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ブリヤート・Буряадコミュのウスチオルダ・ブリヤート自治管区の運命

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本日4月16日、ウスチオルダ・ブリヤート自治管区にてイルクーツク州と合併するかいなかを決定する投票が行われます。
雰囲気からすればおそらく併合に賛成の票が反対の票を「集計の発表」において上回るのではないかと考えます。
民族の名前のついた行政区画がなくなるということは、その民族において自分たちの土地と呼べるものがなくなることを意味するように感じるのですが、大きなものとくっつくことによって得られる利益(本当に利益がもたらされるのか)に目がくらめば賛成で合併となるでしょうねえ。ウィキペディアで確認したところロシア人57%、ブリヤート人36%では投票で決めていいものかどうかも疑わしいと思うんですが・・・
もちろん、民族の名前のついた行政区画をじゃまっけに思っているように見え、できるだけ中央に権力を集中したい某大統領はこれを歓迎しているようです。

ソ連崩壊前、ソ連の政策を否定的に見る人々はソビエトでの民族抑圧を書きたてていました。(アメリカ人のインディアン虐殺とリザベーションへの押し込めのほうがもっとむごいと思うのですが、そういうことを振り返る能力がない人も数多くいます)ほかの国から比べれば、民族共和国や自治を与え、言語や民族幹部に対するアファーマティヴアクションをおこなったをみればまだましだったと考えます。
ただし、少数民族にとってプラスだった遺産は今の大統領になって少しずつ削られているように思います。
この併合もそのような動きのひとつと認めることができるように思います。

なお、3月10日、ブリヤート共和国の首都ウランウデではこの問題に関する円卓会議が開かれました。
また、3月21日にはこの併合の動きに反対する人々によるデモがありました。
デモは、「特殊任務」にある人に囲まれ、旗は揚げてもよいが、声を出すなといわれ、さらに30分後解散せよといわれたそうです。(もちろん予定通り30分で解散しました)
このデモを組織した中心メンバーの人々は首にするようやはり「特別任務」をおこなう団体が圧力をかけている模様。

他国のことを「非民主主義国家」と非難できるような国にいないのですが、ここまでやるかなと思います。

コメント(12)

http://www.annews.ru/modules.php?name=News&file=article&sid=38728

こんな記事が出てました
日本でも直接抗議に出た人がいるようですね。
ここにある写真を見れば一目でそれがロシア大使館だとわかるはずです。


http://www.buryatia.org/
これは文字通り塗りつぶされてしまうようなかんじですね。
地図をみれば、自治管区っていうのがそもそも、とりあえず行政上の区切りつくりましたからどうぞ(小さいけどね)、みたいな印象をうけてしまうのですが、それでもはっきりと標榜できたからよしとしていたものを。と思ってしまいます。

たとえばブリヤートのイベントなんかがあれば必ずウスチオルダとアガから代表団が参加していたのが、まず(ウスチオルダは)有志なって、、、という流れになっていくんでしょうか。
ウスチオルダ内で民族関係の(まあ学校を作ったりなんかは無理にしても)祭事のようなレベルのものも公的にはむずかしくなってくるんでしょうかね・・。どうなんだろう。

ブリヤートとは関係ないんですが、ついでにwikiでエヴェンキ自治管区を見てみると、やはり2007年にクラスノヤルスク地方に併合と書いてますね。そんな流れになってたのか・・。
連投スミマセン。

うーむ、ソ連の中央集権主義(ですか?)の伝統を、アメリカが先端を行く経済至上主義(っていうんですか?)に沿って「完成にちかづけていこうとする」ようなふうに思えてしょうがないです。意図はともかく、流れが。
>庵雅楽こさま
結局、併合が決まりました。
その後併合されるところでブリヤートらしさが残るのかはよくわかりません。
ウスチオルダという地域がブリヤートの民族自治の形式を残したままイルクーツク州への併合となればいいのですが、望むことはできないでしょう。とまれ、ブリヤートがそれまで三つ持っていた国会への議席をひとつ減らすことになったことだけははっきりしています。
民族の名前がついていれば当然認められる民族語における教育権などの問題がどう転ぶのかもまだはっきりしません。
民族地域をどんどんつぶしていく運動はコミペルミャクの併合が一番初めじゃないでしょうか?

