行きたいと思うならば静かに去れ、そうでないとお前の為にならぬ事が起こるぞ」と。

善人は努めて彼を制したが、盗賊は聞かなかったから、大声で叫んで隣人等を呼び始めた。

すると、人々が盗賊を捕らえようとして走り出た。

然し善人が盗賊を訴え始めると、盗賊の方でも同じ様に言い返して、善人に罪を帰した。
「そうです。この男は外見は甚だ謹直らしいが、現在盗みをしている処を私が捉えたのです。」と。

彼等は証拠がないから両方を捕縛し、同室に入れて、錠を下ろしてしまった。

そして、一人の巡査と他の人々とが、隠れて、2人の会話を聞いていた。

すると盗賊が共に縛られた人を嘲笑して言った。
「私は巧くお前を捕らえただろう。私が黙って出て行けと言っただろう、お前の宗教がどんな風にお前を救うのか拝見してやる」と。

これを聞くや否や、巡査は戸を開いて入り、善人を解き放ち、彼を褒め、また褒美を与え、盗賊をば鞭打って、牢屋に入れた。

そのように、この世に於いても、善人と悪人との間に、或る程度の審判がある。

しかし、充分の刑罰と報償とは、来るべき世においてのみ、与えられるのである。

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