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F1初心者の会☆コミュの2007F1総集編〜後編〜

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただき、ありがとうございます☆

さて、2007年F1総集編!の後編ということで、第8戦フランスGP以降のお話をっしていこうと思います☆
シーズン中、見逃したレースなどがあれば、必見ですよ☆

※作ってみたは良いものの結構長くなってしまいました^^;ご了承ください・・・。
その分、今年は後半戦のほうが中身が濃かったってことです☆


総集編(前編)はこちら
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=26331001&comm_id=461146






【入魂1発!ライコネン2連勝!】
モナコGP以降、マクラーレンに先を越される展開が続いていたフェラーリチーム。北米ラウンドが終わり、ヨーロッパに戻るとドライバー、チーム両方で15ポイント以上の差をつけられていました。
「このままでは、まずい」チームは、王座奪還のためにマシン開発の強化。スタートダッシュが効かない弱点の克服に専念します。ライコネン、マッサの両ドライバーも気合を入れ直し、いざフランスGPへ。
そうすると、好調マクラーレン勢を押さえ、マッサが予選1位!スタートでも今までミスが続いていたライコネンが素晴らしいスタートを切り、2位に浮上します!結果ライコネンがマッサを逆転し、ライコネンがシーズン2勝目を獲得!逆転不可能に近い「26ポイント差」を縮めにかかります☆

続くイギリスGP。ハミルトンの母国ということで完全なアウェイでしたが、黄金時代のフェラーリが得意としていた「ピット戦略」でアロンソを0,7秒逆転!見事2連勝を成し遂げます☆
チームメイトのマッサも、この後のヨーロッパGPで2位、トルコGPで優勝と、こうしてフェラーリチームはシーズン前半にはなかった勢いを取り戻していくのです☆




【アロンソとハミルトンの確執、マクラーレンの悪夢再び】
第11戦ハンガリーGP。ここで、少し懸念されていたことが明るみになってしまいます。それは「アロンソとハミルトンの確執」
事の発端は、ハンガリーGP予選第2ラウンド、タイムアタック中のアロンソをハミルトンが進路妨害したというもの。本人は悪気はなかったといっていますが、これに頭がきたアロンソは、第3ラウンド終了2分前で、ピットに長く居座りハミルトンのタイムアタックの時間を失くしてしまう行為をしたのです。これにより、アロンソはペナルティを受けグリッド(スタート位置)の降格処分。結果、ハミルトンがシーズン3勝目を飾りハンガリーGPは終了しました。
本来ならアロンソをエースと位置付け、ハミルトンをそのサポートに回し、1年目は「経験と勉強」の期間にするというのがチーム側の当初の考え方だったと思います。ところが、現状を見てみるとドライバーズランキングを独走しているハミルトン。いくら新人といえども、ラインキング1位のドライバーを「エース扱い」しないわけにはいきません。チーム内での待遇は、王者アロンソよりも新人ハミルトンを重視するようになっていきました。そう、アロンソにとってはこれが気に食わなかったのです。
ここから、二人はろくに会話するどころか目も合わさなくなりました。まるで、20年前の「セナとプロスト」を見るかのように。。。

※20年前のセナとプロストについて
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14808435&comm_id=461146





【2007年最大の分岐点、イタリアGP】
フェラーリチームの反撃、チャンピオン争いをする2人の確執。さまざまな事が起きる中、舞台は伝統の第13戦イタリアGPモンツァサーキットに移ります。ちょうど1年前、10年以上にわたりF1の頂点に君臨してきたミハエル・シューマッハが「これが僕にとって最後のモンツァでのレースになる」と言って、現役引退を表明した場所です。
地元イタリアファンのお目当ては、もちろん彼らにとってのヒーローであるフェラーリチーム。特にシューマッハの後継者として加入したライコネンに注目が集まりました。
土曜日の朝、フリー走行3回目。そのライコネンがマシンの姿勢を見出し大クラッシュ!高速サーキットであるモンツァが災いし、時速300kmから防護壁に激突するというひどい衝撃のクラッシュでした。このクラッシュでライコネン自身、大きなケガはなかったものの、首や背中を激しく痛めたことは否めませんでした。
「あれだけの事故だったから、ライコネンは欠場するのではないか?」という噂まで流れましたが・・・
事故から約2時間半たった公式予選。ライコネンはフェラーリマシンのコックピット(運転席)に座っていました。