へんな訳だけどこんなものがあります。

−(2005年)12月1日ロシアに新たな自治体が正式に誕生した。これは、ペルミ州とコミペルミャク自治管区が合併して誕生したペルミ地方のこと。ロシア連邦新自治体(ペルミ地方)形成法にもとづき、2005年12月1日よりペルミ州とコミペルミャク自治管区はロシア連邦の自治体として存在しなくなる。これはロシアの地方自治体を合併するという最初の試みである。

ソース:
http://www2e.biglobe.ne.jp/~tis-russ/IZV.htm

エベンキ自治管区、ドルガンネネツ自治管区もそうですが、まず弱いところから着々と攻めていって、本陣も落とそうとしているかもしれません・・・
>アンガラこさま

地方行政単位の規模が大きくなる傾向は世界的傾向なのかもしれません。アメリカは知りませんが、日本もどんどんと地方自治体同士が合併してますし、モンゴルも今までの県制をやめてさらに大きな単位にしようとしてます。
今までの自治体の規模以上のものをコントロールできるようになったのはコンピューターと記憶装置の拡大(いまやGBの1000倍のTBが現れる時代)などがあるように思います。
コントロールの可能性から予算も単年制から複年性(2年とか3年)になって行きます。
大きくなる分、人とそれを管理する側の距離は広がる様な気がしますが・・・。
効率という意味での経済至上主義というべきなのでしょうか。
支配者による個人管理の可能性の拡大と強化というべきなのでしょうか。
ロシアのネットが日本で非常に重く感じられるのは、シベリアのサイトもモスクワを取っていくからだととある友人は言ってました。この件に関してわれわれが調べた情報もどこかで「管理している」大容量記憶の中に納まっている可能性がありますね。
とにかく、息苦しくなることは確かです。
ロシア大使館でブリヤートの旗を振っていると思われる写真
もともといつこのような合併話が始まったのか調べてみました。

http://www.regnum.ru/news/34671.html

によると2002年5月28日に初めてのワーキンググループが発足した模様。書き方の問題なのかもしれませんが、イルクーツク州がリードしていたようにも見えます。
このワーキンググループの長をしている人曰く、「(イルクーツク)州と(ウスチオルダ民族)管区の合併は不可避である。」
なんか、悲しい出来事に思えます、
アメリカとは違う、多民族国家としてのロシアも魅力的だったのですが、
表面上、多民族国家と言うことが判り難くなって行くのですね、
残念です。
>HOBOCTbさま
レスが非常に遅くなりました。
国内にいる非主流民族はどの国でも「不安定要素」なのでしょうね。そのような人々の多くのことを決める権利を取るのが中央としては「当然の姿勢」なのかもしれません。
併合後にも一応「特別な地位」として自治を認められると入ってますけど、併合するときに約束した多くの甘言が果たされずに握りつぶされていくような気がして心配です。
併合がどうしても免れないのであれば、せめてイルクーツク州じゃなくてブリヤート共和国に編入すればよかったのに。。なんて思います。飛び地になりますが・・・。
>LingMuさま
ブリヤート共和国にいる人が主張するところも、併合するならブリヤートにという主張なんですよね。
ロシア政府の見解ではマトリョーシカ状態になっているところは周りを囲んでいる行政組織と一緒にするということだそうです。とすれば、アガ・ブリヤートにも同じ運命がまっているし、北カフカスのアディゲ共和国にとっては民族自治を行う土地がなくなるという大問題が起こるということになりそうです。

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