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山上智の速報コミュの平成のXファイル・奇怪・9NO−186

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名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。

皇宮警察本部「IGH(Imperial Guard Headquarters)」が筆者の所のパソコンにハッキングされてからのハンターは腹が立ったのか、何か相手のパソコンの動作を鈍らせるウィルスやらを作ったようだ。しかし、ここのパソコンから送り込むと判ってしまうということで、インターネット喫茶に出かけて行った。
しかし、何故なのだろう?
宮内庁が筆者に興味を持つ意味が判らない。宮内庁といえば陵墓の管理も含めているはずで、様々な天皇陵を見に行ったが、中でも天智天皇陵の警備が厳重だったことと、聖徳太子廟だけに菊の紋章があったのを覚えているだけである。
などと想像している時に、携帯のメールの着信音が鳴った。いつものようにKからのメールだった。

「双子のはずが・・・・ミステリー」
NO−186「読売新聞」1992年6月23日〜東京都

タイトルからすると、「バニシング・ツイン」と呼ばれる現象ではないだろうか。妊娠のごく初期に、双子のうちの一方が成長を止め、母体に吸収され消えてしまうことがある。これを「バニシング・ツイン(消えた双子)」という現象だ。
これくらいの知識はあったのだが、本文に何が書かれてあるのか分からないので調べようがなかった。
あせっていてもしょうがないと思い、一人でコーヒーを入れようと立ち上がった時にハンターが帰って来た。
開口一番、「うまくM−30というウィルスを皇宮警察本部と宮内庁に入り込ませたわ。これで一週間ぐらいは、混乱するはずだわ。」
笑顔のハンターを見ていると、心がなごむから不思議である。
すかさずKからのメールを見せた。すると喜んだようにパソコンにネットを繋ぎキーボードを打ち始めた。しばらくして、いつものように紙面が現れた。

妊娠直後の診断では双子だったはずなのに、生まれるまでに一方が母体内で消えてしまい、一人だけが生まれてくるという不思議な現象が多いことが分かった。
この「消えた双子」の数は、実際に生まれた双子の二倍にのぼると見られている。
双子の一方が死ぬのは、胎盤への定着状態が悪かったことなどが原因と見られるが、大部分は妊娠初期に死亡する。その組織が胎盤に吸収されて微細な痕跡しか残らないため発見は難しい。

このような内容だ。
やはり「バニシング・ツイン」の現象である。これを研究している機関がアメリカのメリーランド州立大学だったと思う。
ハンターに命じて、探させることにした。しかし、メリーランド州立大学には見当たらないとのことだった。
ハンターがパソコンで調べていると、Mothers of Twins Clubs というサイトを見つけた。
しかし、このサイトにはあくまでも双子の成長記録や双子の類似性を研究する機関であった。
しかたがないので、UFO大原研究所に行くことにした。大原は若い頃からの友人でUFOや不可思議な事を収集して研究しているのだ。大金持ちのボンボンなので金にあかせて情報を集めてUFOの存在を証明しょうとしているのだ。
東京の一等地の自宅の地下室を研究所にして、5人ぐらいで運営している。表向きは、大原宇宙研究所という看板を出しているが、内情はUFO専門なのである。
彼とは5年ぶりの再会である。それでも筆者とウマが合うのか歓迎してくれた。他の研究員たちも顔見知りで、口々に「めずらしいですね。」等と口々に挨拶をくれた。大原は自分の5坪ほどある個室に案内してくれた。
「何の用なんだ。お前さんが来る時は決まってUFO関係で行き詰ると来るのだからな。」そういいながらコーヒーを入れてくれた。
筆者がUFOを否定している事は彼が一番良く知っていた。
「いや、今回はバニシング・ツインのことで話を聞きに来たんだ。」
「そうか、消えた双子の話か。」
彼は、双子のシンクロニシティやテレパシーの事も研究しているので、話しは早かった。
自分で入れたコーヒーをすすりながら、大原は知っていることを話し始めた。
今回は、彼の話を報告書にまとめてみることにした。


報告書No−186
もともと双子の妊娠は、早産したり、胎児の発育が著しく遅れたりといった問題が起こりやすい。特に一卵性双生児は、共有する羊水や胎盤を介して臍帯血流の取り合いをしてしまうため、その危険が高いのだ。片方が大きく育っても、もう片方が小さいままだったり、片方が多血症で赤くなり、もう片方が貧血で青白くなるといった不均衡が生じるケースがある。この危険な状態を双胎間輸血症候群という。発症率は約30パーセントといわれている。放っておくと2人とも胎内で死亡、あるいは生まれてきても脳障害が残ることがあるという。
しかしバニシング・ツインの場合、残った方にも母体にも影響はなく、胎児は普通に成長して生まれてくる。片方が成長を止め、消えてしまう理由についても、まだよくわかっていないのだ。
胎内で双子の一方を亡くした人達が、その時の恐怖や喪失感を無意識に覚えていることがある。これをバニシングツイン・シンドロームという。
双子を妊娠したと知った母親は、初めての子供を2人も育てられるだろうかという不安を抱いた。経済的な理由もあり、2人は無理だと思い続けていたところ、双子の片方が消えてしまったという。一方、無事に生まれてきた双子の片方は、ずっと自分には兄がいた気がしていた。しかも「母親のために消える」というような記憶もある。10歳のころ、母親にその話をしたところ、初めて消えた双子の話を聞かされた。
また、アメリカのボブという男性は、母親の胎内で双子の兄弟が消えてしまったときの苦しみや寂しさを覚えていた。双子の妊娠を喜ばなかった母親の気持ちが、兄弟を殺したと感じ、自分もまた殺されるのではないかと怯えていた。兄弟を救えなかった自分を恥じ、生き残ったことを後悔していた。ゆえにボブは母親と、死ぬことを恐れ、自分の力不足を恥じる人生を送るようになった。何事も完璧にこなす努力をして、自分の心の傷を癒そうとしても、母親の胎内で経験したように、また何か悲劇が自分を襲うのではないかと恐れずにはいられないという。
妊娠過程で双子になった受精卵のうち、3組に2組は片方が消えているという調査報告もある。双生児は潜在的にはもっと多いというわけだ。
このように胎児が母親の胎内で経験したことが、後の人生に大きな影響を与えている。これまで双子の調査で分かったことは以上である。
しかし、母体の中の胎児が記憶を潜在意識の中に内包しているということは今後の大いなる課題であろう・・・・

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