「フェラーリのエースであるという責務、そしてチャンピオン争いが残っているのに、これくらいのケガで休んでいる暇はない!」

チームのため、モンツァに駆けつけてくれた多くのフェラーリファン「ティフォシ」のため、そして何より自分自身のチャンピオン獲得のために、ライコネンは痛む体に耐え、予選・決勝と走りきったのです!
結果は、アロンソ、ハミルトンに次ぐ3位でしたが、ここでライコネンが得た6ポイント。今思えば、この6ポイントから全てが始まったのかもしれませんね☆




【マクラーレン、チームランキングで失格処分】
第14戦ベルギーGP前、衝撃のニュースがF1関係者とファンを襲います。
「マクラーレンチームの2007年のコンストラクターズ(チーム)ポイントの剥奪」
理由は、マクラーレン側がフェラーリチーム内にスパイを忍ばせ、フェラーリ側の機密データを持ち出し、マクラーレンのマシン開発に流用していたというもの。これにより、マクラーレンは2007シーズンの全チームポイントを剥奪。実質的にチームタイトルから除外されるという厳しい処分をうけました。
しかし、アロンソとハミルトンの各ドライバーポイントは、「今回の一件は、チーム側で行われていたもの、ドライバーに罪はない」として、それぞれのポイントはそのままで処分なしということになりました。
とは言っても、シーズン後半に盛り返してきたフェラーリ勢に圧倒される形で、ベルギーGPはライコネン1位、マッサ2位、アロンソ3位、ハミルトン4位という結果になります。
これにより、一時は10ポイント以上の貯金を作っていたハミルトンですが、ベルギーGP終了時点で・・・
1位:ハミルトン 97ポイント
2位:アロンソ  95ポイント
3位:ライコネン 84ポイント
4位:マッサ   77ポイント

ハミルトンの貯金はわずか2ポイントになってきていたのです。逆に射程圏内に入ってきたのが、アロンソとライコネン。ここから、F1史上最もといって言いくらいの、短くて長い、壮絶なチャンピオン争いが展開されるのです。




【まさかの10対0〜その1「日本GP」〜】
ヨーロッパを離れ、2007年シーズンの終盤戦「アジアラウンド」に突入しました。次の第15戦日本GPは、30年ぶりの開催となる富士スピードウェイでのレースです。
止まない雨と濃い霧に包まれた、土曜日の公式予選。最後の最後でハミルトンがベストタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得。ここで優勝すれば、史上初のルーキーチャンピオンに王手をかけられます。
そして、土曜日より雨が強くなった日曜日の決勝。水しぶきで前が見えない。路面はいつも以上に滑りやすい。ハミルトン1位、アロンソ2位の展開でレースは進んでいきます。そして・・・
この難しいコンディションでミスを犯したのは、アロンソでした。水溜りを踏んでしまい、コントロール不能→クラッシュ。日本GPはリタイヤ、0点です。
ハミルトンは、1位を死守しゴール。ライコネンも一時は後退したものの、終盤の猛烈な追い上げで3位を獲得し、チャンピオン争いも首の皮一枚残ることができました。
一方、「10対0」で絶体絶命に追い込まれたアロンソ。
ハミルトンを2ポイントまで追い詰め、逆転王座の射程圏内に入っていたのに・・・まさかの0点。
まるで、昨年の鈴鹿「Mシューマッハ対アロンソ」の再現かのような結末でした。
また、世代が入れ替わる予兆なのか、それとも・・・




【まさかの10対0〜その2「中国GP」〜】
日本GPが終了して、ハミルトンとアロンソのポイント差は12ポイント。ハミルトンが2位以内でゴールすれば、チャンピオン決定という9割9分決定しかけているレースが予想された。中国GP。
予選も、まるで王座に導かれたかのようにハミルトンがポールポジション。この時、誰もが「2007年のチャンピオンはハミルトンだ」と確信していたでしょう。
でも、F1というのはそう簡単にチャンピオンなんか獲れない。それを教えてくれるレースになるのでした。
トップでスタートしたハミルトン。ライバルに抜かれまいと、必死に逃げました。いつも以上のハイペースで逃げたハミルトン。しかし、これが逆にタイヤの消耗を早めてしまい、ハミルトンを苦しめることになるのです。途中からペースはガタ落ち、タイヤ交換のためにピットに入ったときでした。入り口の左コーナーを曲がりきれずコースアウト
リタイヤという結果に終わってしまうのです。
普通どおりに走れば、チャンピオンになれたはずの、このレース。いかに新人にとってチャンピオン獲得が難しいのか、それを思い知らされるレースとなったのです。
これにより、ライコネンが優勝、アロンソが2位でゴール。
ハミルトン107ポイント、アロンソ104ポイント、ライコネン100ポイント。
21年ぶりの「3つ巴の最終決戦」で、南米ブラジルに向かいます。




【みんなの“逆転すればいいなぁ”が現実に、最終戦ブラジルGP】
1986年以来、3人のドライバーによる最終戦でのチャンピオン争い。その舞台は、ちょうど1年前、皇帝ミハエル・シューマッハが現役を去ったブラジル・インテルラゴスです。ポイントランキングを見ると、どう見てもハミルトン有利な展開、逆転できるとすれば、アロンソしかいないだろう、という予想でした。しかし・・・「チャンピオンをあきらめていない」男が一人いたのです。
スタート直後、ライバルに先を越されたハミルトンは、焦りからコースアウト、さらにトラブル発生と、まさかの失速で7位ゴール。アロンソもペースが上がらず、ギリギリの3位ゴール。マクラーレン勢が苦戦する中、もう一人のチャンピオン候補は、その少ないチャンピオン決定条件をクリアするために、必死で1位を目指していました。
2回目のピットで同僚マッサを逆転!そのまま1位でゴールしたのです!
誰もが、「希望的な予想」をしていた結末になったのです!

2007年ワールドチャンピオン、キミ・ライコネン。



【無冠のヒーロー、苦労が報われる】
2007年の大混戦だったF1で、見事初のチャンピオンを勝ち取ったライコネン。クールな表情と誰よりも熱い走りを見せてくれることから、日本にもファンは多いです。しかし、いつもはクールに振舞っているものの、これまでのF1人生は苦労の連続でした。
2001年。F3はF3000(現在のGP2)などの参戦経験がないまま、ザウバーチームからデビュー。天才的な才能を評価され、2002年からは名門マクラーレンチームに移籍します。当時、F1の頂点にいたのは皇帝シューマッハでした。小さい頃からの夢だったワールドチャンピオン獲得、そして何より自身の初優勝を成し遂げるためには、シューマッハという大きな壁を越えなければいけませんでした。
2002年フランスGP、初優勝までラスト5周まできてシューマッハの猛烈な追撃に屈し、初優勝ならず。翌2003年はシューマッハとチャンピオン争いをしますが、2ポイント及びませんでした。最強マシン「MP4/20」を手に入れた2005年、ライバルは同じ2001年デビューのアロンソでした。しかし、速いけどすぐ壊れるマシンに悩まされ、同期のライバルにチャンピオンを奪われます。2006年はついにシーズン0勝という屈辱。
こうしている間に、ずっと目標にしていたシューマッハを、アロンソは2年連続で倒し、F1界の王者に君臨していたのです。

2007年、皇帝の引退に伴い、新天地フェラーリへ。
思うように操れないフェラーリマシン。気づけば古巣マクラーレンに移ったアロンソと新人ハミルトンがチャンピオン争いをしている。さらに「跳ね馬」のエースという重圧に、何度も屈しそうになったライコネン。しかし、彼は諦めていませんでした。
「ワールドチャンピオンになりたい。何としても、逆転して勝ち取る」
この信念が、彼を常に奮い立たせ、いつもよりもう1歩踏ん張る力を生み出していたのかもしれません。

思い出してみてください。
もし、日本GPのレース終盤、3位表彰台を諦めて、コースアウトギリギリの走りにブレーキをかけていたら・・・
もし、イタリアGPの大クラッシュでの怪我で、あのレースを欠場していたら・・・
もし、イギリスGPでのアロンソとのピット戦略勝負で、磨り減って使い物にならないタイヤでも歯を食いしばって最速タイムで走れていなかったら・・・
もし・・・シーズンのどこかでライコネン自身が、逆転チャンピオンを諦めていたら・・・

どれか一つでも当てはまっていたら、ライコネンはチャンピオンになれていませんでした。
F1でチャンピオンになるために、必要なことはたくさんあります☆
「ミスをしないこと。速く走ること。そして・・・チャンピオンにこだわれること」
それを教えてくれた、2007年シーズンでした☆




いかがだったでしょうか??
結構長くなってしまいましたが^^;
さて、早いもので2007年も本当に年末になってしまいましたね☆
本当に、今年も「F1初心者の会☆」にご参加いただき、ありがとうございました☆
こうやって2007年は劇的な形で幕を閉じましたが、逆にこの結果だからこそ!2008年シーズンに対する期待や楽しみも増えたと思っています☆
また、来年もF1を分かりやすく!伝えていければと思っておりますので、よろしくお願いします!!

本当に1年間ありがとうございました☆
また、来年もよろしくお願いします☆

また、質問やシーズン通しての感想、エピソードなどありましたら、どんどん書き込んでください☆

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